この記事は ServiceNow アドベントカレンダー 2024(https://qiita.com/advent-calendar/2024/servicenow) の12月16日分の記事として執筆しています
三井情報(MKI)は先日、ServiceNow社が主催するHackathon 24にチーム若虎としてチャレンジしてきました!!
はじめに
Hackathonは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を掛け合わせた造語。特定のテーマに向けて限られた期間内でアイデアを考え、アプリケーションやサービスを開発し、その結果を競い合うイベントです。
ServiceNow Hackathonは2018年より開催されており、MKIは2021年から今年で4回目の参加となります。今回のテーマは「PUT AI to Work」でした。今回はMKIの参加体験をご紹介します!
チーム構成
昨年に引き続き、若手エンジニアの技術力及び経験値向上を目的に参加を決定しました。今年はServiceNow開発チームの若手5名エンジニアだけでなく、別部署の若手メンバーを加えた新生チーム”若虎"として参加しました!!
※若虎とは…「若者よ虎となれ」という上司の言葉から命名されました。日々の業務でも若虎の名前の下、活動しております。
INNOWVATION SUPPORTER
今回、チーム若虎が提案したアプリはINNOWVATION SUPPORTERです!
ServiceNowを使って革新性(Innovation)のあるアプリを作ろうといった思いから命名しました。本アプリは研究者のイノベーションを支援するために設計されており、特に研究業務の手間を軽減する機能(Help Hands)や、過去の研究データを基にアイデアや次のアクションを提案するAI機能(Brain Assist)を搭載しています。Help Handsでは研究ノートの管理、資材の在庫確認、報告書作成、社内申請の効率化、Brain Assistでは過去の研究データや外部情報を基にAIがアイデアやアクションを提案する等、多岐にわたるサポートを提供し、研究者が本来の研究活動に集中できる環境を整えることを目的としています。
Hackathon当日
今年の会場は赤坂インターシティAIR。会場には予選を通過した20チーム114名とアイデアソンに参加した13チーム40名の約150名が参加されたそうです。
メンバーの緊張が高まる中、クジ引きによりチーム若虎の発表は13番目に選出されました。
事前に何度も練習を重ねたこともあり、発表は時間をオーバーすることなく無事に終了することができました。
結果
結果は全体13位と目標としていた入賞には届きませんでした。
研究者の業務のDXに対して、ServiceNowの強みである様々な人やプロセス、組織、データを統合し、ワークフロー化し効率化しつつAIを組み合わせた点で高い評価を頂きました。一方で、ServiceNowで実装した機能としては一部機能を除き、一般的なWFの範疇に収まってしまった点が反省点となりました。
感想
昨年度と比較して全体のレベルが大きく向上していたように感じました。
私たちのチームはITSMをメインの機能として構築したので、改めて他モジュールを含めて学習と経験値獲得が重要であると実感しました。参加したメンバーからの感想を一部ご紹介します。
- 業務の合間を縫って他部署のメンバーと協力し、得意分野を活かしながら役割分担をしてアイデアを形にできたことは大変良い経験だった。受賞には至らなかったものの、メンバーから多くの学びを得て、新しい知識も身に着けることができた。
- 普段の業務ではこの様なイベントに参加する機会がなかったので、この機会を通じて大きな成長を感じた。賞を逃したのは残念だが、全力で取り組んだ結果に満足している。
- テキスト2部構成で開催され、1回戦はアイデア出しとコンセプト固めに集中できたのが面白かった。
終わりに
今年は予選・本選形式への変更や他部署のメンバーとの協働など、昨年とは異なる環境の中、メンバーそれぞれが自らの得意領域を活かし取り組むことができました。
目標である入賞には届きませんでしたが、メンバー全員でアイデアを出し合い予選を通過できたことは大きな成果だと感じています。
ご協力いただいた関係者の皆様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
今後も日々の業務に精進し、次回のハッカソンに向けて更なる成長を目指して参ります。