[Unityで学ぶC#] 2-1 配列

配列は複数のデータを扱う時に便利．

敵データを複数管理する場合を想定する．

敵データが一つの場合．

using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;

// 敵
public class Enemy{
    public string name;
    public int hp;
    public int attack;

    public Enemy(){
    }

    public Enemy(string name, int hp, int attack){
        this.name = name;
        this.hp = hp;
        this.attack = attack;
    }

    // ステータスをコンソールに表示
    public void DebugStatus(){
        // string.Formatを使うと， + でつなげるよりも見た目わかりやすく文字を連結できる．
        Debug.Log (string.Format ("名前; {0}, HP: {1}, 攻撃; {2}", name, hp, attack));
    }
}

public class ArrayExample : MonoBehaviour {

    void Start(){
        Enemy en1 = new Enemy ("スライム", 5, 3);
        en1.DebugStatus ();
    }

}

このように敵のデータを表示することが可能です．

結果画像

イメージで表すと，

new Enemy ("スライム", 5, 3);

でEnemyを生成し，

それを en1という名前の箱につっこむ感じです．

敵データが3つの時 (配列を使わない)

敵が3体だとすると，Start関数の中は次のようになりますね．

    void Start(){
        Enemy en1 = new Enemy ("スライム1", 5, 3);
        Enemy en2 = new Enemy ("スライム2", 1, 2);
        Enemy en3 = new Enemy ("スライム3", 4, 3);
        en1.DebugStatus ();
        en2.DebugStatus ();
        en3.DebugStatus ();
    }

イメージで表すと以下です．

それぞれが独立しています．

これでもできますが，敵の数が多くなると記述するのがどんどん大変になってきます．

敵データが3つの時　(配列を使う)

配列を使うと次のように書くことができます．

    void Start(){
        Enemy[] enemies = new Enemy[3];

        enemies[0] = new Enemy ("スライム1", 5, 3);
        enemies[1] = new Enemy ("スライム2", 1, 2);
        enemies[2] = new Enemy ("スライム3", 4, 3);

        enemies [0].DebugStatus ();
        enemies [1].DebugStatus ();
        enemies [2].DebugStatus ();
    }

解説の前にイメージを示します．

まず，この文でenemiesという名前の3つの領域がある箱を作ります．

Enemy[] enemies = new Enemy[3];

領域にはそれぞれ，0から始まる数字がつけられていて，

enemies[0]

のようにしてそれぞれの領域にアクセスできます．
この，0から始まるという点が超大事ポイントです．

enemies[3]

や

enemies[100]

など，存在しない領域にアクセスするように書いてしまうとエラーが出るので注意です．

配列を使ってない時よりも，変数の数が3つから1つになって，行が1行増えましたね．
For文を使うことでより，スマートに書くことができますが，
長いので分けます．