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TensorFlow2.0Advent Calendar 2019

Day 23

TensorFlow2.1が来た!

Last updated at Posted at 2020-01-11

はじめに

こちら、Tensorflow2.0のアドベントカレンダー最後の記事になります。(大遅刻)
Tensorflow2.0がリリースされた!と思ってたら次にTensorflow2.1がもう来ていたので、
ここに変更点や進化したポイントをReleaseNoteに基づいて書きます。

メイントピック

  • GPUパッケージ統合
  • Cloud TPUサポート
  • Ragged TensorのDatasetサポート
  • Python2での最後のリリース

GPUパッケージ統合

Tensorflow2.1からは、わざわざtensorflow-gpuを入れていたのがなくなり、
pip install tensorflowだけでtensorflowがGPUサポートになります!
これで、混乱などもなくなり、よりスマートな印象になりましたね。

kerasAPIのCloud TPUサポート

GCPにはCloudTPUという機能があります。Colabratoryにも一応TPUの項目もありますよね。
Experimentalですがkeras.fit,keras.predictなどのkerasAPIで
CloudTPUが使えるようになったとのこと。
昔はkeras.fitする前に色々やらなきゃいけなかったり、
そもそもColabratoryでは使えなかったりと(こちらの情報)
色々と面倒だったとのこと。これが改善されてTPUフレンドリーになっていくのはいいですね!

Ragged TensorのDatasetサポート

Ragged TensorがいよいよDatasetで扱うことができるようになり、
以下のようなことができるようになりました。

Ragged_Tensor
rt_x = tf.ragged.constant([[1,2,3],[],[1,2]])
x_data = tf.data.Dataset.from_tensor_slices(rt_x)

for x in x_data:
    print(x)
結果
tf.Tensor([1 2 3], shape=(3,), dtype=int32)
tf.Tensor([], shape=(0,), dtype=int32)
tf.Tensor([1 2], shape=(2,), dtype=int32)

これで自然言語処理とか、RaggedTensorの様々に活かせる場面が増えるかもしれません。

Python2サポートはこれで最後

TensorFlow 2.1 will be the last TF release supporting Python 2. Python 2 support officially ends an January 1, 2020. As announced earlier, TensorFlow will also stop supporting Python 2 starting January 1, 2020, and no more releases are expected in 2019.

とのことで、最終的にTensorflow2.1にて、Python2のサポートが終わるということになります。
まぁ、Python2どんだけ長寿なんだよってくらいには長生きしてますし、
公式サポートだって伸びたとはいえ、2019年で最後となっていましたので、
そろそろPython3へしっかり移行したいですね。
(その前にGoogleにはGcloudSDKのPython3ネイティブ化をして欲しいんですが...)

おわりに

今回はメイントピックのみを上げさせて頂きました。
今後もReleaseがあったら、こうして記事に載せようかと思いますので、よろしくお願いいたします。
(本当はもっと細かいところまで書きたかったですが、知識不足で申し訳ないです...)

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