概要
ニューラルネットワーク実装用にTensorFlow+kerasの環境構築の備忘録を記す。Chainerも整えてみたけど、情報量的と開発環境の構築のしやすさからこちらを選択した。
ここで、kerasとあるが、現在TesorFlowにはデフォルトでkerasが入っているので、最新版のkerasを使用したい場合以外は特に気にする必要はない。
導入ソフトウェア
ここでは、GPU版を利用することを前提とし、以下のソフトウェアを導入する。cudnnはCUDAのバージョンに合わせて導入すること。
- Anaconda
- CUDA(v10.1)
- cudnn
CUDA・cuDNNのインストール
CUDAのバージョンは使用するtensorflowのバージョンに合わせて導入する。CUDAはインストーラに従いインストールし、「C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.1\bin」をPATHに登録する。
Anaconda・tensorflow-gpuのインストール
Anacondaも基本的にはインストーラに従いインストールすればいい。その後、enviromentにてtensorflow-gpuをapplyする。今回対象とするtensorflowには、デフォルトでkerasが入っているため、最新のkerasが必要でない場合はこれで十分である。
動作確認
anacondaの環境にて(anaconda plomptやspyderなど)にて、以下のコードを実行する。
from tensorflow.python.client import device_lib
print(device_lib.list_local_devices())