はじめまして。
わたしはつい最近、知人の紹介もあって、全くの未経験ながらIT業界に飛び込みました。
本投稿では、そんなITに関する知識ゼロな私が、IT系中小企業に入社10日目で、実際にどのようなことを経験したのか、実感したのかということについて綴っていきます。
少しでも同じ境遇にいる人や、これからIT業界に身を置きたいという人の参考になれば幸いです。
#タスク管理の重要性
入社してすぐは、PC周辺環境を整えたり、仕事をする上で役に立つアプリのダウンロード、ITビジネスの全体像の俯瞰などを行いました。
その際、社会人経験ゼロの自分にとっては、改めて目から鱗だったことがあるので共有したいと思います。
##「Trello」
働きはじめてすぐに、チームリーダーから「Trello」というアプリを使ってタスク管理をする癖をつけるように命じられました。
考えてみれば、ビジネスをしている人にとっては当たり前の話かもしれませんが、自分のやるべきタスクをなるべく細分化して可視化することで、やるべき作業を俯瞰しながら効率的に処理することができます(わたしの場合、メモ書きにTo doリストを書くぐらいでした)。
色々方法はあると思いますが、自分の場合は、「To do」、「Doing」、「Done」の領域を作って、それぞれに作業をアサインしています。
個人的に「To do」だけじゃなく「Doing」と「Done」があるのが重要だと思っています(先ほど紹介した「Trello」なら簡単にアプリ管理できます。メモ書きだと面倒臭くてTo doリストぐらいしか作らないですよね)。
「Doing」で自分が今一体何を行っているのかを常に把握して、そのタスクを完遂させたら「Done」の領域に移動させるわけです。このプロセスと結果を可視化することが、人間の脳の報酬系に少なからず刺激を与えているように感じました(つまり、Doneの領域に、やり終わったタスクが積まれていくことを実際に目にすることで、脳内報酬系がアクティブになるのではないかということ)。
##ドラクエ的タスク
これを落合陽一なんかは「ドラクエ的タスク」と銘打ってるのを耳にしたことがありますが、まさにそれに当てはまると思います。
ドラクエのようなRPGゲームでは、モンスターを倒すことで、経験知を得られレベルアップすることができます。そうすると、さらに強いモンスターを倒せて、新たな洞窟や街へ冒険することができ、最終的にはラスボスを倒してエンディングを迎えることができます。
プレイヤーは「モンスターを倒す=タスク」と「レベルアップ=報酬」の行為を繰り返して、ゲーム内のキャラクターを成長させていくわけです。
この粛々とした「タスク処理(Doing)→報酬(Done)」の連鎖行為をリアル世界でも当てはめていくのが、とても意味のある行為なのではないかなと改めて思いました。
##ビジネス以外でも重要
この思考は何もビジネスマンだけに限らず、研究者やアーティスト、小説家などあらゆる職業にとって、意義があることだと実感しました。
わたしの場合は、プライベートでは音楽活動を行っているので、仕事以外の時間は音楽に関する様々なタスクと向き合うことになるわけです。
例えば、曲を一つ完成させる為にも様々なタスクがあります。大まかに仕分けすると、コード進行を考える、曲の構成を考える、歌詞を考える、アレンジを考える、などがあります。
また、上記のタスク(アウトプット)を行う為に必要なインプット(耳コピ、音楽鑑賞など)もタスクとして設定できるし、できた曲は演奏できないといけないのでその練習もタスクになります。
このように、曲を一つ完成させる為のタスクをなるべく細分化して管理ができると、「曲完成」というゴールまでの道のりが短くなるのではないかと思いました。
意外と、漠然と作業を行なっているだけだと、あっさり集中力が途切れてしまいます。タスク管理をこまめにし、自分が今していることの道しるべを持つことで、「タスク処理(Doing)→報酬(Done)」の連鎖が生まれ、モチベーションアップにも繋がるはずです。
#おわりに
いかがだったでしょうか。
IT業界に入社しての雑感が、タスク管理のテーマに終始してしまいましたが、ITの領域で働き始める人にとっても、非常に重要なことだと感じたのでシェアしました。
ビジネスマンとして働く人も、違う領域で何か結果を出さないといけない人も、改めてタスク管理の重要性を実感していただけると幸いです。
参考リンク
[リンク](https://teruyastar.hatenablog.com/entry/2018/07/06/131509)