■ はじめに
本記事では、CCNA学習において重要なスパニングツリープロトコル(STP)について、図を用いて解説します。
ネットワークにおけるループ問題と、その解決方法を理解することを目的としています。
■ STPとは
STP(Spanning Tree Protocol)は、ネットワーク内のループを防ぐためのプロトコルです。
冗長構成においてループが発生すると、ブロードキャストストームなどの問題が発生します。
■ ループが発生する構成
■ ループの問題点
- ブロードキャストストーム
- MACアドレステーブルの不安定化
- ネットワーク全体の停止
■ STPの動作イメージ
STPは、ループを防ぐために一部のリンクをブロックします。
👉 これによりループが解消されます
■ STPの仕組み
■ ① ルートブリッジの選出
ネットワーク内で最も優先度の高いスイッチが「ルートブリッジ」となります。
■ ② 最短経路の決定
各スイッチは、ルートブリッジまでの最短経路を計算します。
■ ③ ポートの役割
- ルートポート(Root Port)
- 指定ポート(Designated Port)
- ブロッキングポート
■ ポート状態
ポートは以下の状態を遷移します。
- Blocking
- Listening
- Learning
- Forwarding
■ STPとRSTPの違い
| 項目 | STP | RSTP |
|---|---|---|
| 収束速度 | 遅い | 高速 |
| 状態遷移 | 多い | 簡略化 |
■ 実務での活用イメージ
企業ネットワークでは、冗長構成を取ることが一般的です。
STPによりループを防ぎつつ、障害発生時には別経路に切り替わることで、可用性を確保しています。
■ 学び
- ルートブリッジが全体の基準になる
- 冗長構成には制御が必要
- ネットワークは「つなげばいい」ではない
■ まとめ
STPは、ネットワークの安定性を保つために非常に重要なプロトコルです。
CCNA試験対策だけでなく、実務でも必須の知識となるため、しっかり理解しておくことが重要です。

