講演の要点をおまとめします。
変化し続けるmarketing活動に求められる要件とDigitalへの期待値
矢部真史氏(IBM Marketing & Communications, Cloud Unit, Portfolio manager)
- Digital性→大きな基盤になるという立ち位置
- What to do: 顧客体験の提供、新しい事業機会(組み方、協働の仕方)←単なるチャネルのひとつに捉えるのは勿体ない
- How to do it: 新たな人材の採用・登用
- Need to do: デジタルに対する認識の変化(単なるチャネルの追加→顧客体験提供のための基盤)
* CMOのアンケートから分かった見地 - **他業界**からの競合台頭を脅威に感じている - 次世代を担う"ハイテク"として「クラウドコンピューティング」「モバイルソリューション」「IoT」「コグニティブコンピューティング」を挙げている - テクノロジーが更新しようと、**顧客体験の創出**を一番重要と考える人が多い - 顧客アプローチ: **個々の**客へのアプローチを考えているが、Face to Faceより、**デジタルテクノロジーを活用した接点の強化**を望んでいる - マーケティング部門の働き方がよりデータに基づいたものになっていく - デジタル化の進展により、「データの爆発的増加」が最大の課題であると認識している
IBMの取組み
※営業的側面がないこともないので、興味がある方のみ目をお通しください
- コンサルティング
- Interactive Experienceというキーワードのもと、Agile開発方法などの支援している。
- 例:IBMデザイン思考、プロトタイプ思考など
- テクノロジー(Digital Marketing補助ソフトウェア)
- Journey Designer and Journey Analytics
- IBM Marketing Cloud
Bluemixの概要ご紹介 – Digital Marketingの手軽な実現方法 -
佐藤光太氏(IBM Cloud Software事業部 Bluemix テクニカルセールス)
AKBメンバーとの相性チェックアプリ
- ツイッターアカウントがあれば、ツイートの感情分析をもとにマッチするメンバーが出現する(by Watson)
- Bluemixを活用して、わずか3日で作成した。


IBM Bluemixの提供するもの
「超高速にアイディアを形にする力」
1.高速なサーバー構築(クラウドの契約だけでいいので、30秒で済む)
- ダッシュボードから簡単にアプリ制作スタートできる
- Web? モバイル?選択
- 言語選択、アプリ名指定すれば、もう開発環境が整う
2.自由に組み合わせ可能
柔軟な開発環境は、新しいアプリ開発アイディアの礎になる。佐藤氏は、「ROCK FES. x IBM」なるアイディアを昼食の合間で考えた。参加型FES(例:スマホを振るとドラムがなる)をアプリを通して実現させることができる。
Bluemix が変えるMobile / IoT / Cognitive の未来
手塚康夫氏(株式会社ジェナ 代表取締役社長)
- ジェナの取り組み
- IoT, Robotics, AI向けアプリ開発も始める
- "seap"(クラウドアプリ開発プラットフォーム) ← 5万台以上
- Think UI / UX First!
デバイス + テクノロジーという組み合わせがもたらす可能性
- ワインの運搬時/保管時の品質管理アプリ
- Node-REDでわずか半日でアプリ開発(要件定義からの複雑なプロセスを簡略化できる)
- IBM Watson + IoT→人間的な情報の収集/分析が容易になる

- 小売
- SNSや天気情報から最適な商品の仕入れを予測する/仕入れ方法の提案
- TwitterのAPIと連携して発現頻度の高いKWをPick up
- 天気情報のAPIと連携
- 顧客動向のリアルタイム分析
- 顧客の待ち行列/顧客の感情(接客の最適化)
- Pepperが人数計測のセンサーに加え、接客の補助も行う
- スポーツ
- GIANTS Hackathon → 応援の熱量を可視化

**大病院内での患者さんの行動サポートに貢献することができる!**
ユーザー事例から見るBluemixの魅力と可能性
宋珠憲氏(IBM クラウド・エバンジェリスト)
- イベント:SmartCamp
- スタートアップ支援プログラム/Developer支援
- IBM Cloud Community
- Hack + Marathon = Hackathon
- 初対面のメンバーがチームを作りビジネスアイディアを生み出す。
- ao
- ユーザの行動をサポートする小型デバイス
- 音を録音、行動をデータとして可視化→日記風に管理
- ハタプロ
- ガリバーと提携 社内の安全や健康を管理するデバイス
- kiwi
- wearable
- The North FaceとIBM
- 会話型ショッピングサポート
- シェフ・ワトソン
SIer目線でみたBluemix - Bluemixハッカソン、Watson ハッカソンでの知見
常田秀明氏(日本情報通信(NI+C)株式会社 クラウド・エバンジェリスト)
- Bluemixを入れることで新しい可能性
- docker, openstack cloud foundry, openwhisk, spark, blockchain
- Cloudサービス利用で、Agile開発の実現を容易に
- PaaSとしてBluemix活用できる
- SIerの役割も変化(PaaS提供とともに共同開発など)
1.りこなび
- ハッカソンから生まれたアイディア
- 思いがけない寄り道体験をリコメンド
- ユーザインサイト分析xスポットリコメンドxナビゲーション(寄り道ルート)
- Watson+Bluemix
- 自然言語処理が簡単になった
-
Node-RED: IBMのオープンソース。Bluemix以外でも自由に利用する事ができる。
GUIエディットとして、本番環境移行時の仕様書作成など多くの点で利用価値が高い
2. 3d-daichi
- Dance with 3D DAICHI
- ファンのInstagramと三浦大知のInstagramのデータ比較から相性度を診断するサービス
- Watson Visual Recognition(画像の成分分析)