はじめに
SharePoint リストでは、元々、以下のように、ID という内部の列を持っており、サービスとして、ID 列に重複しない番号を付与してくれます。この ID 列によって、行を特定することができます。
ただし、この番号ではなく、例えば、「XXX-0001」といった感じにしたい場合もあると思います。残念ながら標準ではこのような機能はありませんが、ID 列を利用してそのような番号を発行する方法を紹介します。
実装方法
非常にシンプルです。Power Automate で列が作成された際に、以下のような式を使って列を更新するだけです。
formatNumber関数 を使用することで桁数を指定して数値をフォーマットすることができるため、こちらの例では 4 桁にして、固定文字とつなげています。
formatNumber(triggerOutputs()?['body/ID'],'0000')
まとめ
SharePoint リストでデータ登録時に自動採番する方法を紹介しました。個人的には、出来るだけ ID 列をそのまま使う方がいいと思いますが、このような方法もあるため参考までに紹介しました。
なお、Microsoft Dataverse の場合、元々オートナンバーという種類の列があるため、そちらを利用するだけでよいです。