New Relicを使い始めると初期状態でアカウントが1つ作成されますが、別途アカウントを追加できます。 こちらの記事では、どんな場合にアカウントを追加するのか? また、どんなことを気にしたほうがよいか? などをご紹介します!
使いはじめは特別な理由が無い限りアカウントが1つの状態で基本的には問題ありません。ただ、あとから変更する場合は設定をやり直す必要があるので、どのような場合に複数アカウントを使ったほうが良いか下記を参考にしてみてください。
詳細は下記の公式ガイドを参照ください。
↓↓↓ 公式ガイドはこちら
前提
アカウントというとユーザーのことを指すサービスもありますが、New Relicではアカウントは論理的に別れている環境を表していて、監視対象のテレメトリーデータはいずれかのアカウントに収集され、収集されたテレメトリーデータに合わせてエンティティという単位でアプリケーションやホストなどがアカウントに表示されます。
また、New Relicにサインアップすると組織(Organization)が1つ作成され、その中にアカウントが1つ作成されます。1つの契約に対して1つの組織が存在すると捉えて頂けると良いです。
下記は、1つの組織内に複数のアカウントを設定した場合のイメージになります。
アカウントを分けるときの注意点
例えばAWS IntegrationなどはNew Relicのアカウント毎に実施するため、3つに分けたNew Relicのアカウントが同じAWSのアカウントを使っていると、それぞれのNew Relicアカウントに重複してテレメトリデータを取り込むことになるので気をつけてください。
重複する場合にドロップルール等で取り込むデータをフィルターすれば、ある程度重複は避けられますが手間がかかります。
1つのNew Relicアカウントには複数のAWSアカウントを紐づけられるので、New RelicアカウントよりもAWSアカウントが細かく別れている方がベターです。
例:1つのアカウントで利用
個人的には使いはじめのタイミングでは、特別な理由がない限りは初期状態のアカウントが1つの状態で使用するのが良いかと思います。
ただし、あとからアカウントを増やした場合、追加したアカウントで別システムのテレメトリデータを管理する場合は問題ありませんが、今計装しているシステムのテレメトリーデータを新しいアカウントで管理する場合は、改めて送り先を変更する設定をする必要があるので気をつけてください!
全システムのテレメトリデータを1つのアカウントに取り込む場合は、Workloadsを使用して論理的にエンティティをグループ化しましょう
例:アカウントをチームで分ける
各チームや社員とベンダーでアカウントを分けることで、各チームがアクセスできる範囲を制限したりやアカウント毎のコスト管理状況を把握しやすくすることが可能です。
例:アカウントをシステムで分ける
システムでアカウントを分けることで、アクセスできる範囲を制限したりやアカウント毎のコスト管理状況を把握しやすくすることが可能です。
例:アカウントをステージで分ける
開発環境、評価環境、本番環境などでアカウントを分けることで、アクセスできる範囲を制限したりやアカウント毎のコスト管理状況を把握しやすくすることが可能です。
他にもアイデア次第で自社環境にあった分け方ができるので検討してみてください!
アカウントを分けた際のその他の効果
New Relicではアカウント事にデータ制限があるため、アカウントを分けることで上限に引っかかりにくくすることが可能です。
契約形態によって変わりますが、例えば下記などがあります。
- アラート条件のデフォルト件数
- アラートワークフローのデフォルト件数
- アラートポリシーのデフォルト件数
- アラートの送信先のデフォルト件数
詳細は下記を参照ください。
また、アカウントを分けるとアカウント毎にどのくらいデータ量を使用しているかわかるので、コスト管理の面で活用いただくことも可能です。
その他
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