こんにちは、エンジニアのTaichiです。
日々アップデートされる技術情報、追いかけるのが大変ですよね。「あとで読む」つもりの記事が溜まっていくばかり…。
そこで今回は、話題のローコードツール n8n と、愛用のノートアプリ Obsidian を連携させ、「朝起きたら、勝手に最新ニュースの要約が自分のノートに届いている」 という夢のようなシステムを構築しました。
コードをほぼ書かずに実現できたので、その手順とノウハウを共有します。
🏗️ 全体アーキテクチャ
仕組みはシンプルですが、強力です。
- 収集: n8n が毎朝9時にGoogleニュース(RSS)を取得。
- 加工: OpenAI (GPT-4o) が記事を要約し、X (Twitter) 用のポスト文も作成。
- 保存: n8nが GitHub のプライベートリポジトリにMarkdownファイルとして保存。
- 同期: PCを開くと Obsidian Git プラグインが自動でPullし、ローカルに記事が降ってくる。
データの保管場所としてGitHub(Git)を挟むことで、バックアップも完璧かつ、どのデバイスでも同期しやすい構成にしています。
🛠️ Step 1: n8nでAI要約フローを作る
まずは情報収集の自動化です。n8nのワークフローは以下の4ステップで組みました。
- Schedule Trigger: 毎朝9時に起動。
-
RSS Feed Read: Google NewsのRSS(例:
Medical AIで検索したURL)を取得。 -
OpenAI (Chat Model): 取得した記事をAIに投げ、要約させます。
- プロンプトのコツ:「技術者向けに要約して」「Markdown形式で出力して」と指示すること。
- GitHub (Create a file): ここでMarkdownファイルとして保存します。
💡 ハマりポイント:ファイルの重複問題
最初は「日付+連番」で保存しようとしたのですが、これだと実行するたびに同じニュースが別名(例: 2026-02-01-0.md, 2026-02-01-1.md…)で保存されてしまい、ノートが重複だらけになってしまいました。
解決策:ファイル名にGUID(記事ID)を使う
RSSには記事ごとにユニークなID(guid)が含まれています。これをファイル名にすることで、重複を完全に防げます。
// GitHubノードのFile Path設定(Expression)
news/{{ $('RSS取得ノード').item.json.guid }}.md
これで、「同じ記事なら同じファイル名」 になります。
さらに、GitHubノードの設定で On Error を Continue に変更しました。
こうすることで、「既にファイルが存在する場合(=取得済みの記事)」はエラーを無視してスキップし、「新しい記事だけを保存する」 という賢い挙動になります。
🛠️ Step 2: GitHubとObsidianを連携する
次に、保存されたデータをObsidianで受け取る設定です。ObsidianのVault(保管庫)はGitで管理しやすい場所に作成しました。
1. Obsidian Git プラグインの導入
Obsidianのコミュニティプラグインから 「Obsidian Git」 をインストール&有効化します。
2. GitHubリポジトリとの紐付け
保存先のフォルダで git init し、n8nが保存しているGitHubリポジトリを origin として登録します。
3. 自動同期の設定
これが最後の仕上げです。Obsidian Gitの設定画面で以下をONにしました。
-
Pull on startup: ON
- これで、Obsidianを起動した瞬間に最新ニュースがDLされます。
-
Vault backup interval (minutes): 10
- 10分ごとに自動でバックアップ(保存)と同期(受信)を行います。
🎉 結果:自分の脳が勝手に拡張されていく感覚
このシステムを動かし始めてから、情報収集のスタイルが激変しました。
- Before: わざわざニュースサイトを巡回して、広告にイライラしながら斜め読み。
- After: 朝Obsidianを開くと、既にニュースが要約されて並んでいる。「重要そうだな」と思ったものだけリンクを開けばOK。
GitHubを介しているため、PCだけでなく、スマホやタブレットからもアクセス可能です。
「自分だけのナレッジベース」が勝手に育っていく感覚は、一度味わうと病みつきになります。
まとめ
n8nとObsidian、そしてGitHub。この3つを組み合わせることで、「最強のインプット環境」 がノーコード(ローコード)で作れました。
特に 「n8nでGitHubにMarkdownを直接投げる」 というテクニックは、ブログの自動投稿やレポート作成など、他にも色々応用できそうです。ぜひ試してみてください!
Created by Taichi Endoh