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GitHub Copilot CLIをMaya,Houdiniへ接続させて操作したら思ったより便利だった話

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Last updated at Posted at 2026-08-12

AI に Maya や Houdini などの DCC ツールを操作させるとき、その結果はどう確認していますか。

2026年8月時点で、私は GitHub Copilot CLI を Houdini と Maya に接続し、GUI で確認しながら AI に開発してもらう形で運用しています。以前は hython 経由で編集していました。しかし、編集のたびにノードの状態を目視で確認できず、確認と修正のループが遅いことが悩みでした。そこで、GUI で目視確認しながら AI に編集してもらうことで、このループを速くすることにしました。

本記事では、Houdini と Maya での接続方法と到達点を紹介します。同じ手は他の DCC ツールにも使いまわせるはずです。

結論として、DCC ツールへの接続自体はとてもシンプルでしたが、ノードの組み方はまだ学習データが不足しており、スキルで教育する段階というのが現状です。Houdini への接続は hrpyc のサーバー起動の数行だけで済み、Maya も command port で同様に接続できました。起動と疎通確認の管理はスキルに任せています。

接続のおかげで、AI の編集結果を GUI でその場で目視確認しながら、指示と修正のループを速く回せるようになりました。ただしノードの組み方はまだチグハグで、明らかにエラーがあるのに「作業が終わりました」と報告してくることもあります。

前提:チュートリアルではなく事例紹介です

この記事は、具体的な環境構築の手順や、できあいのスクリプトを提供するものではありません。Houdini と Maya で試した私の事例紹介です。ただ、やっていること自体は、この2ソフトに限らない話です。

なお、接続の土台にしているスキルは業務で開発したものなので、中身は公開できません。この記事に載せるのは、接続の入口のコマンドだけです。ただ、内部の作り自体は非常にシンプルです。そのため、この記事の大筋を AI に渡して同じものを作らせれば、誰でも再現できると考えています。

Houdini への接続は数行です

Houdini への接続に必要なのは、次の数行だけです。

import hrpyc

hrpyc.start_server()

これを Houdini の Python シェルで実行すれば、RPC サーバーが立ち上がります。既定ではポート 18811 で待ち受けます。外部の Python プロセスからは hrpyc.import_remote_module() で接続できます。取得した hou は普段の hou モジュールと同じように扱えます。仕様の詳細は SideFX の公式ドキュメント に譲ります。接続に必要なのはこれだけです。なお Maya も command port を開くだけで同様に接続できました。

接続の管理はスキルに任せています

この接続まわりの管理は、スキル側に仕様として仕込んでいます。

  1. サーバーの起動は、ユーザーに実行を案内する形にしています。 RPC サーバーは Houdini の内側で立てる必要があるため、AI が自分で起動するのではなく、起動コマンドを私が Houdini の Python シェルで実行する運用です。
  2. スキルの起動時に疎通確認をします。 つながらなかった場合は、起動用のスクリプトをユーザーに案内します。
  3. hrpyc へコマンドを送るためのスクリプトを、スキル内にストックしています。 スクリプト自体は業務資産なので公開しません。

このように、決定論的に処理したい部分はスクリプトに寄せています。この方針は前回の記事(インストラクション・スキル・フックの使い分け)と同じです。

GUI で確認しながら開発を回します

接続さえできれば、あとは次のループで開発が回ります。

  1. 私が Copilot CLI にプロンプトで指示を出す
  2. Copilot CLI がスクリプト経由で Houdini 内のノードを編集する
  3. 結果が GUI に即座に反映されるので、私が目視で確認する
  4. 問題があればその場で次の指示を出す

hython 経由のときは、編集のたびにノードの状態を目視で確認できませんでした。今は AI の編集結果を GUI でその場で確認できるので、確認と修正のループがとても速くなりました。

ノードの組み方はまだチグハグです

一方で、まだうまくいかないこともあります。VEX はかなり便利に書いてくれます。しかし、問題はノードの組み方のほうです。

明らかにエラーがあるのに、完了と報告してくることがあります。 ノードがエラー状態(GUI では赤く表示される)になっているのに、それを確認せず「作業が終わりました」と返してくる、ということが普通に起きます。

更新モードの問題にたどり着けないこともあります。 hou.updateModeManual になっているせいで変更が反映されない場面で、原因を AutoUpdate に切り替えるところまで辿り着けませんでした。設定項目の存在を知っていれば一瞬で直る類の問題です。

原因は、学習データの不足だと見ています。VEX は情報が少ないのですが、よくあるプログラミングの構文なので、なんとなく書けてしまいます。ノードの繋ぎ方こそが、データ不足だと予想しています。だからこそ、接続の管理と同じ手で、スキルによる教育をしてやる必要があると考えています。

おわりに

接続と GUI での確認ループは、実用段階に入っています。ノードの組み方を教える教育スキルはこれからで、効果の測定もまだできていません。

今回試したのは Houdini と Maya です。外部からスクリプトを送り込む口さえあれば、他のソフトでも同じ手が使えるはずです。Unity、Unreal、Blender、Nuke などでも、GUI で確認しながら AI と開発ループを回せる可能性があると見ています。もちろん、接続できることと、AI がそのソフトで何でもできることは別です。どのソフトでも、ノードの組み方のような作法の教育は結局必要になります。

まとまった知見が溜まれば、また記事にするかもしれません。

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