前回の記事で、Synology NASに「n8n(自動化ロボット)」をインストールしました。 しかし、いざ起動しようとすると…「予期せず停止しました」 というエラーで即死!😱 さらに、外からアクセスしようとしたら**「ルーターの設定画面に項目がない!?」**
今回は、初心者が必ずぶつかる**「権限の壁」と「MAP-E(プロバイダ)の壁」**、そしてその解決までの道のりを記録します。
💀 その1:ロボットが即死する(権限エラー)
現象
Container Managerでn8nを「実行」しても、数秒で「予期せず停止しました」とポップアップが出て止まってしまう。 ログを見ると Permission denied などの不穏な文字が…。
原因:ロボットに鍵を渡し忘れていた
n8n(ロボット)は、NASの中に「記憶用ノート(設定ファイル)」を作ろうとします。 しかし、NAS側のフォルダ(/docker)が頑丈すぎて、「お前ごときが書き込んでいい場所じゃねえ!」 と門前払いされていたのです。
✅ 解決策:フォルダの権限を開放する(Plan B)
一番手っ取り早いのは、NAS側で「誰でも書き込んでいいよ」と許可してあげることでした。
Synologyの 「File Station」 を開く。
docker フォルダを右クリック > プロパティ。
「許可」 タブで、Everyone(全員)に対し 「読み取り&書き込み」 を許可。
⚠️ ポイント: 左下の 「このフォルダ、サブフォルダ、ファイルに適用」 にチェックを入れること!
これをしてから再起動したら、見事「緑色のランプ(実行中)」が点灯し続けました!🟢
🚧 その2:外からアクセスできない(MAP-Eの壁)
無事にn8nが動いたので、次は外出先やクラウド(Vercelなど)からアクセスできるように**「ポート開放」**に挑戦しました。
やりたかったこと(Full Course)
DDNS取得: xxxx.synology.me という住所をゲット(無料&SSL付きで最高)。
リバースプロキシ: abcd ポートに来た通信を、n8nの 5678 に転送設定。
ルーター設定: Wi-Fiルーターで「abcd番の穴を開ける」。
ここまでは完璧でした。しかし…
現象:ルーターに「穴を開けるメニュー」がない!
ルーターの管理画面に入ったところ、あるはずの 「静的IPマスカレード(ポートマッピング)」 というメニューが消滅していました。
原因:最新の通信方式「MAP-E」
実は、最近の高速なネット回線(v6プラスやOCNバーチャルコネクトなど)では、「MAP-E」 という方式が使われています。 これは「1つのIPアドレスをマンションの住民みんなでシェアする」ような仕組みです。 そのため、「自分の部屋だけ勝手に鍵(ポート)を開けることは許されない」 のです。
「情報を確認」画面で MAP-E と書かれていたら、残念ながら標準的なポート開放はできません。😭
🚀 最終兵器:Cloudflare Tunnel(トンネル)へ
「じゃあ、外からアクセスできないの?」 …いいえ、諦めるのはまだ早いです。 正面玄関(ポート開放)がダメなら、「地下トンネル」 を掘ればいいのです。
次回の予告
ここからが本番、「Cloudflare Tunnel(クラウドフレア・トンネル)」 の導入です!
メリット:
ルーターの制限(MAP-E)を完全に無視できる。
セキュリティ最強(家のIPアドレスがバレない)。
ただし「独自ドメイン(年間1500円くらい)」が必要。
「月額100円ちょっとなら安い安心料だ!」と割り切り、次回はいよいよドメインを取得して、最強の自動化サーバーを完成させます。