従来の D365 Field Service Mobile (Xamarin) アプリは、2022/6/30 にEOS を迎えますが、新しく Field Service Mobile (Power Platform) が出ておりますので、こちらをお使い・移行いただくようお願いいたします。
すでに、公式Docsやプレイブックにて移行ガイダンスをお伝えしていますが、今回は新FSMの利点や機能改善(強化)を以下の観点でまとめてみました。
Wave(春・秋の大型リリース情報)だけでなく、日々のアップデートの中でも気づいたことがあったら更新しようと思います。
プラットフォームの観点
■ Field Service (Dynamics 365) モバイル アプリは時間の経過とともに進化し、Dynamics 365 Field Service と Power Platform で新機能と継続的な投資の恩恵を受けます。リンク
例. 2022年 Wave1 リリースにてWindows 10 用に対応したネイティブアプリを提供(GA:2022/4) リンク
■ To modernize fundamental design points, To handle accessibility standards, To reduce complexity/costs/time delays プレイブックp.8
例. Power Automate が使えることでフロントラインワーカーのデバイスにプッシュ通知を送信できる。
例. Power Apps コンポーネントフレームワークが使えることでPower Apps アプリケーション内で使用できる再利用可能なコード コンポーネントコントロールを作成できる。リンク
機能の観点
■ 現時点でのベース機能の一覧 リンク
・ 2020年 Wave1 リリースにて新FSMが登場 リンク
・ 2020年 Wave2 リリースにて強化 リンク
例. 新規の予約やキャンセル済みの予約など、重要な更新を技術者に通知するプッシュ通知。
例. カスタマイズされたレポート。
例. オフラインの拡張機能 (同期のパフォーマンス改善、手動による強制同期、既定でのアプリのオフライン実行など)。
例. 最大 32 MB の写真、ビデオ、ファイルでのサービスの記録。
※ Web・モバイル共通で利用可能な機能リリースという広義な意味で捉えると更にあります(Teams連携や位置情報 etc.)
使いやすさの観点
■ 2021年 Wave1 リリース にて強化 リンク
例. Bing地図のインライン マップで提案される住所を使用してアカウント サービスの住所をすばやく入力できるため、正確性を確保し、データ入力エラーを減らすことができます。さらに、住所フィールドが結合され、住所全体が読みやすくなります。
■ 2021年 Wave2 リリース にて強化 リンク
例. モバイル予約カレンダー コントロールに最大 3 つのカスタム フィールドを追加できます。 ユーザーは、今後のサービス訪問の準備に必要な情報をひとめで確認できます。
例. 複数行のテキスト ボックスが、入力されたテキストの量に合わせて拡張されるようになります。
例. 日付と時刻の入力では、デバイスのオペレーティング システムによって提供される既定の入力コントロールが利用されます。 モバイル デバイス上で、他のアプリで使い慣れているものと同じ入力パターンを使用します。
例. 作業指示書は、既定で、作業指示書サービス、作業指示書製品、および作業指示書サービスのタスクに最新のタスク完了制御が使用されます。 完了したタスクを簡単にチェックでき、使用される製品やサービスをタッチしやすい大きなアイコンで更新できます。
■ 2022年 Wave1 リリース にて強化 リンク
例. 予約カレンダーコントロールからのカスタマイズ可能なクイックアクションは、顧客の場所へのナビや予約ステータスの変更など、ユーザーに便利なショートカットを提供します。
例. タブレット用のレイアウトが最適化されます。
例. アイテムリストからシンプルに選択できるよう、ルックアップコントロールの機能が強化されています。
例. 予約フォームの中にある重要な資産の情報がハイライトされます。