はじめに
Qiitaのアドベントカレンダーに参加させていただきます!
技術的な投稿がメインとなるカレンダーですが、今回はあえて、社会人2年目エンジニアとしての「リアルな成長過程」に焦点を当ててみたいと思います。
この2年弱、未経験で入社してプロジェクトを行っています。その中で見つけた「やってよかったこと」や、「もっと早く知りたかったこと」を私の備忘録のような形で記していきたいと思います。
私の経験が少しでも新入社員や若手エンジニアの方々の参考になると嬉しいです。
本記事では、以下のテーマに沿って振り返りを行います。
・2年間で「行ったこと」と「成長したこと」
・成長につながった技術・非技術のアクション
・次のステップとして認識している課題
2年間で「行ったこと」と「成長したこと」
社会人2年目までの期間を振り返り、特に成長につながった2つの活動について深掘りします。
1. 技術的な成長:「点」の理解から「線」の理解へ
1年目は目の前のタスク(主に単体テスト)をこなすことに必死で、いわば点の理解に留まっていました。しかし、少しずつ上流工程に関わったことで、開発の全体像が線の理解へと繋がりました。
| カテゴリ | 具体的なアクション | 2年目の変化(Before → After) |
|---|---|---|
| 設計の具体化 | ユーザー要求を技術仕様へ落とし込む |
【設計の解像度向上】 単に動かすだけでなく、「実装や単体テストが書きやすくなるか」を考慮した設計が自分の中に身についてきた。 |
| 見積もりの精度 | 過去の実績をベースにした工数算出 |
【工数算出の根拠】 「以前の類似開発ではここで詰まった」という実体験に基づき、過去の経験から妥当な工数を算出できるようになった。 |
| 全体最適の視点 | 上流から下流までの全工程を経験 |
【先読みの力】 作業開始前に「この設計なら後工程でこれくらい工数がかかる」と逆算できる。不必要な手戻りを未然に防げるようになった。 |
上流から下流までを一気通貫で経験したことで、一つひとつの作業の解像度が格段に上がりました。 例えば、設計段階で「こう構成すればコーディングや単体テストが書きやすくなる」と後工程を意識したり、「過去の類似ケースではこれくらいの工数がかかったから、今回もこの程度だろう」と実績に基づいた予測を立てたりといった、「先読みの力」が身についたことは、この2年間で最大の収穫です。その結果、不必要な手戻りが減り、開発のスピードと品質が向上できるようになりました。
2. 非技術的な成長:社内イベント運営から得た「横断的な推進力」
技術的なスキル以外で、最も大きな成長機会となったのは、社員旅行の実行委員会への参加でした。
1年目から社員旅行委員会に参画し、企画の立案から、宿泊先との交渉、予約、社内告知、当日の運営まで、プロジェクト全体を横断的に推進する経験を得ました。
📅 イベント運営を通じた視点の変化
| テーマ | 具体的アクション | 変化・気づき |
|---|---|---|
| 段取りと進行 | 計画立案、予算管理、見積もり比較 |
【全体を動かす難しさと達成感】 決められた予算内でプランを固め、期日通りに実施する難しさを実感。ひとつひとつ段取りを組んでいく進め方を学んだ。 |
| 社内での交流 | 全社員へのアンケートや個別の調整 |
【他部署の方々との繋がり】 普段の業務では接点がない他部署の人たちと直接やり取りし、名前を覚えてもらったり、気軽に話せる人が増えたことが素直に嬉しかった。 |
| 現場での対応力 | 当日の進行管理とトラブル対応 |
【広い視野を持つ意識】 「自分の役割さえ終わればいい」ではなく、全体がうまく回っているか、困っている人はいないか、と自然に周囲を気にかけるようになった。 |
運営を経験して感じたこと
1年目から実行委員会に参画し、0からイベントを形にして最後までやりきったことは、自分にとって大きな自信になりました。
これまでは「決められたタスクをこなす」という点の理解で動くことが多かったのですが、運営を通じて一つのプロジェクトが動く全体像を経験したことで、周囲の状況を見て「今自分に何ができるか」を自然と考えられるようになったと感じています。
実際のイベントの様子はこちら
【2025年度社員旅行】鬼怒川温泉にいってきました! | 株式会社プライム・ブレインズ (Wantedly)
🚀 次のステップへ
2年間の経験を経て、少しずつ全体を俯瞰できるようになってきましたが、3年目に向けてさらに注力したいことが3つあります。
① 作業の正確性の向上と、プロジェクト全体の俯瞰
まずは、これまで身につけてきた設計や見積もりの精度をさらに高め、すべての作業において「確実性・正確性」を突き詰めていくことを最優先にしたいと考えています。
その土台を固めた上で、自分の担当範囲に閉じこもらず、プロジェクト全体がどう動いているかを俯瞰して捉える視点を養っていきたいです。また、自分が先輩方にサポートしてもらったように、次は自分が後輩の状況に目を配り、つまづいている時に適切なフォローができる存在を目指します。
② 資格取得を通じたスキルの底上げ
実務での経験をより確実なものにするため、資格取得にも力を入れていきたいと考えています。
日々の業務で「なんとなく」こなせている部分をしっかり勉強し直して、自分自身の地力を底上げしたいという思いがあります。知識の土台を固めることで、どんなタスクでも自信を持って取り組めるようになりたいです。
③ 中小企業ならではの密なコミュニケーションの継続
社員旅行の運営で得た「他部署との繋がり」は、自分の大きな財産になりました。
中小企業だからこそ、部署の垣根を超えて顔が見える関係を築きやすいという強みがあります。今後もこの環境を活かし、社内コミュニケーションを大切にしながら、互いに協力しやすい雰囲気づくりに貢献していきたいです。
結びに代えて
この2年間で最も実感したのは、「背景や全体像を理解しようとする姿勢」が、アウトプットの質を左右するということです。
3年目も、目の前のタスクを一つひとつ正確に積み上げながら、全体を俯瞰する「解像度」を両立させ、エンジニアとして一歩ずつ進んでいきたいと思います。