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【ShareGate】PowerShellでBoxからSharePoint Onlineへ効率的にデータ移行

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Last updated at Posted at 2026-04-20

株式会社テンダでは、ShareGate Migrate(以降、ShareGate)の販売を行っています。
本記事では、ShareGateのPowerShellコンソールを使用し、BoxからSharePoint Onlineへデータを効率的に移行する方法についてご紹介します。

目次

  1. ShareGateを利用したBox移行における前提
  2. BoxからSharePointへ移行できる要素
  3. 実践例
  4. まとめ

1.ShareGateを利用したBox移行における前提

BoxからSharePoint Onlineへの移行を進めるにあたり、ShareGateを利用してSharePoint Onlineへ移行する際の前提条件と注意点を紹介します。

① 移行方法の前提

 ShareGateによるBoxからSharePoint Onlineへの移行は、PowerShellを用いる方法のみ可能です。
 ShareGateにはGUIが用意されていますが、Boxを移行元とする場合は、GUIから移行操作を行うことは出来ません。
 そのため、Boxからの移行は、Windows PowerShellで操作・実行できる環境を前提に、全てPowerShell上で行う必要があります。

② ユーザー状態に関する前提

 移行対象のデータは、関連するユーザーの状態によって移行可否が左右されます。
 具体的には、以下の点に注意が必要です。
 ・非アクティブユーザーが関与するデータは移行できません。
 ・ファイルがロックされている場合、そのままでは移行できないため、事前にロック解除が必要です。
 これらはファイルの種類による制約ではなく、ユーザー状態に起因する前提条件として整理しておく必要があります。

③ ユーザーマッピングの前提

 ユーザーマッピングについては、BoxとMicrosoft365間でメールアドレスが一致していることが前提です。
 メールアドレスが一致していない場合、自動的なユーザーマッピングは行われません。
 そのため、移行前にユーザー情報の整合性を確認しておく必要があります。

 このように、ShareGateを利用したBox移行では、移行方式・ユーザー状態・ユーザーマッピングの三点が基本的な前提条件となります。
 

2.BoxからSharePoint Onlineへ移行できる要素

 ShareGateを利用することで、Boxの要素をSharePoint Onlineへ移行することができます。
 ここでは、どのような要素を移行できるのかを見ていきます。

① ユーザーが所有しているファイル

 BoxからSharePoint Onlineへの移行では、ユーザーが所有者となっているファイルが移行対象となります。
 Box上でユーザーがファイルの所有者である場合、そのファイルは移行可能ですが、ユーザーが共同作業者や共同所有者として関与しているファイルは、移行対象には含まれないため注意が必要です。

② Boxのタグ(条件付き)

 Box環境で利用されているタグについては、移行先となるSharePoint Online側に設定を行うことで移行が可能です。
 具体的には、移行先のリストに以下のいずれかを用意します。
 ・「タグ」という名前の列を作成する。
 ・「エンタープライズキーワード」列を追加する。
 上記の設定をおこなうことで、Boxのタグは移行先に引き継がれ、各タグに対応する用語が作成されます。
 
 実際の移行では、対象となる要素や事前の設定内容によって、移行結果が変動する場合があります。
 そのため、移行作業を進める前に、移行対象の要素を把握しておくことが必要です。 

 なお、移行対象となる要素について、より詳細な情報はこちらを参照ください。

3.実践例

 では、実際にBoxからSharePoint Onlineサイトへデータを移行していきます。
 下記の画像に示す通り、Box上に存在する「PJフォルダ」配下の2つのファイルを対象として、PJフォルダごと、移行先となるSharePoint Onlineサイト内のドキュメントライブラリへ、PowerSellを用いて移行します。

Box
image.png

移行先サイト
image.png

※移行を実行する前に、以下の準備が完了していることを確認してください。
・ShareGateがインストールされていること。
・Box側で、移行対象データのOwner(管理者)権限を持つユーザーアカウントが用意されていること。
・移行先となるSharePoint Onlineサイトおよびドキュメントライブラリが作成されていること。
・移行作業を行うユーザーが、移行先SharePoint Onlineサイトの管理者(所有者)権限を有していること。
・移行データを格納するためのSharePoint Onlineの容量に十分な空きがあること。

 上記の準備が完了したら、以下の手順に従って移行作業を実行します。

事前準備

 移行元Boxに格納されているファイルを、移行先の指定したドキュメントライブラリへ移行するための事前準備として、移行先のSharePoint Onlineにドキュメントライブラリを作成します。
画像5.png

手順3-1:Boxに接続する

 PowerShellをWindowsの標準コンソールから起動し、移行元のBoxに接続するため、以下のコマンドを入力します。

$box = Coonect-Box -Email <Your Box accoutnt email address>
手順3-2:SharePoint Onlineに接続する

 移行先のSharePoint Onlineに接続するため、以下のコマンドを入力します。
「-Browser」オプションを指定すると、ブラウザ認証が行われます。
十分な権限を持つアカウントでサインインしてください。

$dstSite = Connect-site -Url “<Targets SharePoint Sit URL>” -Broser
手順3-3:移行先のリスト/ドキュメントライブラリを指定する

 移行先となるSharePoint Onlineサイト内のリスト、またはドキュメントライブラリを指定するために、以下のコマンドを入力します。

$stList = Get-List -Name “<Target List or Library Name>” -Site $dstSite
手順3-4:BoxからSharePoint Onlieへの移行を実行する

 Boxへの接続情報と、移行先のSharePointリスト/ライブラリを指定して、以下のコマンドを入力し、移行を実行します。

Import-BoxDocument -Box $box -DestinationList $dstList
手順3-5:移行結果の確認

移行先サイト、およびShareGate上での実行履歴、移行レポートを見て移行結果を確認します。

PowerShell実行結果の確認:

 PowerShell上で移行処理が正常に完了していることを確認します。
 下記の画像から、”Operation completed successfully.”と表示されており、移行処理がエラーなく完了したことが分かります。
image.png

SharePoint 移行先サイトを確認:

次に、移行先となるSharePoint Onlineサイトを確認します。
指定したドキュメントライブラリ内に「PJフォルダ」が作成され、フォルダ配下に2つの
ファイルが正しく移行されていることを確認します。
image.png

ShareGate アプリ上の実行履歴を確認:

 ShareGateが出力する移行レポートを確認します。
 移行レポート上でも、今回の移行対象について全て正常に移行処理が完了していることが確認でき、エラーや移行が失敗したアイテムが発生していないことを確認します。
image.png

4.まとめ

 今回は、ShareGateを利用して、BoxからSharePoint Onlineへデータを移行する手順を、PowerShellを用いた検証ケースとして紹介しました。

 本記事では、PJフォルダ配下のファイルを対象とした比較的シンプルな構成で移行を実施していますが、PowerShellの実行結果、移行先のSharePoint Onlineサイト、およびShareGateの移行レポートを確認することで、移行結果をどのように判断・確認できるのかを整理しています。

  BoxからSharePoint Onlineへの移行を検証する際の事前検証や手順整理の参考としてご活用ください。

最後に

 テンダでは、「こんなプロジェクトに挑戦したい」「こんなチームで働きたい」「理想のチームを創りたい」と願う仲間を求めています。 カジュアル面談も随時受付中です。ぜひ一度お話ししましょう。

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