2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Windows7を起動すると黒画面になりマウスのカーソルだけが表示される。

Posted at

 リモートデスクトップでWindows7のパソコンにログインしたら、黒い画面になって何も操作ができない。
 という状況があったので、対処方法のメモを残します。

状態:
 リモートデスクトップを起動して、ログイン情報を入力して接続すると、黒い画面とマウスポインタだけが表示されて他の何も表示されません。
 マウスポインタは動くけど、メニューは何も出ないそうです。
 お問い合わせをくれたユーザーは、実は別件(商用サービス)で障害が発生中だったみたいで、そのリモート先のコンピューターは緊急で使いたいということでした。
 そんなわけで、僕はリモート先のコンピューターは、即座に使用可能な状態にする必要がありました。

 ちょっと試しに僕もリモートしてみると、ご申告のとおりの状況でした。
 現象が手元で再現したわけですから、対処しましょう。

1.Ctrl+Alt+Delete(リモートデスクトップなので実際に押すのは'End')が機能せず、メニュー画面が開かない。

2.Ctrl+Shift+Escを押下してタスクマネージャーを開く。
 タスクマネージャーが動作していたので、ここからオペ開始です。

3.タスクマネージャーの「ファイル」メニューの「新しいタスクの実行」を押下します。
 ここで、cmdと打てば、コマンドプロンプトが開きます。
 修復が目的なら、ここから修復開始なのですが、今回はすぐにでも使いたい人がいるので、別のことをします。

 症状から、きっとユーザープロファイルの何かが壊れている状態だと思われるんですが、完全に破損しているなら、そもそもログインができずに即座にログアウトされるはずですので、ユーザプロファイルが不完全な状態にあるんだと思われました。
(NTUSER.DATがない。とかじゃなくて、Desktop.iniが壊れてるとか参照できないとかじゃないでしょうか?)
 ちなみにこういう症状の時のMicrosoftがおすすめする対処方法はここのURLを見ると書いてあります。
 https://support.microsoft.com/ja-jp/help/14039

 これが通用する人としない人がいると思うので、僕はコマンドプロンプトを開いて、"rstrui"を入力して、システムの復元を試すことをお勧めします。
 再起動が必要になるのでリモート操作だとドキドキが止まらない方法ですが、うまくいく可能性が一番高いと思います。

4.「新しいタスクの実行」でexplorer.exeを指定して実行する。
 エクスプローラーが開くかどうかを試す、というより、本来動いていなきゃいけないWindowsのバックグラウンドのプロセスとかに刺激を与えるのが目的です。
 今回は、これがうまく働き、タスクバーやデスクトップに配置されていたはずのアイコンが復元されました。

5.ログオフせずにセッションを切断した状態でユーザーに引き渡す。
 ログオフしてしまうと、4.までの操作の状態が残らないので、リモートデスクトップを終了して、ユーザーにログインを試してもらいます。
 僕の操作した状態がそのままユーザーに引き継がれるので、ユーザープロファイルはきっと壊れたままですが、そのまま操作をしてもらいました。

 時間がない、ちょっとコンピューターの再起動はしたくない。みたいなときにはこの方法が使えると思います。

 働き方改革で在宅勤務が一般的になると、どんな構成なのかは別として仮想デスクトップの利用が増えるとユーザプロファイル破損はいろいろ致命打がありそうですよね。
 そういえば、去年あたりに耳にしたAzureのWVDはもう詳細が発表されたんでしょうか?

※便利なショートカットキーの一覧。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AD%E3%83%BC%E4%B8%80%E8%A6%A7

 WindowsOSとMacOSのショートカットはいくつか覚えておくとぱっと使えて便利です。

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?