メリークリスマス
今日はクリスマスイブです。
みなさんクリスマスプレゼントは渡しましたか。貰いましたか。
FPGAの設計を始めるとき、ソフトでのシミュレーションだけでなく
やはり実際のチップで動かしてみたい!
そこでIntelFPGAが搭載されたボードで、
クリスマスプレゼントになる価格帯のものってどんなのあるの?
という視点で調べてみました。
会社ではなく、個人で興味を持っている人へのプレゼント。
趣味でやってみる人で裾野を広げる。
設計情報をGithub等で共有してみんなでハードを作っていける。
FPGA設計コミュニティを醸成できる。
そんな観点です。
クリスマスプレゼントの予算
だいたい3万円程度まででしょうか。
3万円以下で調べてみる
Google検索
Google検索 1位 Intel公式
残念ながら値段では検索できず
Google検索 2位 富士ソフト社
評価ボードでFPGAの検証を低価格(安価)に!
の記載あり。
ただ残念ながら値段の記載なし。
PCIeタイプは多分高額ですよね・・。
少し脱線しますが、
最近のGPUは高額ですが、AIの「呪文」(単語列)から絵や音楽、文書を生成する生成系AIでは、生成時間短縮のため、高額でも必要とされています。
FPGAボードのPCIeタイプで、呪文からの生成がGPUよりコスパよくできるようになれば、GPUとはまた別の市場が形成される可能性があるのではないでしょうか。
ソフトウェアを含め、一番近い位置にいるのがIntelと思いますので、このようなFPGA製品に期待しております。
Google検索 3位 マクニカ社
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/macnica_products/boards/
ビデオデモへのリンクもあり、面白い。
ただ残念ながら値段の記載なし。
Google検索 4位 マルツエレック社
https://www.marutsu.co.jp/pc/i/557615/
おおお。値段の記載がある!。
だがしかし、
¥30999(税抜)。
おしい、実におしい。予算オーバーなのだよ・・。
ただ「Cyclone Vを搭載した入門用FPGA開発キット DE0-CV」は候補だ。
もしかすると3万円以下で売っているところがあるかも。
そして、このページの上の方に下のようなリンクがあるのを発見。希望がでてきた。
「インテル」じゃなくて「」ってなってるけど。
「アルテラ」を押すと、
おお。6件ヒット。
2つ目
やったね。とうとう見つけちゃいました。税込でも18,148円。
https://www.marutsu.co.jp/pc/i/557709/
3つ目はさきほど惜しかったDE0-CV
というわけでまとめますと。
価格(税込) | 型番 | FPGA | LE |
---|---|---|---|
18,148 | DE0-NANO | CycloneIV | 22320 |
27,135 | DE10-Lite | MAX10 | 約50k |
34,098 | DE0-CV | Cyclone V E | 49000 |
Google検索 5位 ヒューマンデータ社
https://www.hdl.co.jp/altera/ACMseries.html
わーいっぱいあるー。が、値段の一覧がないので、1つづつみるしかない?
終了予定品を除くと。下記5品でしょうか。
https://www.hdl.co.jp/ACM-001/
https://www.hdl.co.jp/ACM-301/
https://www.hdl.co.jp/ACM-302/
https://www.hdl.co.jp/ACM-306/
https://www.hdl.co.jp/ACM-308/
Google検索 6位 書籍
すぐに試せるFPGAの学習書
Terasic社の学習/評価用ボード、DE0-CV / DE10-Lite / DE1-SoCを題材にしたFPGAの解説書です。
おお、DE0-CV / DE10-Liteは、マルツで見た型番。
DE1-SoCはおいくら?
https://www.marutsu.co.jp/pc/i/595405/
販売終了ですか・・。
まとめ
というわけで、私の結論としましては、
DE10-Lite(27,135円)+上記書籍(3,960円)のセットを
プレゼントにもらえたら嬉しいな。
やはり、書籍があるのは、もらってすぐ試せてうれしい。
今回調べてみて、やっぱり一般人がRaspberryPiを買うように、
趣味でFPGAを試してみるには、ハードルがやや高めかなとも感じました。
経済安全保障の観点から日本でも半導体分野が盛り上がりつつあり、
学部の復活や、学生への教育も再開・活発化してきています。
とりあえずやってみる人を増やし、FPGA設計者の裾野を広げる。
設計情報をGithub等で共有してみんなでハードを作っていける。
FPGA設計コミュニティを醸成できるそんな世界になるよう
クリスマスプレゼントできるくらいのものが生まれますように。
最後に、来年は、半導体不足も解消し、
Intel社の新しいFPGAにも期待しつつ、
さまざまなボードが供給されることを祈念しましてー、
みなさま、メリークリスマス & 良いお年を!