概要
みなさんはどのようなキーボードを使っているでしょうか?私は、日本語配列の分割キーボードを好きで使っているのですが、普及が進んでないせいか市販のものではキー配置がかなり限られるか英語配列になってしまいます。そのせいで、MMOゲームをプレイしているときは普段と別のキーボードを使っており、かなりもどかしいです。
そんな時にTwitter(X)で自作キーボードに関するツイートを見かけて、「これしかない!」と思い自作に至ります。
結局は失敗してしまったのですが、作成するうえでの工夫点や失敗しやすい点などがわかったので最後まで見ていってください。
今回動くはずだったキーボード
キーボードのリンク
ビルドガイド
ビルドガイドに未記載で使用した工具類
- 極細のマジック
- 基盤の細かい部分を塗る
- ガンプラの墨入れを転用
- エアダスター
- 削りかすを飛ばす
- ハンダ吸取器
- 家にあったので使ったが便利だった
作成までの大まかな流れ
- 購入した部品の確認
- 基盤の切り離し、加工
- スイッチソケットと基盤のはんだ付け
- プレートとキースイッチの取り付け
- キーキャップの取り付け
- ファームウェアの書き込み
- 動作確認
購入した部品の確認
キースイッチはもともと青軸のクリック感が好きだったのと、人と生活することなどを考慮して、静音タクタイルの中から以下を選択しました。
また、スイッチを選択するうえで参考にしたyoutubeは以下です。
基盤の切り離し、加工
ラジオペンチなどでぽきっとやるだけで取れました。ただ、切り離し後のゲート跡のようなものが気になる・・・
やすりがけをして、マジックで黒に塗りました。この時の注意点なのですが、細かい目でつるつるに仕上げると色が乗りづらく、むらが出てしまいます。同じ方法をとる場合、ある程度荒い目で磨いたほうがいいかもしれません。
スイッチソケットと基盤のはんだ付け
大学の物理学実験以来のはんだ付けです。どきどきしながらまずはソケットと基盤を軽く温めて、はんだを流していきました。(床でやってますが作業マットを買ったほうがよさそう)
プレートとキースイッチの取り付け
その後、ソケットをつけた基盤にはめ込みますが、はんだ付けが甘かったようでソケットがいくつか外れてしまいました。
改めてはんだの付け直して、全部つけ終えました!
キーキャップの取り付け
最後にキーキャップを取り付けて・・・、うおおおおお!できました!感動!
組み立て自体が容易そうなものを選んだのもありますが、かなり簡単で楽しくできました!
ファームウェアの書き込み
ファームウェアを書き込んでキーマップを登録します。まず、ビルドガイドの注意点を読んでみましょう。
次にファームウェアの書き込み方法です。指示通り左右それぞれに書き込んでいきましょう。
赤丸の部分から接続するっぽいです。
では、QMK Toolboxというソフトウェアをインストールしていざファームウェアの書き込み。
左側のキーボードは普通に書き込めました(接続後、Flashを押下)
右側のキーボードを書き込むときAuto-Flashというのが気になり「接続するだけでFlashしてくれるのかな?」という興味でチェックを入れました。想像通り接続するとうまくFlashしてくれたようでした。便利!
動作確認
最後に動作確認です。
実際に接続するとのことで、Auto-FlashにチェックしてあるQMK Toolboxを閉じます。
(ここでクリックをし間違え、ウィンドウの下に隠れただけになる)
ヨシ!動作確認するぞ!ブスッ!
次の瞬間、左右のキーボードがつながったままFlashされてしまいました。
動作確認をしましたが、どのキーも反応せず悲しみに暮れるのであった。
まとめ
- 基盤のやすり掛けと黒く塗ったのは、ビジュアル面にかなり貢献していると思う
- やすりのかけ方は少し考えたほうがいいかも
- はんだ付けは甘いと結構取れる
- 故障するかもしれないと書いているのに、Auto-Flashにチェックを入れないほうがいい
- 失敗したけどなんだかんだ楽しくできた!
今後
というか、電子工作?結構楽しいですね。ラズパイなんかも気になったりしました。
作り直しました!