イベントモニタリングAnalytics設定方法

前提

Salesforce Shieldの契約が必要。
Salesforce Shieldの契約でEvent Monitoring Analyticsが10ライセンス付帯するが、このライセンスだけではAnalyticsに5000万行しか保存することができない。CRM Analyticsを契約することで上限を増やすことができる。

設定手順

1. イベントモニタリングの有効化
   • 設定 > セキュリティ > イベントモニタリング > イベントモニタリング設定
     • 「Analyticsアプリケーションでイベントログデータを表示」をオンに設定
     • 「イベントログファイルを生成」をオンに設定
2. 権限セットの割り当て
   • イベントモニタリングAnalyticsを使用するユーザに下記の権限セットを付与。
     • Event Monitoring Analytics ユーザ
     • Event Monitoring Analytics 管理者
3. CRM Analyticsの有効化
   • 設定 > 機能設定 > 分析 > Analytics > 始めましょう
     • 「CRM Analyticsを有効化」をクリック。
4. Analytics Studioの起動
   • ここまでの設定でアプリケーションランチャーに「Analytics Studio」が表示されるようになるので、クリックする。表示されない場合は画面の再読み込みを行う。
5. Event Monitoring Analyticsのアプリケーションを作成する。
   • 作成ボタンから「アプリケーション」を選択する。テンプレートから「Event Monitoring Analytics App」を選択する。画面の指示に従って設定を行う。
   • CRM Analyticsの契約がないとすぐにレコード数上限に達するので、ログ保持期間の設定には注意。
   • 作成されるのに30分ほど時間がかかる。
6. Event Monitoring Analyticsのスケジュールを設定する
   1. 「Analytics Studio」の右上の歯車アイコンをクリックして、「データマネージャ」を選択。
   2. 左下の「データフローを管理」をクリック。
   3. 「データフローとレシピ > データフロー > EventMonitoring eltDataflows」の▼をクリックし、スケジュールの設定をクリックする。
   4. スケジュールモードをイベントベースに設定し、「Salesforceローカル接続の同期」を設定した状態で保存する。
   5. 接続タブをクリックし、SFDC_LOCALの▼からスケジュールを設定。

エラー対応

Something went wrong while executing the FlattenRole node: parent_field does not have any data (all rows have null value): ParentRoleId

ロール階層が0または1階層しかないと発生する。2階層のダミーのロールを作成することで回避可能。
詳細は下記のKnown Issueを参照。

• CRM Analytics - Event Monitoring Analyt | Known Issues

参考

• Event Monitoring Analytics アプリケーションの Salesforce 権限の設定
• CRM Analytics の制限
• セキュリティアドオン – Salesforce Shield | セールスフォース・ジャパン
• Event Monitoring Analytics アプリケーション
• Event Monitoring Analytics アプリケーション | Salesforce Trailhead
• イベントモニタリングのログデータを出力する - Qiita
• イベントログファイルを出力するプラグイン作成→Salesforce CLIのsfプラグインを作成する - Qiita