こんにちは。CVD部でディレクターを担当している@Takuya-Yamaguchiです。
この記事はPhotocreate Advent Calendar 2018 の 22 日目です。
Adobe Maxに行ってきました
2018年11月20日に開催された、Adobe MAX Japan 2018で紹介していた、
AdobeXDの進化についてご紹介したいと思います。
PhotoshopファイルがXDにインポートできるようになった
PhotoshopのファイルをXDで開くだけで使えるようになりました。もちろん、コピー&ペーストでも可能です。
これによりPhotoshopで作成したファイルをXDに取り込むことで、簡単にプロトタイピングができるようになりました。
Photoshopのレイヤー状態も保持したまま取り込みができるので修正も楽にできます。
またPhotoshopで作成したアセットは、Creative Cloud経由で取り込むことも可能です。
その為、アセットをPhotoshopで修正するとXD側にもその場で反映されるのです。
デザインに修正が入った時にも、膨大なページのデザインを変更する必要が無くなりました。
xdプラグイン (サードパーティープラグイン)の登場
AdobeXDは、ユーザーから寄せられた声をもとに毎月のようにアップデートが繰り返されています。
ただし、毎月アップデートされる新機能は、多くのユーザーを対象とした内容になります。
Adobe XD Plugin API がリリースされ、プラグインが作成できるようになったことで、便利なプラグインがたくさん登場しました。
Google Sheets for Adobe XDは、スプレッドシートからデータを取り込み、テキストや画像を展開できるプラグインです。アートボード上のデータを適用するグループを選択してから、プラグインのパネルを開いて、スプレッドシートのURLを指定すると、画像やテキストが一気に読み込まれます。ニュースアプリや一覧ページのUIを作成する時などに重宝しそうです。
xdプラグインは主に、以下のようなケースで利用されることを想定して作成されているようで、
すでに85個のプラグインがリリースされています。(2018/12/22現在)
- 繰り返し作業を自動化する
- アセットやデータを読み込みデザインに反映する
- デザインを共有するために書き出す
- デザイン要素の調整や確認を行う
引用:Adobe Blog
音声をトリガーとしたプロトタイプモードの実行
音声入力によるプロトタイプの実行が可能になりました。音声入力が、プロトタイプモードでクリックやタップをするのと同様に扱われます。特定の単語やフレーズを音声入力することでプロトタイプモードが実行されます。現在は英語しか利用できませんが、将来的には日本語も対応してくれるそうです。楽しみですね。
ただし、隣の席にも向かいの席にも、集中して作業に取り組んでいるメンバーが座っています。その状況の中で、自席に座りながら音声入力をするのは気恥ずかしい感じがします。
レスポンシブリサイズ
UIデザインをする時に、複数のデバイスに対応するようにデザインすることはもはや当たり前になっています。
これまではスマートフォン版のデザイン、PC版のデザインなど、デバイス別に複数のUIをデザインする必要がありました。
今回搭載されたレスポンシブリサイズは、オブジェクトの位置や大きさの相対関係を理解して、オブジェクトグループ全体を拡大縮小することができるのです。しかもXDがオブジェクトの相対関係を理解して、自動的にUIを調整しくれるのです。これは凄いです。だいたい私が思う通りにレスポンシブしてくれます。
手動モードもあるので、背景は横幅100%のまま中のテキストだけ改行させる。といったような設定もできます。
まずはXDに自動でレスポンシブの動きを作ってもらい、その後個別に調整すると、作業がとても効率化されます。
クラウドドキュメント機能
クラウドドキュメント機能は、XDのホーム画面に集約されて管理され、どこからでもアクセスすることが可能です。これにより自分で作成したファイル、他のユーザーから共有されたファイルの管理がしやすくなりました。
今後は複数人でXDを編集できるライブコラボレーション機能や、バージョン管理機能も追加されるようです。
まとめ
繰り返し作業や、単純な作業を自動化してくれる機能が数多く追加された為、よりヒトが取り組むべきクリエイティブに注力することができるようになりつつあります。将来的には、作成したUIデザインやレスポンシブの設定を理解して、自動でhtmlやcssを出力してくれるようになったら生産性が劇的に変わりそうです。(きっとそんな未来が来るのでしょう)
さいごに
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