はじめに
これまで、Copilot Studio のナレッジとして SharePoint リストを指定する方法やその回答精度について、沢山の記事を書いてきました。
理由としては、市民開発を進めている私の多くのお客様では、Power Apps のアプリや Power Automate のフローのデータソースとして SharePoint リストを使っており、リストを Copilot Studio のナレッジとして追加でき、必要な情報を期待する精度で取得できるようになることを望んでているためです。
しかし、私の知る限り、SharePoint リストから必要な情報を期待する精度で取得できているとは言い難い状況でした。
また、上記記事で紹介した方法では、ナレッジとして SharePoint リストが追加できなくなっています。
一方で、以下の方ではリストを追加できるようになっています。
こちらが、MC1296589 で紹介されている以下を意味するのか、時期的に更にアップデートがあるのかは分かりません。。
いずれにせよ、こちらの方法でのナレッジの追加は、以前紹介した、SharePoint 上のファイルを Dataverse に同期して、Dataverse 側でインデックスを作成するメニューです。そこになぜリストが出てきたのか?この場合どういった動きになるのか分からなかったため、とりあえず試してみた結果を記事にまとめておきます。
検証内容
今回上記方法で追加したリストは以下のサンプル FAQ リストです。
まず、追加したら思ったより早く準備完了になりました。
インデックスは Dataverse 側で作られているのか?この場合、ファイルと違ってどういった感じで同期されているのか気になったため、少し調べましたが、まず、SharePoint リストと一対一で紐づく Dataverse テーブルが作られているわけではなさそうで、確認する限り、どこかにリストの情報を格納しているファイルが出来ているわけでもなさそうでした。とりあえず、以下のような感じで、BotComponents が出来ていました。
裏の動きは分からないですが、とりあえずいい感じに動けばいいので、テストしてみました。結論から言うと、以前検証した方法よりは動いているようにも、ファイルを直接アップロードしたときと比較すると、もう少し該当する FAQ の情報を見つけて回答を生成してほしいな、という感じでした。
あと、もちろん、以下の設定はオフにしています。
指示文はシンプルに以下のようにしています。
まず、以下のような感じで、多少の揺らぎがあっても回答を返してくれました。
ただ、以下の場合は回答が返ってきませんでした。
また、以下のパターンもだめでした。
以下の情報を基に回答してほしかった感じです。
続いて、以下の質問については回答が返ってきました。
以下のような感じに質問をした場合も回答を返してくれました。
以下のように質問をした場合も回答を返してくれました。
以下のナレッジと文言違いますが、上手く吸収してくれています。
以下の場合は回答が返ってきませんでした。
以下行から回答返してほしかった感じです。これくらいの揺らぎは吸収してほしいところでしたが、上手くいきませんでした。
続いて、ナレッジに行を追加してみます。ファイルの場合は、数時間以内に同期されますが、私の手元では、12 時間経過しても反映されていないように見受けられたため、丸一日以上空けて試してみました。
以下の通り、新しく追加した行からも回答を返してくれているようです。
そのため、恐らく、一度ナレッジにさえ追加すれば、リスト側で行が追加されたり変更されても、ナレッジ側の設定をメンテナンスする必要はないと思います。
まとめ
今回は、Copilot Studio のリスト関連アップデートということで、2026 年 4 月時点での検証結果を整理しました。恐らく、SharePoint リスト側自体はインデックスの仕組みは特に変わっていないものと思います。そのため、Dataverse 側に取り込んでインデックスを作成する仕組みを提供しようとしているのでは?という印象があります。ただ、ファイルを直接指定する際と比較すると、関連する情報を見つける精度はやや劣る印象を受けます。ただ、以前よりはよくなっている気がしますし、試してみる価値はあると思います。
もし今後この仕組みが更にアップデートするのであれば、エージェントのナレッジとしてリストを直接指定することも現実的になってくるのではないかと思います。




























