Claude Codeには、決めたスケジュールで自動起動する**Routines(定期実行)**があります。Anthropicのクラウド上で動くため、自分のPCを閉じていても処理が走ります。この記事では、実際に毎週月曜18時のYouTube週次レポートを自動化している構成を例に、設定の流れと注意点をまとめます。
※Routinesは2026年6月時点でリサーチプレビュー(試験提供)です。Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランで使えますが、仕様は変わる可能性があります。
トリガーは3種類
Routinesの起動トリガーは3つあり、1つのルーチンに組み合わせることもできます。
| トリガー | きっかけ | 向いている用途 |
|---|---|---|
| スケジュール | 指定時刻・周期(毎時/毎日/平日/毎週) | 定期レポート・定期通知 |
| API | 外部からのHTTPリクエスト | 監視・デプロイ後の自動チェック |
| GitHub | PR・リリースなどリポジトリの動き | コードレビューの自動化 |
ローカル実行との使い分け
定期実行っぽいことは /loop やOSのスケジューラでもできますが、性質が違います。
- Routines(クラウド型): Anthropicのクラウドで実行。PCの電源に依存しない。最短実行間隔は1時間
- ローカルのループ/予定タスク: 自分のマシンで実行。マシンを起動し続ける必要がある
「人が見ていない時間に動く仕事」はRoutines、「作業中の反復ポーリング」はローカル、が基本の使い分けです。
設定の流れ(実例: YouTube週次レポート)
私の運用では、YouTubeチャンネルの登録者数・総再生数・動画別ランキングを毎週月曜18時に自動集計しています。構築手順は次のとおりでした。
- 集計スクリプトをClaude Codeに書かせる — 「YouTube Data APIで登録者数と再生数を取ってJSONで保存するスクリプトを書いて」と会話で作る
- スクリプト一式をGitHubリポジトリに上げる — Routinesは対象リポジトリを指定して動くため
- 実行環境を作り、APIキーを環境変数に登録する — シークレットはルーチンに直書きせず、クラウド側の実行環境の環境変数に置く
-
「毎週月曜18時に定期実行して」と頼む — CLIの
/scheduleコマンド経由でClaude Codeが対話的にルーチン登録してくれる
登録後は、ブラウザの管理画面(claude.ai/code/routines)で指示文・対象リポジトリ・実行環境・スケジュールを確認・編集できます。新規作成も画面の「New routine」からできます。
完了通知は、ルーチンの指示に「終わったらDiscordに通知して」と書いておけば、レポート完成時に通知が飛んできます。
スケジュールを細かく刻みたいとき
プリセット(毎時/毎日/平日/毎週)で足りなければcron式が使えます。
0 9 * * * # 毎日9:00
0 21 * * 1 # 毎週月曜21:00
ハマりどころ・注意点
実運用して感じた注意点は3つです。
- 「すでに人の手で成立している業務」だけを載せる。 手順が固まっていない仕事を定期実行にすると、間違った成果物が週単位で量産されます。自動化の順番は「手動で安定→定期実行」が鉄則です
- 緑のステータス=成功ではない。 実行履歴が緑でも「エラーなく終了した」だけで、成果物が正しいとは限りません。最初の数回は必ず中身を見る
- プランごとに実行回数の上限がある。 最新の利用枠は管理画面で確認できます
まとめ
- RoutinesはクラウドでスケジュールともにClaude Codeを起動する仕組み。PCの電源から自由になる
- シークレットは実行環境の環境変数へ。登録は
/scheduleかWeb管理画面 - 「手動で安定してから載せる」「緑を信じすぎない」が運用の勘所
非エンジニア向けの解説版はブログに書いています: Claude Codeの定期実行(Routines)入門
