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AWS Transcribe を利用して動画から音声のテキストを抽出する

Last updated at Posted at 2021-12-18

これは AWS Advent Calendar 2021 の19日目 の記事です。

仕事でAWS Transcribe を利用する機会があったため、メモがてら記述しておきます。

AWS Transcribe とは

AWSが提供するテキスト抽出サービス。動画、音声ファイルから、テキストデータを抽出する。
Google でいう Web Speech API っぽいサービス。

動画から音声を抽出する

今回は、Wikimediaのクリエイティブ・コモンズの動画データを利用してみます。

スクリーンショット 2021-12-18 21.52.38.png

動画をS3バケットにアップロード
S3.jpg

Transcribe でプロジェクトを作成し、S3内の動画を選択する。

スクリーンショット 2021-12-18 22.02.38.png

オプション設定画面。いろいろな抽出条件を設定できる。

複数人が会話に参加している場合 [Audio Identification] - [Speaker Identification] で、人数を指定すると、人数ごとに音声データを分別してテキストデータにする。1人しかいない場合、この設定は使えない。

スクリーンショット 2021-12-18 22.06.50.png

そのほか、音声認識終了後にS3から動画データを削除する、特定の単語を結果から削除する、などの設定ができる。

設定を全て行い、job をスタートし、コンプリートするとデータの抽出が完了。

スクリーンショット 2021-12-18 22.12.36.png

実際に抽出したテキストデータが取得できる。

スクリーンショット 2021-12-18 22.15.15.png

実際に利用した感想

自分は海外ユーザーインタビューの、1時間ほどの動画の文字起こしに使ってみました。
S3に格納する必要はありますが、AWSのコンソールからSaaSサービスのように利用できました。

もちろんAPIも存在するので、ウェブアプリなどのインターフェースを作れば、オリジナルの文字起こしアプリが作成できる。

使い道が多そうなサービスです。

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