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JavaScriptのimport文を使ってみた

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JavaScriptのimport文は、いままでHTMLで<script>タグを追加するなりしないと使えなかった外部のJavaScriptファイルを、JavaScriptファイル上で読み込むことができます。

注意点

注意点は以下

  • exportされたクラス・メソッドしかimportすることはできない
  • import文を使うときは、HTMLの<script>タグにtype="module"属性を付与する
  • ローカル環境(file://なURL)では動作しない

exportされたクラス・メソッドしかimportすることはできない

インポートしたいJavaScriptのメソッドおよびクラスは、必ずexport句で「そのクラス・メソッドがエクスポート対象である」ということを明示する必要があります。

例えば以下のようにAクラスをインポートできるようにしたいときは…

importable.js
export class A {
  constructor() {
    this.current = new B();
  }
}

class B {
}

class Aの前にexportと書いて、そのクラスがエクスポート対象であることを明示する必要があります。その中で使われているメソッドやクラスなどにはexport句をつける必要はありません。

上記のようなスクリプトは、以下のようにしてインポートできます。

index.js
import {A} from './importable.js';

let a = new A();

import文を使うときは、HTMLの<script>タグにtype="module"属性を付与する

import文を使うときは、import文を使いたいJavaScriptファイルまたは、JavaScriptコードをHTMLから呼び出すときに、<script type="module">というように、type="module"属性を付与する必要があります。

index.html
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
  <!-- ... -->
  <script src="index.js" type="module"></script>
</body>
</html>

という感じ。または

index.html
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
  <!-- ... -->
  <script type="module">
  import {A} from './importable.js';

  let a = new A();
  </script>
</body>
</html>

こんな感じ。

ローカル環境(file://なURL)では動作しない

こちらが軽くハマったのですが、import文はローカル環境に配置したHTML上では動作せず、「Cannot use import statement outside a module」というエラーが出ます。

ですので、オフライン環境で動作チェックをするときも、適当なサーバを立てて、そこからHTMLを表示する必要があります。

個人的に一番気楽なのは、PHPのビルトインサーバ機能

とりあえずプロジェクトのフォルダでおもむろにphp -S 127.0.0.1:8080などとすると、とりあえずそのフォルダをドキュメントルートとした簡易サーバが立ち上がるので、非常に便利です。PHPコードなんか一行も書いてないのですが。

なお、参考文献にもあるとおりですが、import文で呼び出されたモジュールおよび、type="module"属性を指定したスクリプトは、強制的にstrictモードになり、変数の宣言が強制となります。

うっかり変数宣言を忘れた変数などがあるとその時点でエラーになりますので、気をつけましょう。

参考文献

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