この記事を読んで幸せになれそうな人

なんかレンタルサーバにphpファイルをおいて動かしたことあるよ！みたいな人
よくサーバのことわからんけどNginxでphpのなんか(wordpressとか)を使いたい人

お勉強の経緯

AWSに他のレンタルサーバからWordPressを移管することになった。
結構アクセスがくるので、Nginxで作ってみようかってはなしになったりした。

Nginxでphpを動かす際の注意点

レンタルサーバ君はPHPファイルを置いたら勝手に実行してくれたりするけど、普通はそうじゃない。
~~私はここで果てしなく躓いていた~~

Nginxはファイルを渡してくれるだけなので、PHPの実行はしてくれない。
PHPの実行は他のサービスがやってもらわないといけない。~~よくよく考えると当たり前だ~~

PHPを実施してくれるのはphp-fpmのお仕事です

NginxとPHPの導入

AWSのEC2(Amazon Linux2)でやってみる。
NginxとPHPの導入はamazon-linux-extrasでやるといいと思う。

# amazon-linux-extrasの一覧を確認
$ amazon-linux-extras

# phpとnginxを導入(バージョンは↑で確認したのを使うといい)
$ amazon-linux-extras install php
$ amazon-linux-extras install nginx

Nginxの設定

この辺は他といろんな記事と一緒。ドキュメントルートはどこでもいいけど/www配下としときます。

www
  ├─phpmyadmin
  └─wordpress

ちゃんとwww配下をnginxの持ち物にしておこう。

$ sudo chown -R nginx:nginx /www

Nginxの設定ファイルは多分/var/nginx/nginx.confとかにある。
まずはPHPが実行できるようにする

nginx.conf

# ...略...
server {
    listen 80;
    server_name www.example.com;
    index index.php ;
    root /www;
    # phpの設定
    location ~ \.php$ {
         fastcgi_pass   127.0.0.1:9000; # ここはphp-fpmの設定をみる
         fastcgi_index  index.php;
         fastcgi_param  SCRIPT_FILENAME  $document_root$fastcgi_script_name;
         include        fastcgi_params;
    }
}
# ...略...

fastcgi_passはphp-fpmの設定を参照すること。

次は、/がwordpress配下に行くようにする。あとはphpmyadminにもいくようにする。
おまけにwp-config.phpを見えないようにしとく。
locationの順番に注意すること

nginx.conf

# ...略...
server {
    listen 80;
    server_name www.example.com;
    index index.php;
    root /www/wordpress;         # rootを/www/wordpressに向ける
    # wp-config.phpのまもり
    location ~* .*/wp-config\.php {
        return 301 /;
    }
    # phpmyadminの設定
    location /phpmyadmin {
        root /www/phpmyadmin;    # /phpmyadminに来たらrootは/www/phpmyadminに向ける
        location ~* /phpmyadmin/.*\.php {
             fastcgi_pass   127.0.0.1:9000; # ここはphp-fpmの設定をみる
             fastcgi_index  index.php;
             fastcgi_param  SCRIPT_FILENAME  $document_root$fastcgi_script_name;
             include        fastcgi_params;
        }
    }
    # phpの設定
    location ~ \.php$ {
         fastcgi_pass   127.0.0.1:9000; # ここはphp-fpmの設定をみる
         fastcgi_index  index.php;
         fastcgi_param  SCRIPT_FILENAME  $document_root$fastcgi_script_name;
         include        fastcgi_params;
    }
}
# ...略...

php-fpmの設定

phpを実行するのはphp-fpmさんなので、ファイル書き込み、作成が発生する処理(wordpressのプラグインインストールとか)はパーミッションがかかわってくる。
php-fpmさんは初期設定ではapacheユーザになってるみたいなのでnginxユーザで実行する様にしとく。

確認

サービス再実行してcurlしてみる

$ sudo systemctl restart php-fpm.service
$ sudo systemctl restart nginx
$ curl -i localhost:80/

わかったこと

何となくで環境構築はやっちゃだめだよね。。。。