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Salesforceのフロービルダーのカスタムエラーを使ってみる記事です。

「カスタムエラー」

エラーメッセージのカスタマイズ

特定の条件が満たされない場合に、ユーザーに対してメッセージを表示することができます。

デバッグの容易化

エラーの発生場所や原因を明確にすることで、フローのトラブルシューティングがしやすくなります。

ユーザーエクスペリエンスの向上

カスタムエラーを設定することで、ユーザーに適切なガイダンスを提供し、エラー発生時の混乱を最小限に抑えることができます。

入力規則はシンプルな条件を検証するのに適していますが、複雑なロジックを実装するにはフロービルダーのカスタムエラーの方が適しています。
例えば、複数のオブジェクトにまたがる条件や特定の順序での処理が必要な場合です。

今回は、入力規則で手が届かないときを想定して、カスタムエラーで実装してみます。

要件

商談にはカスタムオブジェクトの「担当」と「タイムチャージ」が登録される。
「タイムチャージ」は商談の「担当」の登録ユーザーのみ作成できる。

「担当」オブジェクトを用意

商談とユーザーの参照関係も作成します。
01担当.png

「タイムチャージ」オブジェクトを用意

同じく、商談とユーザーの参照関係も作成します。
02タイムチャージ.png

商談とのリレーション

リレーションはこんな感じです。
03ER.png

商談に「担当」を作成

担当Aを作成します。
04商談A.png

フロー

作成したフローはこんな感じです。
タイムチャージが作成されたときに、起動するレコードトリガーフローです。
関連する「担当」を取得してループ内で、同じユーザーかを判定します。
05フロー.png

カスタムエラー

エラーメッセージは任意の記述ができます。
06カスタムエラー.png

「担当」ユーザー

ユーザー坂本直子さんを登録します。
07担当A.png

「担当」ユーザーと別のユーザーでエラー

無事にエラーメッセージが反映されました。
08エラーメッセージ.png

まとめ

他にも、新しい商談を作成する際に、関連する取引先の特定の項目が空であればエラーを表示するような複雑な条件はフローで設定し、カスタムエラーを表示することで実現できそうです。

いかがでしたでしょうか。

今回は入力規則で手が届かないときを想定して、カスタムエラーで実装してみました。
フロービルダーのカスタムエラーを使ってみたい方へのご参考になれば幸いです。

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