Salesforceのフロービルダーのカスタムエラーを使ってみる記事です。
「カスタムエラー」
エラーメッセージのカスタマイズ
特定の条件が満たされない場合に、ユーザーに対してメッセージを表示することができます。
デバッグの容易化
エラーの発生場所や原因を明確にすることで、フローのトラブルシューティングがしやすくなります。
ユーザーエクスペリエンスの向上
カスタムエラーを設定することで、ユーザーに適切なガイダンスを提供し、エラー発生時の混乱を最小限に抑えることができます。
入力規則はシンプルな条件を検証するのに適していますが、複雑なロジックを実装するにはフロービルダーのカスタムエラーの方が適しています。
例えば、複数のオブジェクトにまたがる条件や特定の順序での処理が必要な場合です。
今回は、入力規則で手が届かないときを想定して、カスタムエラーで実装してみます。
要件
商談にはカスタムオブジェクトの「担当」と「タイムチャージ」が登録される。
「タイムチャージ」は商談の「担当」の登録ユーザーのみ作成できる。
「担当」オブジェクトを用意
「タイムチャージ」オブジェクトを用意
商談とのリレーション
商談に「担当」を作成
フロー
作成したフローはこんな感じです。
タイムチャージが作成されたときに、起動するレコードトリガーフローです。
関連する「担当」を取得してループ内で、同じユーザーかを判定します。
カスタムエラー
「担当」ユーザー
「担当」ユーザーと別のユーザーでエラー
まとめ
他にも、新しい商談を作成する際に、関連する取引先の特定の項目が空であればエラーを表示するような複雑な条件はフローで設定し、カスタムエラーを表示することで実現できそうです。
いかがでしたでしょうか。
今回は入力規則で手が届かないときを想定して、カスタムエラーで実装してみました。
フロービルダーのカスタムエラーを使ってみたい方へのご参考になれば幸いです。