1. はじめに
Veeam v13からWeb UIが刷新され、それに伴い、日本語に対応しました。
これまで私のように英語UIで苦戦されていた方は、「ついに日本語化!!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
一方で、このように思う方もいるはずです。
- 日本語化って本当に実用的なのか?
- 管理コンソールの代わりとなり得るのか?
本記事では、Veeam v13の日本語Web UIを実際に操作し、提案・構築SEの観点から実用性を検証します。
※本記事はVeeam v13(2026年6月時点)の検証結果に基づいています。
最新仕様は公式ドキュメントをご確認ください。
2. 実際に操作して検証
検証のため、Veeam v13環境を構築し、Web UIの使用感を確認しました。
※Enterprise Managerのような上位製品は本記事の検証対象外です。
2.1 Web UIの基本情報
Veeamには、バックアップサーバ上で動作するアプリケーションの管理コンソールと、バックアップサーバのWebサービスにアクセスし、ブラウザから操作できるWeb UIがあります。
Web UIの主な特徴は以下のとおりです:
- ブラウザから操作可能(バックアップサーバ以外の端末からもアクセス可能)
- 日本語表示に対応(管理コンソールは英語のみ)
- 管理コンソールとは異なり、機能に制限あり
<使えない機能の一例(Veeam v13 User Guideより抜粋)>- VMware vSphereまたはMicrosoft Hyper-V以外のVMのバックアップジョブの作成
- バックアップコピージョブの作成
- 構成情報のバックアップ
2.2 日本語Web UIと管理コンソールの違い
① Web UIの日本語への切り替え
画面右上のタブから言語切り替えが可能です。
② 設定の追加や変更
概ね問題なく日本語化されており、メニューの理解も容易となっています。一方で、よく見るとバックアップコピージョブの設定に該当する「Configure secondary...」のような、Web UIで未対応の機能はそもそも表示されていません。
③ ログの確認
ログは日本語化されておらず、英語表示のままです。
そのため、トラブルシュートは英語前提となります。
3. まとめ
3.1 シーン別の評価
Web UIについて、実際の使用シーンごとに整理すると、以下のようになります。
- 構築時
- 管理コンソールとは異なり、機能に制限あり
- すべての機能が利用できるわけではないので、管理コンソールの利用が前提
- 簡単な初期設定は可能
- 日常運用
- メニュー理解がしやすく、あまり慣れてなくても操作しやすい
- Web UIに対応していない項目は管理コンソールによる確認が必要
- 障害対応
- ログメッセージは英語
- 公式KBやドキュメントも英語中心
想定し得る使用パターン
| シーン | ツール | 言語 |
|---|---|---|
| 構築時 | 管理コンソール | 英語 |
| 日常運用 | Web UI / 管理コンソール | 日本語 / 英語 |
| 障害対応 | Web UI / 管理コンソール | 英語 / 英語 |
3.2 結論
結論としては…
Web UIだけでは完結しないため、シーンに合わせて管理コンソールと使い分けるのが現実的
- 日本語化って本当に実用的なのか?
→日常運用においては実用的である- 日本語になることでメニューを理解しやすい
- 管理コンソールの代わりとなり得るのか?
→現時点では完全に代わりになるとは言い難い- 一部機能が未対応
- ログは英語表記のまま
Veeamに慣れている方にとっては管理コンソールの利用が便利ですが、
英語UIのハードルが高いと感じる方や、たまにしか触らない方にとっては、
日本語Web UIは「Veeam利用の入口を大きく広げる機能」といえます!
4. おわりに
Veeam v13の日本語Web UIは、確実にユーザビリティの向上に寄与しています。
提案時に「日本語で使えます!」と言い切るのは難しいですが、
「すべて英語はちょっと...」というお客様には推せるポイントだと思います。
今後、「全機能のWeb UI対応」や「ログの日本語化」が進むことを期待しています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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