はじめに
筆者は今回廃炉ロボコンというロボコンに参加します。このロボコンでは廃炉作業にかかわるテーマをクリアするためのロボットを制作するロボコンです。今回は260Aということですが、そう、廃炉ロボコンには電流制限がありません。つまり、回路でとれる電流が多ければ脳筋でモーターを回すことができます。(←限度はあります。)ということで今回ロボコンで使われるような電源基板を作ってみました。
仕様
詳しくは言えませんが、不随するほかの回路の個数からこのように作りました。
- 電力供給ポート16個(XT60×14, Xh2×2)
- XT60一つから最大60A
- Xh2一つから最大3A
- 非常停止接続用コネクタ2個(Xh2)
設計
KiCadを使用しました。バージョンは5.1.9です。
余談なのですが、私のノートパソコンでKiCad6以降を使用するとこのような画面になり設計ができません。何度入れなおしても治らず、デスクトップPCに入れてみたところ正常に動作します。対応策を知っている方がいらしたら教えていただきたいです。
話がずれてしまい申し訳ございませんでした。
回路図
非常停止でオンオフするために使うFETとして今回は"IRLB3813PbF"を使います。データシートから分かるようにこいつは260A、一瞬なら1050A流せるようになっています。
PCB
今回配線としてはFETのゲートにつながるところを除くと一部260A通るところが出てきます(酷使したら)。電流は、配線幅1㎜に対して1Aとなっているので単純計算260mmの配線幅が必要になります。そんなに配線幅を太くできないので、今回は基板の裏面にランドパターンを作りそこにはんだを流し込み無理やり配線幅を大きくして電流を流そうと思います。KiCadだとMaskレイヤーがそれになります(二枚目の画像)。表と裏は適当にビアで接続しています。
発注
発注はもちろんJLCPCBさんを使用します。発注の方法についてはこちらを参照ください。
動作確認
基板が届き、実装が終わり次第書きます。
最後に
一関高専機械技術部ではJLCPCBのスポンサーシップに参加させて頂きました。参加することで作成した基板の代金を割り引いていただいております。有難うございます。
JLCPCB様は、基盤制作、部品実装、3Dプリントなどのサービスを提供している会社です。
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