コードを書き換えてコミットもしたのに、本番サイトに反映されない。
そんな経験ありませんか?
実はブランチと Vercel の関係を理解していないと、
「PC の中だけで完結する作業」になってしまうんです。
自分の学び直しを兼ねて、この罠を整理してみました。
はじめに
医療と IT のあいだで動いている立場として、デプロイ周りで毎回つまづくポイントを整理した記事です。
教育関係の仕事もしているので、伝える側でも自分の理解を確かめたくて書いています。
1. ブランチって結局何?
ひとことで言うと「並行作業用の作業コピー」です。
🔰 「Git」って何?
コードの履歴を管理するしくみ。Word の「変更履歴」の超強化版。
🔰 「ブランチ」って何?
本流(main)から枝分かれした「もう 1 つの作業ライン」。
本を 2 冊コピーして、A 本に落書きしても B 本(本流)はキレイ、というイメージ。
2. Vercel って結局何?
ひとことで言うと「GitHub のコードを自動で公開してくれるしくみ」です。
🔰 「デプロイ」って何?
書いたコードを「実際にネットからアクセスできる状態」に出すこと。
レストランの厨房で作った料理を、客席のテーブルに運ぶイメージ。
3. ありがちな罠 ─ 「あれ、反映されてない…」
こんな経験ありませんか?
- ✅ コード書いた
- ✅ コミットした
- ✅ ファイルも保存してる
- ❌ でもサイトに出てこない
🔰 「コミット」って何?
作業の「セーブポイント」。RPG のセーブと同じ。
ただし、セーブしただけでは「ローカル PC の中」だけ。
4. 罠の正体 ─ 3 つのよくあるパターン
| パターン | 状態 | サイトに出る? |
|---|---|---|
| ① ローカルだけ | コミットしたけど push してない | ❌ |
| ② 別ブランチ | push したけど main じゃない | △(preview のみ) |
| ③ main 直 | push 済み・main | ✅ |
🔰 「push」って何?
PC の中にあるコミットを、GitHub(クラウド)に送ること。
「下書きをクラウドに保存」みたいなもの。
5. 「ブランチが違う」って具体的にどういうこと?
🔰 「main ブランチ」って何?
本番サイトに反映される「正式ライン」。
学校の「正式な時間割」みたいなもの。
🔰 「feature ブランチ」って何?
新機能を試すための枝。
「文化祭の準備用に作った特別教室」みたいなもの。
→ 文化祭の準備教室で何を作っても、正式な時間割は変わらない。
これが「別ブランチに居る」状態。
6. 正規ルートの 3 段ロケット
- ローカルで書く(キッチンで試作)
- feature ブランチに push(裏メニューに貼る)→ Vercel が preview URL を発行
- main に merge(表メニュー昇格)→ 本番サイトに反映
🔰 「preview URL」って何?
本番じゃなくて、関係者だけ見られる「お試し用 URL」。
雑誌の「校正刷り」みたいなもの。
7. やってしまいがちな NG パターン
| NG | なぜダメ |
|---|---|
| ❌ main 直で commit & push | レビューなしで本番反映 = 事故の元 |
| ❌ ブランチ作ったけど push 忘れ | ローカル PC が壊れたら作業ごと消える |
| ❌ ブランチ名がぐちゃぐちゃ | 自分でもどれが何か分からなくなる |
8. チェックリスト(コミット前に必ず)
-
今いるブランチを確認した(
git branch) -
本流(origin/main)と差分を確認した(
git status) - commit には機密ファイルが入っていないか確認した
- push 後に Vercel preview URL を開いて目視確認した
9. よくある疑問 Q&A
Q1: ブランチって何個まで作っていい?
A: 必要なだけ。ただし「使わなくなったら削除」が鉄則。
Q2: コミットメッセージは英語?日本語?
A: チームで統一していれば日本語 OK。むしろ後から探しやすい。
Q3: push したら誰でも見えるの?
A: リポジトリが Private なら、メンバーだけ。Public なら世界中。
10. まとめ ─ ブランチは "枷" じゃなく "設計図"
「ブランチ運用、めんどくさい」と感じる方も多いと思います。
でも実はブランチは、「失敗してもやり直せる安全装置」。
裏メニュー → 試食 → 表メニュー、の流れがあるから、安心して新作を出せるんです。
全部いきなり完璧にしなくて大丈夫です。
最初は「main じゃないブランチで作業 → push → preview URL で確認」だけ覚えれば、
それだけで事故の 8 割は防げます。
一歩ずつで OK。
次回予告
次回は 「Vercel preview URL を、関係者にどう共有すると喜ばれるか」 を整理してみます。
著者について
臨床工学技士 × AI エンジニア。教育関係の仕事もしています。
医療と IT のあいだで動きながら、現場目線で発信中です。
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