TOEFLは英語力ではない。TOEFL力試験である!
この記事は、平凡な工学生がTOEFL ibt 対策や試験で学んだことを記憶がてらにつらつらと記しています。一部過激な意見が含まれている可能性があります。
また、この記事は高得点を目指すというより、勉強時や直前に最低限これを知らないとまずいくらいの前提事項をリストアップしているものです。
この記事は二つ目のものです。一つ目はこちら
目次
-
- ETS公式
- Free Practice
- Free Practice Test
- Practice Online Test
- BestMyTest
- YouTube
- ETS公式
はじめに
TOEFLの試験は、日本の大学院進学、海外大学等への留学に多く用いられる学術用語を扱う能力の試験であります。しかしながら、普通の日本人は学術英語の理解、発信力を前提とした上でのTOEFL試験力がないとこの試験に太刀打ちできないように感じます(どんな試験もそうですが、特に)。
ここではそこに着目して個人的に考える対策や一度受けないとわからないことをまとめて置くことにします。つまり簡単なTOEFL力講座です。
前回の記事では、TOEFLの各教科の心得等を偉そうに述べました。しかし、その気持ちを持って何をどのように勉強するのかはさらに大事です。
2つ目のこの記事では、詳しい勉強法について記します。
3. 練習用の教材
教材に関しては、さまざまありますが、基本的には演習を積むことだけに焦点を当てます。前回も述べたように、TOEFL対策の勉強は、基礎英語力は持っている前提で行います。TOEFL用の教材は結構お高いですし、本番練習として貴重ですから、単なる英語力強化に使ってしまってはもったいないですからね。
そして基本的にTOEFLは全てPC画面で解くものですから、紙で問題を解くことに意味がないです。演習形式のものは、PC上で文字を読み、解答を操作しながら解いていきましょう。
書籍(紙、電子)
基本的には本すらいらない気がしますが、PC演習ができて、各パート、問題について説明や求められることが書いてあるものはあってもいいかもです。
Official Guide to the TOEFL Test
言わずと知れた公式本です。4000円くらいします。(ETSに貢いでいるみたいでなんか嫌)自分は水色の英語のものを使っていました。おそらく2024年4月では最新のSixth EditionにはPC演習が4題ついていました。(基本的には版が変わっても問題は被っているような気がするので注意)
PC演習は、Mac用はソフトをダウンロードしてやる感じでしたが、公式とだけあって本番のレイアウトに近く、そういう慣れにはやはり向いています。
注意: Sixth Editionは2023年の新形式に対応していないので、Academic Writingが載っていない、Readingが3題54分になっている等、完全な本番問題演習にはなりません。新形式が出るまでは使わなくていいかもです。
旺文社TOEFL iBTテスト本番模試 3訂版
日本語解説で、ブラウザで簡単にPC演習ができ、新形式にしっかり対応しています。この点でかなり取り掛かりやすくおすすめですが、演習2つ、練習問題1つと少なめです。とりあえず、勉強の足掛かりという意味では良いでしょう。
(単語帳)TOEFLテスト英単語3800 4訂版
TOEFL用の単語帳を出すとしたらこれな気がします。ただ、結論から言えば、短期間の勉強に単語は意味がない気もします。TOEFL用の単語とは、少しアカデミックで特定の分野でしか出てこない単語なわけで、本番の限られた問題の中でその分野が出てこなければもうその単語は意味がないわけです。ある程度基礎的な英語力と常識があれば、前後のコンテクストで読み取れますし、4000近い単語を覚えるよりも問題演習に時間をかけるべきと個人的には思いました。
もちろん長期的な勉強で、高得点を狙いに行くとなれば必要な単語ということはいうまでもないです。
webサイト
正直、本は問題演習数を稼ぐにはコスパが悪いです。web上ではさまざまな形で無料ないし有料の演習を行えます。
[ETS公式サイト]
やはり公式の本番再現度は高いです。直前にこのあたりをやって、本番慣れをするのは良い手でしょう。公式にも有料、無料さまざまありますので軽く解説。
ETS TOEFLのマイページにログインして、"NEW! TOEFL TEST READY"を開くと自分のTOEFLの練習を手助けしてくれる模試や分析チャートが参照できます。
FreePractice
これはやらなきゃ損だと思います。上の"TOEFL TEST READY"で、以下のボタンを押します。このタスクは日替わりで1セクション分をPC上で行えます。さらにスピーキングとライティングも採点を3分くらいで機械で行ってくれるので、自分の実力を試したりするのにはちょうど良いです。(結構Aademic Writingの頻度が高いです。新形式の練習にはなります)
難点は、基本的に時間制限がなく、自分で管理しなければ練習にならないこと、解説があまりないところでしょうか。
Free Practice Test
一番有能な気がします。開放条件は分かりませんが、ほぼ完全本番スタイルの無料のフル模試です。採点もついていて、直前のチェックなんかに使えると思います。
Practice Online Test
上の画像の右側のボタンです。上の有料版と考えると良いでしょう。無料一回では演習が足りないという時には、これを買って行うという感じです。しかし、これには何個か難点があります。
- 購入するのに、日本事務所とETSのこのページで買うので値段が違う(3000円と4000円くらい??)
- ソフトをダウンロードしたり、キーボード入力監視ソフトをOFFにしたりとテストを始めるまでが面倒
- 一度しかテストを受けられない
結構面倒なところもありますが、採点もされ、かなりの分析が返ってくるので悪くはないと思います。
上の難点に関しては、他の方の記事、"【料金&受験方法】TOEFL Practice Online(公式オンライン模試)"がかなり参考になったので上げておきます。
上の公式模試はかなりお高いのでここからは非公式ですが、有能なサイトが多数あります。これらの無料問題を解くのもよし、月額等でオンライン模試を多数討伐していくのも手だと思います。ここでは一つ挙げます、
BestMyTest Online TOEFL® preparation
自分が、スピーキング練習できるサイトを探している時に見つけたものです。
ちなみに、スピーキング100本ノック的なものは無料です。
あと、アカウントだけ作って、Free Practice問題(各問題形式1~3問ずつ)はやる価値があります。
これ系は、あまり本番の再現性はないものの、問題自体の演習を多くおこなえるので、日々の特訓にもってこいです。
Youtube
多くの人(著者の周りだけかも)が苦戦しているように見える、リスニングやスピーキングにはYouTubeに多くの通しテストがあり、直前の口のトレーニングなんかに使ってました。例:Listening,Speaking
ちなみに、"TOEFL Mock Test"とか調べるとこのようになり、フル模試的なのもあります
あとは中国版のTOEFL対策サイトなんかもありますが、もっと"詳しい記事"【2020年最新:無料でTOEFL過去問勉強】中国TPO「KMF」の使い方徹底解説等に紹介をお任せします。
勉強法に関しては、前回に軽く触れたので、気が向いたら更新していきます。
今回は、前回に引き続き、TOEFLの前提知識の教材編をお伝えしました。次回は、本番や会場について記していきます。