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Synology NASで「自分専用の自動化サーバー(n8n)」を立ち上げる方法(Docker入門)

Last updated at Posted at 2026-01-20

はじめに

「NAS(ナス)」というと、写真や書類を保存する「デジタル金庫」だと思っていませんか? 実は、Synology製のNASは、スマホのようにアプリを入れて動かせる「小さなパソコン」 でもあるんです。

今回は、このNASの中に 「n8n(エヌエイトエヌ)」 という最強の自動化ツールをインストールして、 「チャットの会話ログを勝手に保存してくれるロボット」 を住まわせる方法を解説します。

専門用語(Dockerなど)が分からなくても大丈夫!できるだけ噛み砕いて説明します。

1. そもそも何をしようとしているの?

登場人物

NAS(家): あなたのデータの保管場所。24時間稼働していて頼もしい。
n8n(ロボット): いろんな仕事を自動でやってくれるツール。
Docker(貸し部屋): ロボットが住むためのカプセルホテルみたいなもの。NASの中には、この「貸し部屋」を作ることができます。

目標

NASの中に「Docker(貸し部屋)」を用意して、そこに「n8n(ロボット)」を招待します。 そうすれば、パソコンを閉じていても、ロボットが勝手に仕事(データの保存など)をしてくれるようになります!

2. 準備するもの

Synology NAS(Plusシリーズなど、Intel系CPU搭載モデル推奨)
PCのブラウザ(管理画面にアクセスするため)

3. 手順:ロボットを招待しよう!

Step 1: 「貸し部屋(Container Manager)」を用意する

まず、アプリを動かすための場所を作ります。

Synologyの管理画面に入り、「パッケージセンター」 を開きます(スマホのApp Storeみたいなものです)。
検索窓に 「Container Manager」 と入力してインストールします。 (※古いOSだと「Docker」という名前の場合があります。同じものです)

注意ポイント

インストール時に以下のような確認があります
ブリッジネットワークを構成 コントナ間通信のための専用サブネットをセットアップします...

「次へ」を押してそのままで大丈夫です!🙆‍♂️

解説: これは「NASの中に作る『貸し部屋(Docker)』専用の電話番号(IPアドレス)をどうしますか?」という質問です。 デフォルトの 172.は、普通の家庭内ネットワークとは被らないので、そのまま「次へ」で問題ありません。"

Step 2: 「ロボット(n8n)」を呼び出す

インストールした 「Container Manager」 を開きます。
左メニューの 「レジストリ」 をクリック。
ここは「世界中のロボットカタログ」です。
検索窓に n8n と入力し、検索。
一番上に出てくる n8nio/n8n をダブルクリックしてダウンロード!

image.png

バージョンの選択画面が出たら
latest
(最新版)を選べばOKです。

Step 3: 部屋の契約(設定)をする

ここが一番の難関ですが、3箇所だけ設定すればOKです!

左メニューの 「イメージ」 をクリック。
ダウンロードした n8nio/n8n を選んで 「実行」 ボタンを押します。
設定ウィザードが開くので、以下のように設定します。

① ポート設定(部屋番号を決める)
「ローカルポート」という欄に 5678 と入力してください。

これは 「5678号室に行けばロボットに会えるよ」 という設定です。

② ボリューム設定(メモ帳を渡す)
ロボットが仕事を覚えるための場所(フォルダ)を指定します。これをしておかないと、再起動するたびに記憶喪失になります。

「フォルダの追加」を押し、NASの中に /docker/n8n というフォルダを作って選びます。
マウントパス(保存先)には /home/node/.n8n と入力します。

③ 完了!
あとは「次へ」「完了」を押していけば、起動します!

4. いざ、ご対面!

PCのブラウザを開いて、以下のURLを入力してみてください。

http://[NASのIPアドレス]:5678 (例: http://192.168.1.3:5678

見慣れないピンク色の画面(n8n)が表示されましたか? それがあなた専用の自動化ロボットです!🎉 アカウント登録(自分専用)を済ませれば、準備完了です。

まとめ

これで、あなたのNASは単なる「保存場所」から**「24時間働く自動化サーバー」**に進化しました。

次は、このロボットに**「ChatGPTとの会話を受け取って、ファイルとして保存する」**というお仕事を教えてあげましょう。 (それはまた次回、「Webhooks設定編」で!)

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