TL;DR
- ESP32について
- ESPマイコン用の開発環境の構築
- とりあえずLチカやってみる
2番煎じではあるが、自身の取り組みとして記録に残す。
ESP32について
基本的な情報は、 ESP32 Wiki 等を参照してほしい。
ESP32シリーズは、WifiとBluetoothを内蔵する低コスト・低消費電力なマイコンである。
筆者がこのマイコンを利用している理由は、以下の通りである。
- 小さい!(10円玉と比較した添付画像参照)
- 安い!(1480円 ※arduino nano でも3000円弱)
- 電池の減りが少ない!(ウェアラブル用途のIoTにはもってこい)
- MicroPythonが使える!(組み込み用ソフトにPythonが使えるので実装が簡単)
また、昨年からInterface(CQ出版)にて、ここ1年はこのマイコンの特集が上がっている(ちなみに2019年5月号も特集が組まれている)。そのため、ArduinoやRaspberry piには劣るものの、情報量も多くトラブルの際はググれば大抵のことは出てくる。
1点想定外だったのは、一般的なブレッドボードが使いにくかったこと(※あくまで個人の感想)。基本的にブレッドボードは左右5ピン分の穴が開いているが、ESP開発ボードの”ESP32-dev-kitC”は横幅が9ピン分あるため、片側は実質使えない・・・(”ブレッドボード esp32”で検索すると、同じことで悩んでいる人もいた)。
開発環境の構築
OS: windows 10
筆者は以下サイトを参考に環境の構築を行った。
ESP32(ESP-WROOM-32)でLチカ
-
ArduinoIDEのインストール
開発ボード(ESP32-dev-kitC)を購入された場合、ArduinoIDEのインストールだけ行えばOK。
※今ならDockerを使えば、さらに容易になると思われるので、どれほど容易になったかいずれ試したい -
ESP32ライブラリの導入
こちらのブログの”Arduino core for the ESP32”の項を参照しながら、ライブラリのインストールを行う。 -
ESP32ライブラリの確認
ArduinoIDEの「ファイル」タブ→「スケッチ例」と進め、"ESP32 dev module用のスケッチ例”という項目があればOK
とりあえずLチカやってみる
最後に、電子工作の”Hello world”ことLチカを行う。
このサイト(ESP32(ESP-WROOM-32)でLチカ)の写真のまま接続するだけでよいが、もし点滅しなかった場合は、LEDのアノードとカソード(プラス・マイナス端子)を逆にさしている可能性がある(壊れたりはしないので、刺してみて点灯するか確かめてもよい)
なお、コード内で定義している”LEDPIN"はLEDを繋板とマイコンの端子の番号を書けば良い。
# define LEDPIN 4
void setup() {
pinMode(LEDPIN, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(LEDPIN, HIGH);
delay(125);
digitalWrite(LEDPIN, LOW);
delay(375);
}