Arduino用のECHONET Liteライブラリを作って見ました。
下記にサンプルとともにおいてあります。
- (追記)ライブラリをアップデートし,M5stackの場合について記述しました。
どんなもの?
このライブラリはコントローラというよりはデバイスになることを想定しています。
サンプルは一般照明オブジェクトになっていて,ArduinoについているL9のLEDをON,OFFできます。
電源がはいるとDHCPでIPをとってきて,LCDにIPを表示します。
ここでは簡単に使い方を紹介します。
環境・準備
必要に応じてLANケーブルやブレッドボードなども必要です。
- Arduino + Ethernet (サンプルと写真はArduino Ethernet R3)
- LCD(AQM0802A) (ピッチ変換した完成品が使いやすいでしょう)
- 秋月: http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-09109/
- SwitchScience: https://www.switch-science.com/catalog/1407/
サンプルの実行手順
簡単4ステップで実行できます。
- 上記のURL(Github)からソースをダウンロードします。
- 適当なフォルダに展開します。
- EL_dev_arduino.ino(18行目あたり)を編集して, macアドレスを適切なものにします。
EL_dev_arduino.ino
// macアドレスは商品別で設定する必要がある。 |
byte mac[] = { |
0x??, 0x??, 0x??, 0x??, 0x??, 0x??}; |
- 実行します。
- IPアドレスが表示されればOK!
動作テストの方法
ECHONET Liteコントローラのアプリケーションで制御できます。各環境のおすすめを下記に記します。
- Windows なら下記URLにある「Super Speed Node Generator for ECHONET Lite Ver.3.0.1」が良いでしょう。
- SSNG: https://smarthouse-center.org/sdk/download/
- iOS なら下記URLのSSNG for iPhoneか,EL Lightingがよいでしょう。
- SSNG for iPhone: https://itunes.apple.com/jp/app/ssng-for-iphone/id1076467789?mt=8
- EL Lighting: https://itunes.apple.com/jp/app/el-lighting/id1296697112?mt=8
ZIPの内容
下記の4モジュールでできています。
- EL_dev_arduino.ino: サンプル
- EL.h, EL.cpp: ECHONET Lite プロトコルのクラス
- ELOBJ.h, ELOBJ.cpp: ECHONET Lite デバイス状態を保存しておいてあげるクラス
- LCD.h, LCD.cpp: DHCPで取得したIPを表示するためのLCD制御クラス
自分で新しいデバイスを作りたい場合はサンプルを書き換えていけば大丈夫です。
参考文献
- エコーネットコンソーシアム: https://echonet.jp
- ECHONET Lite入門 スマートハウスの通信技術を学ぼう!: http://amzn.asia/fIyglVQ