おはこんばんちは。
2021年に入ってから Dynamics 365 Finance and Operations めちゃくちゃ機能が増えていて、正直追いつけてない状況です。
しかし止まったら負けなので、頑張って知識は定期的にアップデートしていこうと思います。
さて、今日は2021年Wave1で登場した Production floor execution について少し調べてみました。
この機能は雑に言うと、「製造現場の従業員が稼働登録(ジョブカード登録)するためのいい感じのUI」なんだと思います。他製品でいうと Shop Floor Management に該当するものかなと思います。
Production order からジョブカード登録するのはなんか導線がわかりづらいですし、現場の多くの方が使うのであれば尚更UIはちゃんとしたのがほしいですよね。
USMF でちょっと触ってみました。
① Production control > Setup > Configure production floor execution
ここで基本的なこの機能の設定をしていきます。細かい設定値の説明は割愛します。
② Production control > Manufacturing execution > Production floor execution
この端末がまだどんなジョブをするためのものか設定されていませんので、設定していきます。
「①」で設定した設定を選択
この製造現場では何を製造しているのかを指定するところです。ここでは Cabinet の Assembly(組み立て)という例で以下のように設定しました。
こちらで設定は終わりましたので、Batch IDに作業員のIDを入れてログインしましょう。例ではBatch ID は 123 です。ちゃんと左上に Cabinet assembly 用の設定が効いていることがわかりますね。
そしてログインしてみます。ほう、製造指示が5つ(P000xxx)あって、全部 D0001 という品目を作るための Speaker assembly(スピーカー組み立て)作業をするんですね。
とりあえず一番上の製造指示を開始してみます。184個作らなきゃいけないみたいなので、とりあえず全数で Start しました。
それで Active jobs のタブに移動してもらうと、この作業指示が進んでいるのがわかりますよね。とりあえず Report して作業を完了させてみます。
完了させると、こんなメッセージが。とりあえずこのジョブカードの Journal が転記されたようです。
一応 Production order から確認してみます。ちゃんとジョブカードとか付随する Picking list や Route card も転記されています。
おつかれさまでした。残りの4つの作業も頑張ってください。
あと、2021年 Wave2 よりバッチオーダー(プロセス製造)にも対応するようになって、フォーミュラ・連産品・副産物らに対するジョブカード登録できるみたいですね。