こんにちは。すずともです。
すずともは某高専のロボット部のOBで、現役時代には一応部長もやっていました。
ロボコンを4年間(弊高専は1~4年までロボコンに参加することになっている)やってきた上で色々あったので、個人的な考え等をまとめていけたらなと思っています。
「煽り」文化とは…
皆さん。**「煽り」**って聞いて何を思い浮かべますか?
最近だと「煽り運転」とかですかねぇ。
弊部には**「煽り文化」**っていうのがあります。まぁ簡単に言うと後輩が先輩(逆でもいいけど)を煽って焦らせるというものです。
一般的に煽りという言葉にはあまりいい印象がありませんが、僕の中でこの「煽り文化」はロボコンにとって良いものではないかと思っていました。
簡単にメリットをリスト化するとこんな感じ。
- 後輩が先輩に言いやすい環境を作ることで、先輩が気づかないミスや、新しい発想に気づける。
- 煽ることで相手を焦らせ、納期内に作らせる(又は遅れている物を進ませる)
- **煽られたくない!**という思いから煽られないようなものを作るようになる(より良いものを作るようになる)
煽っている側はストレス解sa...
とまぁこんな感じでしょうか。現役のころはもうちょっとあった気がしますがいろいろ忘れていますね。
なぜ煽り文化ができた?
僕が高専1年でロボット部に入部したころ、やべー先輩たちとかやべー先輩たちとかがいたんですよね。んで、その人たちは僕から見たら煽りあっていたんですよねww。でも、その人たちはみんなすごい人たちだから煽られてまたいいものを作るんですよねぇ。
そして、僕もロボットとか見てここおかしくない?とか、この機構にこれ使ってるの???とか結構言ってたんで、先輩とかといろんな意味で仲良くなれましたね。(まぁそんなことやってるうちに同学年の人たちは半分ぐらい辞めちゃいましたけどwww)
そんなこんなで、僕自身が煽り文化ってなんかいいのかもしれないと思っていて、自分が先輩・部長の立場になっても後輩の煽り行為をあまり注意しなかったり、自分も後輩煽ってたりしたので、「煽り文化」が定着したのかなと考えてみます。
記事を書きながら思いましたが、自分は怒るのが苦手なので、怒る代わりに煽ったっていう面が一番大きいのかもしれません。
現状の煽り文化
最近、部室に顔を出す機会があって、いろいろ雰囲気とか見ていたのですが、現状の煽り文化の実態はこんな感じ
- 後輩は先輩に普通にタメ口を使う(煽る煽らない関係なしに)
- 煽られても特に何も思わない(笑って過ごす!?)
- 煽り相手のことを尊敬していない
まぁ、ごく一般的な「煽り」行為ですねww。
一年前に部長をしていた身でありながら「これはやばいな」と痛感しました。
「煽り文化」って善なの?悪なの?
本題である善悪の問題。
一週間前の僕であれば**「善!」って言ってましたが、今の僕なら「悪」**といいますね。
というのも、僕が今までしてきた煽りっていうのは、自分の中での解決策を持ったうえで相手に問題のみを伝えるという行為なんじゃないかと思ったからです。
「最近の若い子は…」って言われるように、今の子(自分もそうですけどw)はあまり考えない癖がついているんじゃないかなと思います。これは今まで後輩を教育してきた経験からも言えます。(ここに関しては長くなりそうなので気が向いたら別の記事にしてみようかな…。読みたかったらコメントください)
なので、煽ったとしても、煽られたことに気づかない・問題点を問題と思わない・問題点の解決法が分からないといった感じで結局は放置されるんですよね。だから「煽り」の悪い部分のみが今の部活に残ったと。
煽り文化に変わる新しい文化
今まで煽り文化を肯定してきた身であり、今後否定していくには煽り文化に変わる新しい文化(体制)が必要ですね。
さっき出した煽りの解釈「自分の中での解決策を持ったうえで相手に問題のみを伝える」自体の問題点は「相手に問題のみを伝える」という部分にあると思います。今の子は問題のみを伝えたって何もしてくれません。なのでここは〇〇じゃなくて××にしてみたらどう?とか、もっと厳しめにここは〇〇じゃダメだから××にしなさいという感じにしてもいいかもしれません。とにかく自分が持っている解決策をぶつけてみるっていう体制・意識が大切なんじゃないかなと思います。
昔の煽り文化が通用しなくなった理由
ちょっと本題からずれますが、これについても自分の考えを少し書いてみましょう。もし後輩くんが見ててくれたら、自分の思いを見直してみてね。
※ちょっとオーバーに書いてますのでお手柔らかに…
人は内面と外面に分かれています。それぞれ真面目だったり遊んでいたり、アホっぽかったりする面があります。
僕の先輩の各面の割合はこんな感じ
- 外面:エロ系の変態w 50%、技術系の変態 30%、アホ 20%
- 内面:エロ系の変態 20%、真面目 80%
内面にある「真面目」は外面には出ていないのですね。一見するとダメな奴っぽいですが、真面目かどうかは制作物で分かります。先輩が作るロボット・プログラムは皆綺麗だった。美しかった。かっこよかった…
僕はこの真面目な部分を感じていたのですが、今の後輩たちは「外面」しか見ていないので、先輩たちは遊んでばっかじゃないかと感じていると思います。でも本当は真面目なんだよね…
そんな外面しか見ていない後輩たちが、今や先輩の立場。大先輩を見習って今の先輩たちは「外面・内面共に:エロ系の変態 50%、技術系の変態 30%、アホ 20%」。そんな先輩をみて後輩たちはどうなるでしょうか?想像つきますねwww
まぁこんな感じで先輩たちの「内面」があまり見れていないのかなと思います。
だから、先輩に対する尊敬の意が無くて、単に悪の「煽り」になっているんですね。
さいごに
全然まとまってないのですが、深夜テンションで書いていてそろそろ寝たいので締めます。
そもそも僕は色々と深く考えてしまう癖があって僕は本当に部長でよかったのだろうか…と常々思っています。僕が部活にしたことはざっとこんなかんじ
- 自分が怒れないせいで煽り文化を作ってしまった。
- 自分が色々改善できるのではと思って変えちゃったからぐちゃぐちゃになっちゃって部活がまとまらなくなった。
- そもそも自分が入ったときはちゃんとしていたので、今ちゃんとなってないのは自分たちのせいなのでは…
まぁこんな感じでネガティブな考察しかしてないのですが、その中でも特に理由がしっかり組み立てられたものを綴っていこうかと思っています。
この記事もその一つ。
ちなみに僕の外面は「いい人のまねをする 100%」で生きています。(内面はお察し…)
もう少しで弊部のロボコン地区大会。頑張れぇ~~
ではおやすみなさい。