はじめに
この度、2年近くお世話になったKeyball39からLiNEA40へと、キーボードをお引越ししました。
今回は主題の通り、LiNEA40のスクロール速度の調整方法について書きなぐりつつ、後半はKeyball39との違いを主観ですが書き記したいと思います。

↑LiNEA40(狭ピッチ用の17mmのキーキャップをつけています)
先に結論
LiNEA40のKeymap Editor上では調整できないです。そのため、githubにフォークしたリポジトリにて config/LiNEA40.keymap を編集します。大きな設定は不要なので、個人的にはブラウザのgithub上で作業して良いと思います(僕はブラウザ上でやっています)。
以下の実施内容は、デフォルトでロータリーエンコーダにのみついている速度調整のパラメータを、トラックボール側にも追加するという作業になります。
- LiNEA40.keymapファイルを開き、画面右側にある鉛筆マークの「Edit this file」をクリック
-
input-processors = <&zip_wheel_scaler X Y>という文字列を見つける(XとYはデフォルトだと3と1になっているはず) -
<&zip_wheel_scaler X Y>の値を、&msc_input_listenerにあるinput-processorsの入れ子に追加すれば完了- Xが分子、Yが分母に相当することを踏まえて、速度を調整します(例:スクロール速度を1/5にしたい場合は、X→1/Y→5になります)
以下のようなイメージです。
&trackball_listener {
scroller {
layers = <SCROLL>;
input-processors =
<&zip_xy_transform INPUT_TRANSFORM_Y_INVERT>,
//スクロール方向を逆転,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
<&zip_xy_to_scroll_mapper>,
<&zip_wheel_scaler 1 5>; //スクロールを1/5倍速にする
};
};
個人的には、デフォルトのトラックボールによるスクロール速度が爆速すぎて、しばらくはロータリエンコーダを使ってスクロールを実施していました。それで十分ではあったのですが、これまでKeyball39を使っていたこともあり、トラックボールを使ったスムーズなスクロールを体が求めていました。
結果として、無事調整できて満足しています。
Keyball39と比べて
決して比較する2つを貶すつもりは一切ないですし、正直どちらも好きです。という前提のもと、Keyball39とLiNEA40の違いを簡単にまとめたいと思います。
| 特徴 | Keyball39 | LiNEA40 |
|---|---|---|
| キー数 | 39 | 40 |
| キープロファイル | フルプロファイル | ロープロファイル |
| キースイッチ | Cherry MX | Choc v2 |
| キーサイズ | 1u | 1u |
| 接続方式 | ケーブルが2本必要 | 無線(有線接続も可) |
| トラックボールサイズ | 34mm | 14mm |
| キーマップエディタ | REMAP | ZMK (Keymap Editor有) |
どちらのキーボードもそれぞれ良さがあって、見た目ではなくて使ってみて感じたことを以下にまとめます(気づき次第、今後更新していこうかと考えております)。
Keyballの良さ
- 有線接続ということもあって、私用と業務用のPCをKVMスイッチで切り替えている僕としては、有線接続は切り替えが楽だと感じています
- 左右にマイコンを搭載していることもあり、有線接続先を右と左でキーマップをそれぞれ登録できることを活かして、用途別に使い分けていました(左をBlender用、右を通常使用と分けていました)
- フルプロファイルの打鍵感が好き(「Durock Ice King Linear」が特に好みで使っていました)
- フルプロファイルなので、一番右下のキーを小指の付け根で押しやすいのも割と良かったです
- トラックボール径が34mmと一般市販されているトラックボールマウスと同じサイズなので、選択肢が多いです
LiNEA40の良さ
- キーマップのレイヤーを自由に追加できるため、通常使用時だけでなく他用途にカスタムしたレイヤーを自由に登録できます
- Comboと呼ばれる、複数キーを同時押しすることで発火するキーの存在が便利(例えばレイヤー0でComboを使えば、アルファベット入力を削ることなくクリックを使えます)
- 曲の再生/停止やブラウザの戻る/進むといった、GUIちっくな操作がWindowsでもMacでも共通したキーで対応できます
- 僕が使いこなせてなかったなら申し訳ないですが、Keyball39で登録したGUIちっくなキーはどちらかしか対応していませんでした
- なんだかんだで、オーソリニア配列はすぐに慣れる
- なんだかんだで、14mmトラックボールもすぐに慣れる
- 個人的には精密な操作は34mmも14mmも変わらず得意ではないですし、一般的なマウス操作という点では14mmだからやりづらいと感じたことは今のところないです
- トラックボールがベアリングによって支持されているので、操作感が快適
- Keyball39も有志の方々によって、セラミック球ではなくベアリングを使えるトラックボールケースがありますね
おわりに
トラックボール付き左右分割30%キーボードという沼から出られなくなりました。
自宅ではキーボードのすぐ隣にトラックボールマウスがあるので、最悪キーボードにポインティングデバイスとしての機能は不要ですが 、カラムスタッガードと縦5列はマストです。これだけは譲れないです。
