本橋孝昭です
今回はプロファイルシステム管理者ユーザにレコード削除させない方法をご説明します
プロファイルシステム管理者は
・標準プロファイルなので設定変更できない
・すべてのレコード削除可能
という設定なので、システム管理者のSalesforceユーザはすべてのレコード削除が通常では可能です。
今回はそんなシステム管理者のSalesforceユーザに対しレコード削除をさせない設定をフローで行います
例 プロファイルシステム管理者のユーザは取引先削除をさせない
完成フロー図
このようになります
1つずつ見ていきましょう
ステップ1 開始条件を設定
開始条件は取引先レコード削除かつ
数式は
{!$User.ProfileId}="00e~"
となります
なお、"00e~"はSalesforceごとに異なります。
プロファイルIDはプロファイルを表示した際のURLをまず確認します
例として私の環境のID確認方法を見ていきましょう。
このように私の環境ではプロファイルのURLは
https://resourceful-bear-nezgxo-dev-ed.trailblaze.lightning.force.com/lightning/setup/EnhancedProfiles/page?address=%2F00eF90000017ROP
でしたのでプロファイルIDの15桁は
00eF90000017ROP
となりますね
この15桁を18桁にしましょう
例としてこちらのリンクから18桁に変更するのが容易です
これでシステム管理者の18桁のプロファイルは
・00eF90000017ROPIA2
ということが分かりましたのでこちらを設定します
ステップ1 エラーメッセージを設定
エラーメッセージ設定はこのようにカスタムエラーを使用します
あとはフローを保存して有効化してください
プロファイルシステム管理者のユーザの場合
このように取引先レコード削除を試みるとエラーメッセージが出て削除不可になります