概要
Windowsを長いこと使っているといつの間にかディスクの空き容量が少なくなってきます。
ディスクのクリーンアップや不要なアプリケーションを削除しても何故か空き容量が増えないことがあります。
そんな時はWindowsのOSに隠されている不要ファイルを削除してみましょう。
環境によっては数GBの空き容量を増やすことができます。
注意事項
特殊なコマンドを使用して不要なファイルを削除するため実施は自己責任でお願いします。
削除するもの
- Windows Update のキャッシュファイル
- WinSxS の不要なコンポーネントファイル
- DNS レゾルバのキャッシュファイル
- Windows ストアのキャッシュファイル
削除方法
Windows Update のキャッシュファイル
Windows Update を行うとキャッシュファイルが作られていきます。
キャッシュファイルは不要なので削除しましょう。
管理者権限で起動したコマンドプロンプトから操作していきます。
(1) Windows Update サービスを停止します。
net stop wuauserv
(2) 以下のフォルダーに含まれているファイルとフォルダーをすべて削除します。
C:\Windows\SoftwareDistribution\Download
(3) Windows Update サービスを開始します。
net start wuauserv
WinSxS の不要なコンポーネントファイル
Windows のアプリケーションが使用する不要な古いコンポーネントファイルが C:\Windows\WinSxS
に格納されています。
このフォルダーには数GBの不要なファイルが格納されていますが OS が管理しているフォルダーのため専用のコマンドから削除していきます。
以下のコマンドから古いコンポーネントファイルは残した状態で安全に不要なコンポーネントファイルが削除できます。
Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup
すべての古いコンポーネントファイルも削除する
古いコンポーネントファイルを残す必要がない場合は以下のコマンドで削除します。
※注意!インストール済みのサービスパックや更新プログラムのアンインストールはできなくなります。
Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup /ResetBase
サービスパック領域のコンポーネントファイルも削除する
サービスパックで使用している領域が不要な場合は以下のコマンドで削除します。
※注意!サービスパックのアンインストールはできなくなります。
Dism.exe /online /Cleanup-Image /SPSuperseded
DNS レゾルバのキャッシュファイル
ネットワーク上のサーバーやWebを開くときに DNS レゾルバのキャッシュファイルが作られます。
不要なので削除しましょう。
ipconfig /flushdns
Windows ストアのキャッシュファイル
Windows ストアアプリを使っている場合はストアアプリのキャッシュファイルを削除しましょう。
wsreset
結果
すべての削除コマンドを実行してキャッシュファイルをクリーンアップした結果、約8GBの空き容量を増やすことができました。
ディスクの空き容量が少なくて困っている方は自己責任でお試しください。