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突然AWS Directory Serviceの課金が始まって焦った話

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課金額が右肩上がりに

AWSの課金額をSlackに連携しているのですが。
毎日ちゃんとチェックしているかと言うとそうでもない。
今日、ふと見てみたら・・・。

あれ、10/30から右肩上がりで増えているんですけど!
IMG_1101_2222.png
とりあえず、AWSにログインして、Cost Explorerを開きます。
何にお金が掛かっているのでしょう?
IMG_1101_2224.png
普段はS3と月々のRoute53くらいしか掛かっていないので、明らかに突出しているAWS Directory Serviceが課金額を増加させているサービスだと断定。
しかし、ここ最近どころか、今までもAWS Directory Serviceを使った記憶は無い。
さて。

AWSからのお知らせ

Gmailで過去にAWSから来ていたメールで、AWS Directory Serviceに関連するメールは無いか調べてみます。
Hitしました。
IMG_1101_2232.png
こんな内容が記載されていました。

AWS は、 2020 年 9 月 22 日以降、アクティブなエンドユーザーがいない 1 つ以上の Amazon WorkDocs サイトを削除します。さらに、 WorkDocs サイトがないと、現在の AWS Directory Service ディレクトリの無料利用枠が使用できなくなり、 AWS アカウントの AWS Directory Service ディレクトリの料金が課金されます。この E メールを読んで、請求が開始される理由を理解し、 AWS Directory Service ディレクトリが不要な場合は追加料金の支払いを回避する方法をご確認ください。

なぜこのメールを受信するのですか?
2020 年 7 月 14 日現在、 Amazon WorkDocs 管理者ダッシュボードに「アクティブ」とマークされたエンドユーザーが 30 日以上存在しません。 Amazon WorkDocs で使用するディレクトリを追加費用なしで提供していましたが、ディレクトリの無料利用資格を得るには、 Amazon WorkDocs サイトが必要です。Amazon WorkDocs サイトは、アクティブなエンドユーザー不足により削除されるため、無料ディレクトリの利用資格はなくなり、2020 年 9 月 22 日より、関連付けられた AWS Directory Service ディレクトリの請求が開始されます。

AWS アカウントにディレクトリがあるのはなぜですか?
ディレクトリは、Amazon WorkDocs サイトを使用するために自動的に作成されたか、ディレクトリを個別に作成した可能性があります。

どのような行動を取るべきですか?
1 つ以上の Amazon WorkDocs サイトの削除や、アカウントへ追加の AWS Directory Service 料金が発生しないようにするには、以下の 2 つのオプションを参照してください。

1) Amazon WorkDocs サイトを維持したい場合は、サイトのエンドユーザーを有効にして、Amazon WorkDocs サービスの使用を開始してもらってください。さらに、AWS Directory Service 関連の料金を回避するために、適切な数の Amazon WorkDocs ユーザー( スモールの Simple AD または AD Connector の場合は 1 ユーザー、ラージの Simple AD または AD Connector の場合は 100 ユーザー)を有効にして、ディレクトリの無料利用資格を取得してください。詳細については、AWS ドキュメント [1] の「Amazon WorkDocs ユーザーの招待と管理」を参照してください。

2) 使用されていない Amazon WorkDocs サイトを削除できます。使用されていない Amazon WorkDocs サイトを削除する方法については、Amazon WorkDocs 管理ガイド [2] の「サイトの削除」セクションを参照してください。Amazon WorkDocs サイトを削除するプロセスの一環として、ユーザー AWS ディレクトリの削除を選択できます。

注: Amazon WorksDocs サイトを削除して、関連付けられた AWS ディレクトリを放置すると、アカウントに AWS Directory Service 料金が発生します。Amazon WorkDocs サイトを削除した後に AWS ディレクトリを使用しない場合は、料金が発生しないように AWS ディレクトリを削除する必要があります。AWS Directory Service コンソールからディレクトリを削除する方法の詳細については、AWS ドキュメント [3] の「ディレクトリの削除」を参照してください。

AP-NORTHEAST-1 リージョンにて影響のあるディレクトリは以下です:
d-hogehoge00

ディレクトリの表示の詳細については、AWS ドキュメント [4] の「ディレクトリ情報の表示」を参照してください。

AWS ディレクトリを削除したり、Amazon WorkDocs ユーザーを有効化しない場合はどうなりますか?
AWS ディレクトリを保持する場合は、アクションは必要ありません。お客様がアカウントに残すと決定した関連する AWS ディレクトリは、AWS によって削除されません。

AWS ディレクトリを保持すると、どれくらいの費用がかかりますか?
関連付けられた AWS ディレクトリを保持する場合、AWS ディレクトリは 2020 年 9 月 22 日より標準の従量課金制料金に変換されます。詳細については、「AWS ディレクトリサービスの料金表 [5]」を参照してください。

ご不明な点がある場合は、 AWS サポート[6]までお問い合わせください。

[1] https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workdocs/latest/adminguide/users.html
[2] https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workdocs/latest/adminguide/manage-sites.html
[3] https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/directoryservice/latest/admin-guide/ms_ad_delete.html
[4] https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/directoryservice/latest/admin-guide/ms_ad_view_directory_info.html
[5] https://aws.amazon.com/jp/directoryservice/other-directories-pricing/
[6] https://aws.amazon.com/support

なるほど。
でも、Simple ADを利用した記憶は無いし、WorkDocsにも手を出していない(本当は試してみたかったけど)と思うのだが。

原因となるリソースが判明

本当に心当たりがないか、Simple ADの説明を読んでみる。
その中にWorkSpacesの文字が。
そう言えば、2018年にお試してWorkSpacesを入れていたことがあった。
その時に作成されたリソースが残っているのかも!?
IMG_1101_2254.png
見つけました、やはりWorkSpacesを作成した時にSimple ADができていたようです。(見つけた時点では削除中ではないです、悪しからず)

ここまで判明したので、あとはリソースを辿っていって不要なものをひたすら削除。

課金は止まった?

ということで、後日ちゃんと課金が止まったことをCost Explorerで確認してみます。
20201107_IMG_0937.png
ちゃんと止まりました!
これで一安心。
リソースの使用状況や課金のチェックはこまめにしましょう。

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