24
33

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Salesforce認定アドミニストレーター公式模擬問題を私なりに翻訳&解説してみた(問題21~問題30)

Last updated at Posted at 2021-11-11

こんにちは。

Salesforce認定アドミニストレーターの問題が公式的に英語で確認できることはご存じでしょうか?
https://developer.salesforce.com/files/ti/thi/THI-000393/administratorpracticetest.html

今回はこの中から10問をピックアップしてご紹介します。

なお、下記文章はすべて私(本橋)個人で行った翻訳や解説でございますので、至らない点がございましたらご指摘いただけましたら幸いです
また、今回ピックアップした問題10問の英語原文は下記に記載しております
https://qiita.com/Takaa/items/c64e3642679b5dff5607

問題11から問題20 はこちら
https://qiita.com/Takaa/items/6b6f295fc425ffc79735

問題21

顧客の要件を収集し、顧客とプレゼンテーションを共有するための簡単なソリューションを営業チームに提供するために、管理者が実行する必要がある2つのアクションはどれですか。
2つのオプションを選択してください。

1プライベートChatterグループに顧客を追加します。
2 Salesforceファイルを使用して、Chatterにプレゼンテーションを投稿します。
3顧客をライブラリに追加します。
4顧客のために商談チームが作成されていることを確認します。

答え

1非公開Chatterグループに顧客を追加します。
Chatter顧客グループを作成します。 顧客は、招待されたグループのみを表示できます。 それらはそれらのグループのメンバーとのみ対話できます。
2 Salesforceファイルを使用して、Chatterにプレゼンテーションを投稿します。
Chatter顧客グループにファイルを投稿します。

解説

・顧客に共有
・簡単なソリューション
というキーワードからChatterユーザを作成しよう。そしてそのChatterユーザで情報共有しよう という話。
Chatterユーザは基本的にChatterのみの機能しか使用できないユーザですが、情報共有には便利です。
よって
1非公開Chatterグループに顧客を追加します。
でChatterグループを作成
その後、そのChatterグループで
2 Salesforceファイルを使用して、Chatterにプレゼンテーションを投稿します
という解答になります

なお、3のライブラリは外部共有できない機能なので間違い。4の商談チームも内部ユーザ向けに商談を共有する機能なので間違いです

問題22

Ursa Major Solarのお客様は、現在標準在庫では利用できないカスタムサイズのソーラーパネルを要求し始めています。 管理者は、Salesforceの追加の商品として「カスタムサイズ」という商品を追加することを決定しました。
管理者は、販売ユーザーが機会販売の合計に商品「カスタムサイズ」を追加できるようにする必要があります。
この目標を達成するために、管理者は何をすべきですか?

1価格表に新商品として「カスタムサイズ」を追加します。
2カスタムサイズとラベル付けされた新しい項目を商談に追加します。
3カスタムサイズ設定の商談に関連する新しいカスタムオブジェクトを作成します。
4カスタムサイズを新商品として注文に追加します。

答え

1価格表に新商品としてカスタムサイズを追加します。

解説

商品と価格表を使用して、販売されているものを追跡することが可能です。
今回の場合、新商品として「カスタムサイズ」レコードを作成。その後その商品レコードを価格表に追加することにより、商談から商品を選択可能になります

問題23

Ursa Major Solar(UMS)は、リード変換プロセスを構成しています。

プロセスを設定する前に、UMSが考慮すべき2つの要素はどれですか?

2つのオプションを選択してください

1ロールアップサマリーリードフィールドは、カスタム連絡先フィールドにマップできます。
2標準のリード項目は、取引先、取引先責任者、および商談フィールドに自動的に変換されます。
3リードカスタム項目は、取引先、取引先責任者、および商談フィールドにマッピングできます。
4カスタムリード項目は、カスタムオブジェクト項目にマップできます。

答え

2標準のリード項目は、取引先、連絡先、および商談項目に自動的に変換されます。

3リードカスタム項目は、取引先、連絡先、および商談項目にマッピングできます。

解説

リードが「取引開始済み」されると、標準のリード項目は、取引先責任者、取引先、(個人取引先)、および商談項目にマップされます。(標準項目はすでに移行先が決まっているので設定変更はできないです)
(取引先責任者、取引先、(個人取引先)、および商談以外のオブジェクトに変換することはできないです)
カスタム項目は、新しく作成されたカスタム項目にマップされます。

なお、4についてダメな理由は、リードオブジェクトはあくまで
・取引先オブジェクト
・取引先責任者オブジェクト
・商談オブジェクト
のレコード作成のみなので、カスタムオブジェクトの項目のマッピングはできないです
マッピング1.png

リードの詳細はこちらの動画でも解説しています

問題24

Ursa Major Solarの管理者がリードを「取引開始済み」しており、変換された取引先責任者のカスタム項目に更新する必要があります。

この目標を達成するために、管理者は何をすべきですか?

1カスタムリード項目をカスタム取引先責任者項目にマップします。
2リード変換ウィザードを使用して、項目を選択します。
3データローダーを利用して、カスタムリード項目のデータを移動します。
4カスタムリード項目を標準の取引先責任者項目にマップします。

答え

1カスタムリード項目をカスタム取引先責任者項目にマップします。

解説

1について
リードが「取引開始済み」されると、標準のリード項目は、取引先責任者、取引先(個人取引先)、および商談項目にすでにマップされます。カスタム項目は、新しく取引先責任者、取引先(個人取引先)、および商談のどれかにカスタム項目作成後、カスタム項目にマップします。

2について
リード変換ウィザードという機能はそもそもないか?
なお、
項目の変換はユーザーによって選択されず、システム管理者によって設定されます

3について
データローダは必要ないです

4について
カスタムリード項目は、標準の取引先責任者項目にマッピングできません。

問題25

管理者がケース割り当てルールを構成するために使用する必要がある2つの有効な担当者オプションはどれですか?

1ユーザー
2キュー
3ケースチーム
4公開グループ

答え

1ユーザ
2キュー

解説

ユーザーとキューをケースに割り当てることができます。
(所有者として設定することが可能です)
3のケースチームはケースを誰に見せるか?という機能なので所有者設定の話ではないので間違いです

4の公開グループは、所有者として割り当てることはできません

ユーザは一人一人のユーザ(田中太郎。鈴木次郎など)のこと。
キューはユーザのグループのこと(山田三郎と高橋史郎の営業グループ など)のことです。
下記画像のように、ケースレコードは「ユーザ」と「キュー」の選択が可能です
キュー.png

問題26

Ursa Major Solarでは、ケースを自動的に作成する必要があります。

管理者がこの目標を達成するために使用できる3つの機能はどれですか?

3つのオプションを選択してください。

1メールtoケース
2SMS-to-case
3 Lightning for Outlook
4プロセスビルダー
5 Web-to-case

答え

1メールtoケース
4プロセスビルダー
5 Web-to-case

解説

ケースレコードの自動作成の方法についてどうするか?という話
1メールto ケース
5 Web-to-case
はケースオブジェクト自動作成の機能です
Web-to-Caseまたはメール-to-Caseを設定して、Webサイトおよび顧客の電子メールからケースを自動的に作成可能です。
4プロセスビルダーは(ケースオブジェクト関わらず)レコード自動作成が可能です

なお
2SMS-to-case について
Salesforceは、追加のコーディングまたはAppExchangeのアプリケーションがないと、テキストを介してケースを作成できません。
3 Lightning for Outlook
Lightning for Outlookは、電子メールを連絡先、リード、アカウント、商談、およびケースにリンクできる機能です。
よって2や3は明らかに機能的に違うことが分かります

問題27

Ursa Major Solarは、ユーザーの問題と顧客の問題の両方を追跡します。

ユーザーの問題は次のようにログに記録できます:新規、返信待ち、クローズ
お客様の問題は、新規、作業中、クローズ済みとしてログに記録できます。
管理者は、両方のケースタイプを追跡する必要があります。 どの機能を使用する必要がありますか?

1レコードタイプとサポートプロセス
2ページレイアウトとレコードタイプ
3ワークフローと自動ケースユーザー
4ページレイアウトとプロセスビルダー

答え

1レコードタイプとサポートプロセス

解説

これはケースオブジェクトの話です
問題を意訳すると
ケースオブジェクトには使い方が2つあります。
A Salesforceユーザーの問い合わせ(つまり社内の問題)
B お客様の問い合わせ(つまり社外の問題)
それぞれ対応方法が異なります。
ユーザは 新規、返信待ち、クローズ
お客様は 新規、作業中、クローズ済み

よって、1つのケースオブジェクトにそれぞれ別の状況を記録できる設定が必要なので
1レコードタイプ作成(ユーザ用、お客様用)
2サポートプロセス作成(ユーザ用、お客様用)
となります

レコードタイプを使用すると、さまざまなビジネスプロセス、選択リスト値、およびページレイアウトをさまざまなユーザーに提供できます。

問題28

Ursa MajorSolarの管理者がケースフィードを設定しています。

管理者は何を考慮する必要がありますか?

1ケースオブジェクトに対してChatterフィード追跡を有効にする必要があります。
2ユースケースフィード権限は、すべてのプロファイルに対して自動的にアクティブになります。
3デフォルトでは、ケースフィードが標準のケース詳細ページに置き換わります。
4ケースフィードには、ServiceCloudユーザー機能ライセンスが必要です。

答え

1ケースオブジェクトに対してChatterフィード追跡を有効にする必要があります。

解説

1について
ケースフィードアクションとフィードアイテムを有効にすると、ユーザーは、メールやステータスの変更など、ケースを操作するときに必要な標準アクションと、それらのアクションに関連するアイテムのフィードの両方にアクセスできます。

フィード追跡の設定部分はこちらです
フィード追跡.png

2について
ケースフィードアクションとフィードアイテムを有効にすると、ユーザーは、メールやステータスの変更など、ケースを操作するときに必要な標準アクションと、それらのアクションに関連するアイテムのフィードの両方にアクセスできます。

3について
ケースフィードアクションとフィードアイテムを有効にすると、ケースは新しいユーザーインターフェースに自動的にアップグレードされます。

4について
ケース利用には必ずしもServiceCloudユーザー機能ライセンスが必要とは限りません

問題29

Ursa Major Solarは、ケース割り当てルールを設定しています。
ケースを割り当てることができる2つの場所は何ですか?
2つのオプションを選択してください。

1キュー
2ユーザー
3連絡先
4プロファイル

答え

1キュー
2ユーザー

解説

割り当てルールは、ユーザーまたはキューに割り当て可能です。

問題30

Ursa Major Solarの優先度の高いケースでは、3時間以内に応答を受け取るか、「優先度の高いキュー」と呼ばれるキューにエスカレーションする必要があります。

管理者は、この要件を実装するためにケース管理プロセスを構成する必要があります。

管理者はこの目標をどのように達成する必要がありますか?

1割り当てルールを作成して、status = highのすべてのケースを優先度の高いキューに割り当てます。
2エスカレーションルールを作成して、status = highのすべてのケースを、最終変更時刻に基づいて優先度の高いキューに割り当て、経過時間を3(時間)に設定します。
3エスカレーションルールを作成して、ケースの作成時期に基づいて、status = highのすべてのケースを優先度の高いキューに割り当てます。
4ケースマイルストーンを作成して、最終変更時刻に基づいてステータス=高のすべてのケースを優先度の高いキューに割り当て、経過時間を3(時間)に設定します。

答え

2エスカレーションルールを作成して、status = highのすべてのケースを、最終変更時刻に基づいて優先度の高いキューに割り当て、経過時間を3(時間)に設定します。

解説

問題内容的に
>「優先度の高いキュー」と呼ばれるキューにエスカレーションする必要があります。

ということなのでケースオブジェクト機能のエスカレーションルールの話と推測できます

エスカレーションルールは、ケースがルールエントリで定義された基準を満たしている場合、ケースを自動的にエスカレーションします。また経過時間に基づき、ケースの最後の応答がいつだったかを追跡します。

エスカレーションルールとは、ケースオブジェクトのみの機能です。

エスカレーションルールについてはこちらの動画もご確認ください

問題31から問題40はこちら

24
33
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
24
33

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?