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[Rails6] AmazonLinux2 で SQLite3 を使用する方法

Last updated at Posted at 2022-05-15

動機

  • Cloud9のAmazonLinux2 環境でRails6以上を使用しようとすると、「SQLite3のバージョンが古い」とエラーが出る。
$ rails db:migrate
Your version of SQLite (3.7.17) is too old. Active Record supports SQLite >= 3.8.

原因

  • AmazonLinux2にデフォルトでインストールされているSQLite3のバージョンが「3.7」
  • Rails6以上を動かすには、バージョン「3.8」以上が必要

目的

  • 以下の記事を参考にSQlite3のバージョンを上げる
    (正確にはバージョン「3.8」以上をのSQLite3をインストールし、
    Railsアプリで新しくインストールしたSQLite3を使用するようにする)

https://blog.serverworks.co.jp/tech/2020/01/19/rails6/

  • 各操作の詳細をなるべく理解する

環境

Ruby version

$ ruby -v
ruby 2.6.3p62 (2019-04-16 revision 67580) [x86_64-linux]

RPM package のインストール

  • パッケージ管理コマンドに「rpm」と「yum」がある
    • rpm: 個々のパッケージ同士の依存関係を管理
    • yum: 全てのパッケージの依存関係を管理

https://eng-entrance.com/linux-package-rpm-yum-def#yum

今回はyumコマンドを使用して、インストール
なぜこれらが必要かは知らない

$ sudo yum install -y \
  ruby-devel \
  rpm-build \
  git \
  gcc \
  gcc-c++ \
  zlib-devel \
  openssl-devel \
  rubygems-devel

使用したオプション

  • -y : 問い合わせすべてにYesと答える
    • これをつけないと、y+Enterを押し続けることになるのだろう

https://uxmilk.jp/9899

Node.jsのインストール(未解決)

  • Webpacker で使用するから
  • インストールの際にNodejs のサイトのインストール方法参照

Nodeのサイトの見方

https://github.com/nodesource/distributions

  • Linuxのディストリビューリョンによって、インストールコマンドが異なる
  • AmazonLinux2 はRedHat 系のEnterprise Linux の一種

https://ja.wikipedia.org/wiki/Linux%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

  • サイトの上の方はUbuntsuとかDebianなど他のディストリビューリョンのインストール方法が書いてある
    • スクロールすると「Enterprise Linux based distributions」があるので、その下からを参考にする。

Debian https://openstandia.jp/oss_info/debian/

  • 今回は最新のversion18を実行
# No root privileges
$ curl -fsSL https://rpm.nodesource.com/setup_18.x | sudo bash -
$ sudo yum install -y nodejs
  • エラーが出た
    • こちらは未解決 (上記のNodeJSのインストールしなくてもうまくいく)
$ sudo yum install -y nodejs
...
Error: Package: 2:nodejs-18.1.0-1nodesource.x86_64 (nodesource)
           Requires: libc.so.6(GLIBC_2.28)(64bit)
Error: Package: 2:nodejs-18.1.0-1nodesource.x86_64 (nodesource)
           Requires: libm.so.6(GLIBC_2.27)(64bit)
 You could try using --skip-broken to work around the problem
 You could try running: rpm -Va --nofiles --nodigest

yarnのインストール

$ url -sL https://dl.yarnpkg.com/rpm/yarn.repo | sudo tee /etc/yum.repos.d/yarn.repo
$ sudo yum install -y yarn

SQLite3のインストール

  • check the current version of sqlite
$ rpm -q sqlite
sqlite-3.7.17-8.amzn2.1.1.x86_64

3.30.1をダウンロード

$ wget https://www.sqlite.org/2019/sqlite-autoconf-3300100.tar.gz

wgetコマンド

  • 指定したURLのファイルをダウンロードする
$ wget <URL>

wget説明 https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1606/20/news024.html

tar.gz拡張子 (タージーゼット)

https://wa3.i-3-i.info/word12942.html

ダウンロードした圧縮ファイルを展開

$ tar xzvf sqlite-autoconf-3300100.tar.gz

アーカイブ

  • 複数のファイルやフォルダを一つにまとめること

アーカイブファイル

  • 複数のファイルやフォルダを一つにまとめたファイル

tarコマンド

  • tarファイルという「アーカイブファイルを作成する」コマンド

https://www.sejuku.net/blog/51116

各オプション

  • c: 新規にアーカイブを作成する(作成に使用)
  • x: アーカイブファイルを展開(展開に使用)
  • z: gzipの圧縮処理を行う(圧縮したものを一発で作成・展開したい時使用)
  • v: 圧縮・展開時に詳細を表示する(作成・展開どちらでも使用)
  • f: アーカイブファイルを指定する(作成・展開どちらでも使用)

アーカイブ作成(cvfを使用)

$ tar cvf アーカイブ名 ファイル1 ファイル2…

# test1.txt test2.txtがtest.tarというファイルにまとめられる
$ tar cvf test.tar test1.txt test2.txt

アーカイブ展開(xvfを使用)

$ tar xvf アーカイブ名

# test.tarファイルを展開
$ tar xvf test.tar

gzipコマンド

  • ファイルを「圧縮する」時につかうコマンド

両方とも、UNIX系のOS(LinuxとかMacとか)で使える。

展開したフォルダに移動

$ cd sqlite-autoconf-3300100

Linux環境にアプリを「ソースコードからインストールする」

# もとから入っているsqliteと競合しないように /opt/sqlite/sqlite3 にインストールします
$ ./configure --prefix=/opt/sqlite/sqlite3

「./configure」

  • configureという「スクリプトファイルを実行」しています(configureというコマンドがあるわけではない)。
  • ダウンロードしたフォルダの中に.configureフォルダがあるから、それを実行している.
  • 「MakeFile」が作成される

「--prefix=ディレクトリ名」

  • どこにインストールするかを決める(インストール先を指定する引数)

アプリのコンパイル

$ make

make

  • configureで作成されたMakeFileに基づいて、アプリのコンパイル

https://qiita.com/chihiro/items/f270744d7e09c58a50a5

アプリをインストール

$ sudo make install
  • makeコマンドによってコンパイルされたアプリをインストールします。

https://qiita.com/chihiro/items/f270744d7e09c58a50a5

バージョン確認(インストール先確認)

$ /opt/sqlite/sqlite3/bin/sqlite3 --version
3.30.1 2019-10-10 20:19:45 18db032d058f1436ce3dea84081f4ee5a0f2259ad97301d43c426bc7f3df1b0b

gemの指定先を変える

  • SQLite3本体は、/opt/sqlite/sqlite3にインストールしたので、gemもそちらを利用するように指定し、インストールします。
$ gem install sqlite3 -- --with-sqlite3-include=/opt/sqlite/sqlite3/include \
   --with-sqlite3-lib=/opt/sqlite/sqlite3/lib

パスを通す

$ echo 'export LD_LIBRARY_PATH="/opt/sqlite/sqlite3/lib"' >> .bash_profile
$ source .bash_profile

https://teratail.com/questions/234163

echo

  • 文字列出力、変数の中身出力するコマンド

これを応用すると

「ファイルに追記」が可能

$ echo "文字列" >> ファイル名

https://qiita.com/masato930/items/6031785e23d8fdbb1a5a

LD_LIBRARY_PATHとは

  • 正直よくわからない
  • Rubyとかに限るものではない環境変数(OSがライブラリを探す時に使用するらしい)

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1511011.html

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