Chorusとは
これです→ Chorus BPM
5/21に開催された、「SS&C Blue Prism Chorus - Roadmapping the Future of Process Automation」の聴講メモです。
↑のURLからオンデマンドで視聴できます。いつまでかはわかりませんが、少なくとも次回ウェビナーまでは見られるはず。
Chorusの市場における地位と評価
Chorusは、Everest Groupの「プロセス・オーケストレーション PEAK Matrix 2025」において「Leaders」として選出されました。

- ハイブリッド・ワークフォースのオーケストレーション
人間、デジタルワーカー(RPA)、そしてAIエージェントを統合して管理する能力 - 高度なケース・ルール機能
複雑なエンタープライズ・プロセスに対応する深いケース管理能力 - エンタープライズ・ガバナンス
監査トレイル、アクセス制御、例外処理における高い信頼性 - スケーラブルなAPIファースト・アーキテクチャ
大規模環境に耐えうる拡張性
Chorusの核となる進化「アダプティブ・オーケストレーション」
2026年のChorusは、従来の定型的な(Deterministic)プロセスから、AIエージェントやLLMを活用して状況に即応する「 アダプティブ(適応型)・オーケストレーション 」へと進化します。
- AIエージェントの統合
エージェントを新しい「労働力(Workforce)」として定義し、人間やシステムとシームレスに協調させる - 信頼性の担保
AIの判断をブラックボックス化せず、コンテキスト(文脈)と信頼(Trust)を基盤としたプロセスを構築
主要機能のロードマップ
メール処理の劇的効率化「Email AI」
Chorusにネイティブ統合されるEmail AIは、メールの受付から分類、データ抽出、適切なキューへのルーティングまでを数秒で完了させます。
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Version 1.0 EA (2026年1月)
- 分類、抽出、Chorusワークアイテムへのルーティング
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Version 1.0 GA (2026年7月)
- ChorusおよびBlue Prism RPA(BPE/BPC/Work HQ)との統合
- 遅延を防ぐための非同期AIゲートウェイ呼び出しを採用→ パフォーマンス向上
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Version 2.0 (2026年Q4)
- マルチテナント対応
- データ・オブジェクト駆動の非同期通信
- 運用ダッシュボードによるトークン消費量やスループットの可視化
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将来の統合予定 Version 3.0
- 文書抽出(IDP)とEmail AIを統合した、独立した製品として統一インテリジェンス・エコシステムへの進化
データ基盤の統合「データ・オブジェクト(Data Objects & Models)」
プロセス、サービス、UX Builder間で複雑なデータを一貫して管理・永続化するための新基盤。
- リリース 26.1 (2026年7月)
- JSONベースの専用デザイナー。スキーマ検証、バージョン管理、ライフサイクル管理機能を搭載
- 定義をポートフォリオ全体で再利用可能にする
👉 手動のデータマッピングを排除し、メンテナンス・オーバーヘッドを削減。監査ログの検索性やデータ系統(リネージ)の管理を強化する。
- リリース 26.1.1 (2026年11月)
- エンドツーエンドのデータ系列(Lineage)の可視化
- 監査ログの検索機能により、データがいつ誰によって変更されたかを完全に追跡可能
Chorus Co-pilot (Process Generator)
実装コンサルタントや設計者の効率を最大化する生成A支援機能。
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リリース 26.1
- 自然言語からプロセス生成、AIモードと人間モードの切り替えをサポート
- MVP(26.1)の範囲
- キュー、ステータス、ゲートウェイなどのプロセスの骨組みを自動生成
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リリース 26.1.1
- サービス設計、エクスプレッション・ビルダー、データ・オブジェクト駆動の設計まで支援範囲を拡大予定
連携とガバナンスの強化
システムとエージェントの連携(System-Agent Collaboration)
Chorus / Agent / Human-AI
AIを呼ぶのでなく、AIエージェントを新たなワークフォース要素としてProcess部品化。
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マルチエージェント呼び出し
- AWS BedrockやWorkHQのエージェントをプロセスから直接起動
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Cognitive History(認知履歴)
- 「コグニティブ履歴(Cognitive History)」タブの新設により、AIエージェントが下した判断、使用したトークン、引用元を記録し、CSV/PDFでエクスポート可能にすることで、AIの判断に対する透明性と監査性を確保
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例外処理とレジリエンス
- エージェントが閾値内に応答しない場合のSLA設定や、人間へのルート変更(HITL)を組み込み、コンプライアンスと制御を維持
人間とエージェントの連携(Human-Agent Collaboration)
UX Builder
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エージェント応答レビュー(Response Review)
- AIの回答を人間が確認し、修正やフィードバックを行う「Human-in-the-loop」機能を提供
- コンテキストリンクにより、AIの判断根拠を透明化
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UX Builderの進化・統合
- フォーム内にAIチャットを埋め込み、双方向のデータ交換を実現
- 複雑なシステム統合を簡素化し、データ・オブジェクトによる入力・出力をサポート
その他のプラットフォーム拡張
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Chorus Connect
- コンタクトセンター業務を統合する。NICE Telephonyとの統合により、着信時の発信者特定、通話要約、感情分析に基づいた「次にとるべき最善の行動(Next Best Action)」の提示
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IDP(インテリジェント・文書処理)
- 構造化文書(Document Automation)、半構造化文書(Decipher)、非構造化文書(AI Gateway)を使い分け、単一のUIで包括的な文書インテリジェンスを提供
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BPPI (Process Intelligence)
- 10億イベントの注入に対応するエンタープライズ・スケールへの拡張。リアルタイムのプロセス最適化を実現
- エージェント・インテリジェンス
- タスク・インテリジェンスに加え、エージェントのパフォーマンス分析への焦点を強化する。
今後の主要スケジュール
- 2026年7月: リリース 26.1 (Email AI GA, Data Object Designer, Co-pilot)
- 2026年11月: リリース 26.1.1 (WorkHQ統合, データ系列の監査)
- 2026年7月: 次回ステークホルダー・ウェビナー開催予定
まとめ
2026年のChorusは、従来のオーケストレーションに「エージェント」という動的な要素を組み込むことで、ビジネスの俊敏性と回復力を高める方向へと舵を切っています。
信頼できるワークフォースの一員として、ガバナンスを維持したままプロセスに統合することが可能になると述べています。
スピーカーがインテリジェント・オートメーション(IA)製品担当のバイスプレジデント(Patrick Tyne氏)や、プロダクト担当のシニアディレクター(Kavitha Chennupati氏)であることから、SS&C Blue PrismがAIを単なる付加機能ではなく、今後の製品戦略の「核」として位置づけていることが伺えます。
Trusted AIやガバナンスについて、責任者がちゃんと尺を取って述べていることからも、堅牢性や監査の面をアドバンテージとして重視していることが読み取れます。
終わりです
次回のChorusロードマップウェビナーは7月だそうです。
また聴講して内容を書きます。WorkHQ統合やCo-pilotの話が聞きたいです。