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Dataverse のごみ箱機能(レコードの復元)のご紹介

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Dataverse のレコードを誤って消してしまったときに、テーブルのレコード単位でデータを復元できる機能が出ております。通称 "ごみ箱"

軽微なレコード削除ミスに対してわざわざSRを起票してサポートを依頼したり、環境(Dataverse単位)での大がかりな復元作業したりせず、お客様のシステム管理者にて時間をかけずにレコード復元(復旧)することができるのでご活用ください。

使い方は以下の通りですが、すべてシステム管理者で操作いただく内容なので、一般の Power Platform ユーザーの人は参考程度に見てください。

ごみ箱機能の有効化

・PPAC にシステム管理者としてログイン
・環境 > 設定 > 機能 をクリック
・ゴミ箱 (プレビュー) を オン
・回復時間間隔 (最大30日) を設定
・保存 をクリック

image.png

ごみ箱機能の使い方(復元方法)

・PPAC にシステム管理者としてログイン
・環境 > 設定 > 削除されたレコードを表示 (プレビュー) をクリック
・削除されたレコード一覧 が表示されることを確認
・復元 (Restore) をクリックし、データが復元されたことを確認

image.png

標準的なリレーションシップがあるテーブルの扱いについて
カスケード (伝播) されるようにリレーションシップが作成されたテーブル間であれば、復元を選択したレコードだけでなく、リレーションシップされているレコードも復元されます。
リレーションシップとカスケードについては、サポートチームの記事をご参照ください。https://jpdynamicscrm.github.io/blog/powerplatform/table-relationship-behavior/

image.png

カスタムビジネスロジックによるリレーションシップがあるテーブルの扱いについて
「あるテーブルのレコードを消すと別のテーブルのレコードも消される」といったお客様独自で実装したカスタムビジネスロジックがある場合は、本機能 (復元) であるテーブルのレコードを復元しても、関連する別のテーブルのレコードは復元されないため、オリジナルのビジネスロジックを逆にするような処理 (Restore メッセージ) が必要になります。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/developer/data-platform/restore-deleted-records?tabs=webapi

以上、ご参考になれば幸いです。

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