Project Sienaで使ったネタですが、Windowsストアアプリ開発でも適用できる内容だと思ったのでこちらに。
基本的にWindowsストアアプリでは、別のストアアプリを起動するということができません(でしたよね?)。ただし、「URLを指定してそれを起動する」 ということはできますので、それを使えば別のストアアプリを起動することもできます。
というわけでおわかりですね?地図アプリのURLに特定のパラメータを送ることで、特定の住所を表示させるということも出来ます。
地図アプリの起動URL
地図アプリの起動URLは、「bingmaps://」です。WindowsストアアプリからこのURLを指定すると、地図アプリが起動します(余談ですが、Windows+Rで表示されるファイル名を指定して実行 ダイアログでこのURLを入力しても、地図アプリが起動します。アプリの表示テストをするときにちょうど良いかもしれません)。
また、ここに住所などのパラメータを追加すると、地図を表示した上で特定の住所を検索するということも出来ます。
特定の住所を表示する
住所を指定して特定の場所を表示します。住所はどこからはじまる書式でも良いですが、うっかり区や町からはじめると、偶然他の県の住所とかぶってしまうことがあるので、県から書くことをお勧めします。
bingmaps://?q=[住所]
- ex).
bingmaps://?q=横浜市西区高島二丁目
(横浜駅の住所を表示します)
特定のGPS座標を表示する
GPS座標値を指定して地図を表示します。まだ設立して間もない施設など住所が振られていなかったり住所が地図アプリに反映されていない場所を示すときにも使えます。
ただ、Project Sienaからではなぜか正しく指定できませんでした。
bingmaps://?q=[緯度],[経度]
- ex).
bingmaps://?q=35.466190,139.622696
(横浜駅の住所を表示します)
おまけ どんなURLを指定できるのか?
Project SienaやWindowsストアアプリでどんなURLを指定可能かどうかは、実はコントロールパネルから確認可能です。
「コントロール パネル\プログラム\既定のプログラム\関連付けを設定する」より「プロトコル」を表示(下の方にスクロールさせると出てきます)します。
プロトコルの列に書かれている英文字の最後に:を付けることで、アプリが起動できます。たとえばここでは「BINGFINANCE」と書かれている行があるので、「bingfinance://」と書くとプリインのファイナンスアプリが起動します。
アプリによってはパラメータがないと起動しないものもあるので、あくまでこんなアプリが起動できるという参考にしかならないのですが、ひとまず考えるきっかけにでもなれば と。