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IBM Log Analysis with LogDNAで構文解析ルールの作成をしてみる

Last updated at Posted at 2022-06-17

記事の内容

本記事ではIBM Log Analysis with LogDNA について概要説明と、Web UI を使用して、検索を拡張するために使用できる構文解析ルールの作成をします。

IBM Log Analysis with LogDNA とは

IBM Log Analysisは、IBM Cloud 内のシステムとアプリケーションのログを管理できます。
管理者、DevOps チーム、および開発者に、ログ・データのフィルタリング、検索、およびテール、アラートの定義、そしてアプリケーションとシステムのログをモニターするカスタム・ビューの設計を行うための拡張された機能を提供します。

Log Analysisを使ってみる ~構文解析ルールの新規作成・取り込み~

ログ・レコードを分析するために、構文解析ルールを作成し、ログ行の情報を他の構成設定で使用できるフィールドとして表示します。
デフォルトでは、以下の図のように、「logSourceCRN」と「saveServiceCopy」が表示されていますが、こちらに、日にちの「TimeStamp」を表示するようにルールを作成します。
image.png

以下の3つの手順で行います。

  • Log Analysisのダッシュボードへアクセス
  • 構文解析ルールの作成
  • 構文解析ルールの取り込み

※ メールやslack等へのアラート通知設定については、Activity Trackerと同様です。以下の記事を参照下さい。
IBM Cloud Activity Tracker with LogDNAでIBM Cloud Databases for EnterpriseDBのイベントを監視及びSlackでアラート通知をしてみた

Log Analysisのダッシュボードへアクセス

1. リソース・リストから「IBM Cloud Log Analysis with LogDNA」を選択します。
2. 右上の「ダッシュボードを開く」を選択します。

3. ダッシュボードを開くと選択したリージョン内で発生したログを確認することができます。
image.png

構文解析ルールの作成

  1. 構文解析ルールのテンプレートを作成します。
    画面左側にある設定から「Parsing」を選択し、「Create Template」を選択します。その後、構文解析ルールの名前を変更します。
    image.png

  2. ルールを作成するためのサンプルログを選択します。
    「Choose a sample log line to begin building your template」の「Find an exiting log line」を選択します。
    image.png

  3. サンプルログとして、日にちが表示されているログに関するワードを入力します。
    「message」と入力したところ、タイムスタンプとして利用したい「22022-06-02」が含まれたログが表示された事が確認できます。確認後、画面下部にある「Build Parsing Template」を選択します。
    image.png

  4. 続いて、サンプルログから日にち部分を抽出します。ログからデリミタ、特に「:」で分割ができそうなので、「Choose an Extractor」の「Extract Values By Delimiter」を選択します。
    image.png

  5. デリミタとして「:」を入力します。その後分割されたログの中から日にちが含まれているものを選択します。
    image.png

  6. 今回は「2022-06-04」を抽出したいので、「"2022-06-02T14」を選択し、その後、トリミングをするべく「Choose an Operator」内の「Trim Values」を選択します。
    image.png
    image.png

  7. 選択したログがStringとして表示されていることを確認します。その後、トリミングした場所に沿って、Index RangeのStartとEndを入力します。今回は、「"2022-06-02T14」から「2022-06-02」を抽出するので、Indexは0から数えるので、Startに「1」、Endに「11」を入力します。Outputとして、「2022-06-02」と表示された事が確認できます。
    image.png

構文解析ルールの取り込み

  1. 作成した構文解析ルールを取り込みます。「Choose an Operator」の「Capture in Field」を選択します。
    image.png

  2. 作成した構文解析ルールの名前を作成します。Field Nameに「TimeStamp」と入力します。
    以上で構文解析ルールの設定は以上です。「Proceed to Validation」を選択します。
    image.png

  3. 作成した構文解析ルールが適用された際のをサンプルログが表示されます。「Activate」を選択します。
    image.png

  4. 作成された構文解析ルールが確認できます。
    image.png

  5. 15分ほど時間が経過したのちに、ログに構文解析ルールが適用されます。ログの中身をみてみると、「TiemStamp」が新しく表示できている事が確認できました!
    image.png

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