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Salesforce認定 Experience Cloud コンサルタント 試験対策メモ

Last updated at Posted at 2022-01-27

Winter'22

1. Experience Cloud の基本(8%)

役割(ペルソナ)

Experience Cloud

  • ExperienceCloudサイトマネージャ:サイトの採用、エンゲージメントの監視、メンバーの参加を促す、メンバーの貢献を認める。アクティビティとメンバーシップの傾向を示すレポートとダッシュボードにアクセスする必要がある。
  • サイト管理者:サイトの機能のセットアップ、ユーザ、ナビゲーショントピックと推奨事項、その他管理関連の設定。
  • サイトビルダー:ユーザーインターフェースと機能の開発・カスタマイズ。
  • サイトモデレーター:コンテンツのモデレート、投稿、コメント、ファイル等のフラグ付きコンテンツのレビュー、投稿の承認、編集、削除など適切なアクションの実行。
    • プロファイルで「Experience Cloud サイトのフィードをモデレート」を有効化する
  • チャネルマネージャ: パートナー関係を管理するための内部ユーザ。管理する必要のあるパートナー組織のすべてのパートナーアカウントを作成する。

SalesforceCMS

  • コンテンツ管理者: すべてのCMSコンテンツにアクセス。寄稿者とコンテンツ共有を管理する。
  • コンテンツマネージャ: すべてのCMSコンテンツにアクセス。
  • コンテンツコントリビューター(寄稿者): コンテンツの作成者。

利用者

  • 顧客
  • パートナー
  • 従業員
  • ゲスト(見込み客)

2. 共有、表示、ライセンス(17%)

ユーザの可視性(コラボレーション範囲)

  • 組織単位の設定
    • 共有設定>その他の設定>サイトユーザの表示チェックボックス
      • 有効: サイト単位で「このサイトのほかのメンバーを表示」を設定できるようになる。
      • 無効: 認証済みユーザでユーザ共有が使用できない。
    • 共有設定>その他の設定>ポータルユーザの表示
      • 有効:同じ取引先に属するユーザはロールに関係なく互いを表示できる。
      • 無効: 同じ取引先に属する自分より下位のロールのユーザを表示できる。
  • サイト単位の設定
    • ワークスペース>管理>詳細の「このサイトのほかのメンバーを表示」を有効化
      • 有効: サイト内のすべてのユーザとコラボレーション可能
      • 無効: 自分の所属する取引先の外部ユーザと、取引先の所有者の内部ユーザとコラボレーション可能
  • Userオブジェクト共有設定
    • デフォルトの外部アクセス権設定を非公開にする

スーパーユーザーアクセス

  • 同じ階層以下の外部ユーザが所有するレコードにアクセスできる権限。
  • デジタルエクスペリエンス>設定 でスーパーユーザアクセスを有効化できる。
  • Salesforceの取引先責任者画面から設定できる。

外部取引先階層

  • ユースケース: 子会社の外部ユーザが所有するレコードにアクセスする。

共有セット

  • コミュニティユーザが、取引先または取引先責任者に関連付けられたレコードにアクセスできるようにする仕組み。
  • 設定>デジタルエクスペリエンス>設定 の共有セット関連リストから作成可能。プロファイルを選んで、共有するオブジェクトを選択する。

ライセンス

ライセンス 最大ライセンス数 ケース、ナレッジ、アイデア、モバイルアプリ イベント・カレンダー 商談、リード、見積、キャンペーン 共有セット ロール、共有ルール、外部取引先階層
Commerce Portals 1000万 - - - -
Customer Community 1000万 表示 - -
Customer Community Plus 200万 作成・編集・削除 -
Partner Community 200万 作成・編集・削除
Channel Account 200万 作成・編集・削除
External Apps 200万 作成・編集・削除

ロール

  • Partner Community、Customer Community Plus、Lightning External AppsPlus で使用可能。
  • デフォルトで1つのみ。
  • 最大で3つ。使用可能なロールは、エグゼクティブ、マネージャー、ユーザ
  • 設定画面は、設定>デジタルエクスペリエンス>設定で組織単位で設定する。
  • 設定>共有設定 の「パートナーおよび顧客取引先の最初のサイトユーザに対して個人ロールを使用」にチェックすると、ロールを最適化できる。一つのロールを複数の取引先で使用できるようになる。

ゲストユーザ

  • ビルダー>設定>全般 の公開アクセスでゲストユーザを有効化できる。
  • ゲストユーザのページへのアクセスはページビューとしてカウントされ、エディションに応じてマンスリーの制限が適用される。ライセンスのあるユーザのページビューはカウントされない。キャッシュへのアクセスはカウントされる。エラーページはカウントされない。
  • プロファイル編集画面にはビルダー>設定>全般からアクセスできる。
  • 特定のページのみパブリックアクセスを許可する場合、ビルダー>ページ>ページのプロパティ から設定する。
  • ゲストユーザが作成したレコードの所有者は、デフォルトの所有者(内部ユーザ)が設定される。ワークスペース>管理>詳細から設定の変更ができる。

3. ブランド設定、パーソナライズ、コンテンツ(15%)

グローバル検索

  • ピアツーピアコミュニティのグローバル検索: ナレッジ、ディスカッション(Chatter)の検索が可能
  • グローバル検索: Chatterは検索できない。
  • グローバル検索結果: 表示される項目は検索レイアウトに依存する。

CMS

  • 一度に存在できるドラフト、公開バージョンはそれぞれ一つのみ。
  • ドキュメントを保存しても、公開バージョンは自動的に更新されない。関連付けられたチャネルで使用できるようにするには公開が必要。

CMS Connect

  • ExperienceCloudサイトにコンテンツを動的にレンダリングできる。
  • CMSコンポーネント、HTML、JSON、CSS、JavaScript、およびAdobe Experience Managerのパーソナライズされたコンテンツを含めることができる。
  • 多言語対応のため、言語マッピングを有効化できる。
  • CMS Connectを使用して、サイト上のヘッダーフッター、バナー、ブログ、記事、コンテンツを表示できる。

コンテンツタイプ

  • 標準のコンテンツタイプ(ドキュメント、画像、ニュース)は編集できない。項目追加するにはカスタムコンテンツタイプを作成する必要がある。
  • カスタムコンテンツタイプを作成する
    • メタデータAPIでManagedContentTypeを扱う。
    • CMSコンテンツタイプマネージャー(appexchange)をインストールしてUIから操作する。

CMS Connectのパーソナライズ

  • 「CMS接続の追加」で作成中に「パーソナライズを使用」を有効にすることでCMS接続のパーソナライズを有効にできる。
  • Lightningコンポーネント(CMS Connect(HTML))のプロパティエディタを使用して、コンポーネントをパーソナライズできる。

トピック

  • Salesforce上のデータに付与することができる、単語や語句。共通のテーマで情報を整理する目的で使用する。ナレッジ、ディスカッション、コンテンツを分類する。
  • ナビゲーショントピック: ナビゲーション(メニューバー)からトピックプルダウンをクリックし、トピックページに飛ぶ
  • 主要トピック: トピックのリンク画像をページに配置する。コンポーネント>主要トピック&フィード
  • トピックカタログ: トピックの一覧
  • 質問及び投稿:Chatterのハッシュタグ
  • コンテンツトピック:CMSのコンテンツにトピックを割り当てる
  • トピックはワークスペース>コンテンツ管理>トピック>トピック管理 でマージと削除ができる。

トピック&ナレッジ

  • ナレッジの有効化: 設定>機能設定>サービス>ナレッジ>ナレッジの設定 のSalesforceナレッジを有効化。
  • ナレッジを特定のナビゲーショントピックにリンクできるようにする:設定>機能設定>トピック>オブジェクトのトピック>Knowledge でトピックを有効化にチェックして保存。

ナレッジ

  • 記事の可視性の設定はナレッジレコードページのフラグ項目で行う。パートナー、顧客、パブリック、内部のチェックボックスで設定する。
    • 内部アプリケーションに公開
    • パートナーに表示
    • 顧客に表示
    • 知識ベースに公開: ゲストユーザを含め全員に公開する

4. テンプレート、テーマ(10%)

テンプレート

カスタマーサービス

  • ケースの自己解決用。セルフサービス。
  • ケース、フィード、Catter質問、ナレッジ記事

ヘルプセンター

  • ナレッジFAQ

Partner Central

  • チャネルセールスの支援。
  • リードの受信トレイ(リード受け渡し)
  • パートナーとファイルを共有するためのリソースページ(再販用資料共有)
  • 取引登録用のクイック作成アクション(リード/商談の登録)

カスタマー取引先ポータル(Customer Account Portal)

  • アカウント管理用。
  • アカウント情報を顧客が更新。
  • ナレッジで回答を検索。
  • 請求書を表示して支払い
  • ナレッジベースへのアクセス
  • ケースによる問い合わせ。

独自のテンプレート(Lightning Bolt ソリューション)

  • 既存のテンプレートをカスタマイズしたものをテンプレートとして使用できる。
  • テンプレート化: ビルダー>設定>Developer>テンプレートをエクスポート
  • Lightning Bolt Solutionを作成して、配布、再利用する。設定>Lightning Bolt ソリューション。
  • 作成したLightning Bolt ソリューションを利用するには、URLを生成する、管理パッケージにしてエクスチェンジで公開する、設定>Lightnin Bolt ソリューションのページからアクセスするなどがある。
  • Lightning Bolt ソリューションは、豊富な機能が含まれたポータブルパッケージ

Lightning Boltソリューションの作成

  • ExperienceBuilderテンプレートにアップロードできる画像は3つまで。
  • 主要な機能をテンプレートに追加する。
  • カスタムアプリとフローカテゴリをソリューションに追加できる。

テーマ

  • 残り火:コンテンツ中心。
  • ヒノキ(CYPRESS):ブランドに焦点。最小限の現代的。
  • ステラ: コンパクトなヘッダー、大きめのヒーローsection。
  • ウェブスター:検索に重点を置いたテーマ。必要なものを素早く簡単に見つける。
  • ジェプソン:コンテンツの宣伝。
  • 市民:ブランドとコンテンツを前面に押し出したテーマ。→ブランド紹介。
  • カスタマーサービス

5. ユーザの作成と認証(13%)

パートナーユーザ

  • 個人取引先はパートナーユーザにできない。
  • モバイルアプリからパートナーユーザの有効/無効はできない
  • データローダ等で一括取り込みする場合、取引先責任者IDとプロファイルIDを設定してUserオブジェクトにInsertする。
  • 取引先・取引先責任者レコードの作成 → 取引先を「パートナーとして有効化」→取引先責任者を「パートナーユーザを有効化」→ ライセンスとプロファイルを割り当てる。

カスタマーユーザ

  • 取引先・取引先責任者レコードの作成 →取引先責任者を「カスタマーユーザを有効化」→ ライセンスとプロファイルを割り当てる。

自己登録

  • ワークスペース>管理>ログイン&登録 で「顧客とパートナーにセルフ登録を許可」にチェックする。
  • 個人取引先を作成できるようにするには、同じ設定の「ユーザをプロファイルとアカウントに割り当て」の「アカウント」を空欄のままにする。個人取引先が有効でない場合、アカウントが空欄だとエラーになる。

ソーシャルログイン

  • 設定>認証プロバイダ からSNSを認証プロバイダとして登録する。注:IDプロバイダ、サービスプロバイダではない
  • ワークスペース>管理>ログイン&登録 からログインページ設定に表示される上記手順で作成した認証プロバイダにチェックする。

シングルサインオン

  • SAML実装の場合、ログインに関連付けられたサイトURLをシングルサインオンフローに使用する。
  • SAMLアサーションPOSTのサイトには/loginを含める必要がある。
  • portal_idはジャストインタイムプロビジョニングを使用してサイトにポータルユーザを作成する場合のみSAMLアサーションで必要になる。
  • SAMLのアサーションの属性としてサポートされているのは、Userオブジェクトのカスタムフィールドのみ。

ジャストインタイムユーザプロビジョニング

  • 設定>ID>シングルサインオン設定>シングルサインオン設定関連リスト 「SAML ID種別」で「アサーションには、ユーザオブジェクトの統合IDが含まれます」を選択する。
  • Apexクラスで定義されたカスタムフィールドマッピングとロジックに基づいてユーザをプロビジョニングするには、ジャストインタイムのユーザプロビジョニングのユーザプロビジョニングの有効化にチェックを入れ、ユーザプロビジョニングタイプに「Apexハンドラを使用したカスタムSAML JIT」を選択する。ApexはSamlJitHandlerインターフェースを実装する必要がある。

Experience Cloud サイトへのメンバーシップをAPIで変更する

  • 必要なもの: networkId、profileId(またはpermissionSetId)
  • ネットワークメンバーグループオブジェクトに上記の値を設定したレコードを挿入する。

6. 定着化、分析(5%)

ダッシュボード

  • ワークスペース>ダッシュボード からマッピングする

モデレーション

  • ワークスペース>モデレーション>ルール>モデレーションルール>新規>処理数ルール からレート制限を作成することができる。
  • モデレータに通知、メンバーをフリーズ、フラグを立てるなどできる。

7. 管理、設定(25%)

メタデータ

  • ExperienceBundle:サイトを構成する設定、コンポーネント、ブランディングセット、テーマ、バリエーション、ビュー、Root、その他の構成。SiteDotComに変わるメタデータ。設定>コミュニティ設定から有効化する必要がある。
  • SiteDotCom:バイナリの.siteファイル。

リリースに必要なサイトを定義するメタデータ(Summer ’19 リリース以前 (API バージョン 45.0 以前) )

  • Network: 管理設定
  • CustomSite: ドメインとページの設定
  • SiteDotCom: 展開用のサイトのバイナリファイル

サイト定義を編集するのに必要なメタデータ

  • Network
  • CustomSite
  • ExperienceBundle

変更セットに追加するメタデータ

  • ネットワーク

代理の外部ユーザ管理者

  • ユーザ管理を外部ユーザに委任することができる。
  • ユースケース:外部ユーザの数が多い、または頻繁に外部ユーザのメンバーが入れ替わるなど。
  • できること:外部ユーザレコードの作成・編集、パスワード生成、外部ユーザ無効化。
  • 取引先責任者レコード画面から操作する。または、取引先のページレイアウトにコミュニティメンバーの関連リストを追加する。
  • 代理の外部ユーザ管理者の権限の付与はプロファイルで行う。
  • 代理の外部ユーザ管理者はユーザのカスタム項目を閲覧することはできない。

8. カスタマイズの考慮事項と制限(7%)

制限

  • カスタマーサイトのユーザ数の推奨制限は10,000,000ユーザ。一千万。
  • パートナーサイトのユーザ数の推奨制限は2,000,000ユーザ。二百万。
  • サイトの数の上限は100。状況が有効、無効、プレビュー(特定のユーザに見せる)がカウントされる。
  • ナビゲーショントピックは、第一レベルで25個、第二/第三のサブトピックで10個まで作成できる。
  • 条件ベースの共有ルールは50/objectまで。
  • 組織内すべてのExperienceCloudサイトで、モデレートルールは30までしか作成できない。
  • カスタマーポータルロールとパートナーポータルロールの合計は50,000まで。
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