作るもの
再帰を使用してナップサック問題を解決する関数。内部関数 dfs は、現在のアイテムを選ぶか選ばないかを選択肢としながら、可能な組み合わせを試すことで最適解を探索する。関数 knapsackProblem は、最初に dfs を初期値で呼び出してナップサック問題を解決し、最終的な結果を返す。
※ ナップサック問題(Knapsack Problem)とは?
最適化問題の一つであり、与えられた一定の容量を持つナップサック(背負い袋)に、異なるアイテムの集合を入れていくことで、アイテムの価値の合計を最大化する問題。
実装
knapsack_problem.py
from typing import List, Tuple
def knapsackProblem(
items: List[Tuple[int, int]], capacity: int
) -> Tuple[int, List[int]]:
# ナップサック問題を再帰的に解く関数
def dfs(
i: int, capacity: int, currValue: int, indices: List[int]
) -> Tuple[int, List[int]]:
# ベースケース: アイテムのインデックスが最大値を超えたり、容量が0以下の場合
if i >= len(items) or capacity <= 0:
return currValue, indices # 現在の価値と選ばれたアイテムの組み合わせを返す
# 現在のアイテムの価値と重さを取得
value = items[i][0]
weight = items[i][1]
# 現在のアイテムを選ばない場合の再帰呼び出し
exclude = dfs(i + 1, capacity, currValue, indices)
# 現在のアイテムを選ぶ場合の条件判定
if capacity - weight >= 0:
# 現在のアイテムを選んだ場合の再帰呼び出し
include = dfs(i + 1, capacity - weight, currValue + value, indices + [i])
# 選ぶ場合と選ばない場合の価値を比較し、高い方を選ぶ
if include[0] >= exclude[0]:
return include[0], include[1]
return exclude[0], exclude[1]
else:
# 容量が足りない場合は、アイテムを選ばないで次のステップへ進む
return exclude[0], exclude[1]
# dfs関数を初期値で呼び出して、ナップサック問題を解く
return dfs(0, capacity, 0, [])
# テスト
if __name__ == "__main__":
capacity = 12
items = [[1, 2], [4, 3], [5, 6], [6, 7]]
print(knapsackProblem(items, capacity))
参考