はじめに
Azure NetApp Files(以下、ANFと表記)でSMBボリュームを構築する機会があったので、
備忘録として構築方法をメモしておきます。
※2025年11月末時点の情報です。
※今後アップデートによって画面や操作方法が変わる可能性があります。
※本構築手順における設定値は、基本的にデフォルト値で設定しています。
ANFの特徴
ANFの特徴はいくつかありますが、主に以下の点などが挙げられます。
※詳細は末尾の「参考資料」をご参照ください。
・複数プロトコル(NFS、SMB)に対応しており、Linux・Windows両方のファイルストレージとして対応可能
・大容量&高速なファイルストレージ(ただし、容量&性能の設定に比例して料金も高くなる)
主要クラウドプラットフォーム上で提供されるNetAppのファイルストレージサービスとしては他に「Amazon FSx for NetApp ONTAP(以下、FSxNと表記)」が挙げられますが、AWS環境への親和性はやはりFSxNの方が高い印象があります。
ANFに関しては、「Azureをメインのクラウド環境として利用しており、Linux・Windows両方に対応する高性能なファイルストレージをAzure Portal上で一元管理して利用したい」というニーズに合いそうな気がします。
※ちなみにANFについては、「AVDのプロファイル置き場」の用途で利用される場合が多いという話も小耳に挟みました。
構築の流れ
初めてANFを利用してSMBボリュームを構築する場合、
以下の5ステップの流れで構築を進めていきます。
①事前準備
②NetAppアカウントの作成
③容量プールの作成
④Active Directoryの接続
⑤SMBボリュームの作成
①事前準備
・今回はAzure Portalから構築するため、事前にAzure Portalにログインしておきます。
・事前に以下のコマンドをAzure PortalのCloud Shellで実行して、
「NetAppリソースプロバイダーの登録」を実施しましょう。
az account set --subscription <subscriptionId>
az provider register --namespace Microsoft.NetApp --wait
・ANFに連携するADサーバを用意しておきましょう。
※今回はAzure VMでADサーバ(ドメインコントローラ)を2台作成しています。
※なお、ANFに連携するADサーバは1台だけでも連携可能です。
②NetAppアカウントの作成
・Azure Portalの画面上の検索バーで「Azure NetApp Files」を検索して、選択します。
・ANFのNetAppアカウント一覧の画面が表示されるので、左上の「作成」をクリックします。
・下記の項目を入力・選択してから、画面左下の「作成」をクリックします。
③容量プールの作成
・作成したNetAppアカウントの画面に移動して、「ストレージサービス」>「容量プール」をクリックして、画面中央左上の「プールの追加」をクリックします。
・画面右に表示される項目を入力・選択してから、画面右下の「作成」をクリックします。
④Active Directoryの接続
・容量プール作成完了後にNetAppアカウントの画面に移動して、「Azure NetApp Files」>「Active Directory 接続」をクリックして、画面中央左上の「参加」をクリックします。
・画面右に表示される項目を入力・選択します。
・画面を下にスクロールして残りの項目も入力・選択してから、画面右下の「参加」をクリックします。
⑤SMBボリュームの作成
・Active Directory接続完了後にNetAppアカウントの画面に移動して、「ストレージサービス」>「ボリューム」をクリックして、画面中央左上の「ボリュームの追加」をクリックします。
・「基本」タブで以下の項目を入力・選択してから、「次:プロトコル」をクリックします。
・「プロトコル」タブで「プロトコルの種類:SMB」をクリックして、以下の項目を入力・選択してから、「次:タグ」をクリックします。
・今回はタグは設定しないため、「次:確認および作成」をクリックします。
・「検証に成功しました」と表示されることを確認してから、画面下の「作成」をクリックします。
おわりに
今回は「初めてANFを利用してSMBボリュームを構築する場合の流れ」を書いてみました。
【2025/12/3:追伸】
「作成したSMBボリュームに実際にアクセスする流れ」の記事も書いてみました。
参考資料
・Azure NetApp Files
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/netapp
・クイック スタート:Azure NetApp Files を設定し、NFS ボリュームを作成する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-netapp-files/azure-netapp-files-quickstart-set-up-account-create-volumes?tabs=azure-portal












