#はじめに
AWS EC2(Ubuntu)を用いてEC Cube4を構築するまでの道のりをメモとして残しておきます。
Route53を使った独自ドメインの適用やSSL化、SESのメール配信についても触れています。
#リージョン選び
まずはリージョン選びから始まります。
リージョンによっては値段が変わったり、使える機能が変わります。
例えばメール配信サービスのSESでメールが受信できるリージョンは執筆時点では限られており、日本だから東京リージョンというのは気が早いかもしれないです。
下記リンクの記事によると、米国東部(バージニア北部)リージョンが早くから新たなサービスが使えることが多く、特に理由がなければこのリージョンを選ぶとよいみたいです。
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-54.html
#メインとなる記事
EC2のインスタンスをどれを選ぶかでLinuxの中でも必要なコマンドが変わります。
ちなみにAmazon Linux2はCentOS系のコマンドみたいです。
基本的には以下の記事を参照すればある程度は作れるのですが、ときどき詰まったり足りないことがありました。
メインとなる記事(CentOS系)
https://xp-cloud.jp/blog/2020/12/10/9070/
Ubuntuの場合
https://www.mahirokazuko.com/entry/2020/01/03/235548
##Linuxコマンド
https://qiita.com/arene-calix/items/41d8d4ba572f1d652727
##Vimコマンド
https://qiita.com/hide/items/5bfe5b322872c61a6896
##Ubuntu で apache2のDocument rootを変更する方法
https://qiita.com/bluesDD/items/3cf77298ece0c83e9968
#Apacheの再起動・起動・停止コマンド
https://deep-blog.jp/engineer/12315/
[再起動]
sudo service apache2 restart
[起動]
sudo service apache2 start
[停止]
sudo service apache2 stop
##Elastic IPアドレス(固定IP)
そんなに難しくないので公式ページ
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/elastic-ip-addresses-eip.html
##Route 53(独自ドメインとIPアドレスの紐づけ)
https://avinton.com/academy/route53-dns-vhost/
Route53は無料枠がなく、毎月$0.5かかります。
##SSL化(Certification ManagerとElastic Load Balancing)
https://www.leon-tec.co.jp/blog/yoshida/7570/
SSL化は永久に無料だけど、ELBの方は12か月の無料期間後有料。
##phpのページがソースしか表示されないとき
https://qiita.com/niQSun/items/0ec27c2eaa185a682827
##SES(メールの送信)
一斉にメールを送るためのサービスで一部リージョンのみ受信ができる。
受信はできるけど、読めるとは言ってない。(S3にメールをためて、ハッシュ化されたような文字列のファイルをダウンロードして、ファイルの拡張子を変更して初めて読めるようになる)
https://qiita.com/leomaro7/items/1f17e17162f0829c20e5
WorkMailという普通のメールサービスは毎月$4なので、こっち使うのもあり(もちろん受信したメールを読める)。
https://aws.amazon.com/jp/workmail/
(参考)Lamdaを使ってほかのメアドに転送する方法
https://skill-up-engineering.com/2019/06/15/amazon-ses%E3%81%A7%E3%81%AE%E5%8F%97%E4%BF%A1%E2%86%92s3%E2%86%92lambda%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%BB%A2%E9%80%81/
##Webインストーラー
公式の設定方法
固定IPを打つだけだけではphpのソースが表示されたので、http://から打とう。Route53の設定が終わっていれば、独自ドメインでもOK。
https://doc4.ec-cube.net/quickstart_install/web-installer
##CSSをカスタマイズするためにnode.jsをインストール
https://www.digitalocean.com/community/tutorials/how-to-install-node-js-on-ubuntu-20-04-ja
##Scssのビルド方法(カスタマイズ)
https://doc4.ec-cube.net/design_sass
ビルド時のコマンド
npm run build # scssをstyle.cssとstyle.min.cssに書き出します
##CSSカスタマイズしても反映されないとき
スーパーリロードは必須
Windows:CtrlキーとF5キーを同時押し
Mac :commandキーとshiftキーとRキーを同時押し
#あとがき
無料期間の12カ月を過ぎた後はレンタルサーバー使った方が安いし、作るのがめちゃくちゃ大変なので、さくっと作りたい人はクイックインストールができるレンタルサーバーを借りた方が圧倒的に楽。
あと、AWSはググれば情報がたくさん出てくるから開発はしやすかった(途中いろんなところで詰まったけど)。
全ての工程を自分自身で組み立てるので、エンジニアとしての勉強としてはありかも。