※ この記事はUnreal Engine (UE) Advent Calendar 2024の19日目の記事になります。
はじめに
昨年度、「Unreal Engine を使って注文住宅を建てたお話」という記事を執筆し、
多くの方にご覧いただくことができました。特に普段はUnreal Engineを使用していない方々からもコメントをいただき、違う分野の意見を見ることができてとても参考になりました。
さて、今回の記事は昨年度の記事をお読みいただいていることを前提にしていますので、
まずは軽く目を通してからご覧いただけると幸いです。
Unreal Engine上の家と実際の家の比較
我が家では、自分達が考えた間取りからハウスメーカーさんが図面を作成し、
モデラーの方に家の3Dモデルを制作してもらいました。
今回は、実際に完成した家、Unreal Engineで作成したモデルを比較してみたいと思います。
外構について
完成した家を実際に見て、正直驚きました。Unreal Engineで作成したモデルが、思っていた以上にそのまま再現されていると感じました。
一部、途中で窓の配置や仕様が変更された部分は反映できていませんが、それ以外はほぼ完璧に再現されていると思います。
◆ 正面玄関
◆ 庭
◆ 側面
内装について
内装のスケール感も忠実に再現されており家具の買い替えの参考になりました。
Unreal Engine上ではグレイマンを配置して、部屋のサイズ感を確認しながら家具を選んでいったのですが、実際に家が完成してみると、思っていたよりも全体的に広く感じました
◆ 玄関
◆ 水回り
◆ リビング
◆ ダイニング
◆ 寝室
ふりかえり
1年半ほどUnreal Engineを使用して家づくりをしてきましたが、建築との相性は抜群だなと感じました。
私や妻自身にも聞いてみて良かった点を簡単にまとめたいと思います
◆ 壁紙のコーディネート
思い切った色の壁紙を選定できるほか、一般的に確認できるメーカーから配布されているカタログだと小さな切れ端でしか確認できないため、壁全面に張った姿をシミュレーションできるのは凄くよかった。
→ これがないと白一色になっていたと思いますw
◆ ライティング
図面のみだと窓の位置や大きさが想像しずらく、我が家では決定するまでに時間がかかる項目でした。
Unreal Engine上で窓の位置をシミュレーションする事で差し込む光や外からの見え方が想像でき、最終決定にかなり貢献しました。
おわりに
間取りをUnreal Engine上で視覚化し、その後実際に家を建てるという経験は、おそらく一生に一度の貴重な体験だと感じました。
このプロジェクトを進めるにあたり、多くの方々にご協力いただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです!本当にありがとうございました!
これから注文住宅を建てようとお考えの方や、興味があってお話を聞いてみたい方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。